この前生徒さんから
「先生、英語が上手ってどういうことなんですかねえ?」
と何気ない質問があり、考えれば考えるほどすごく興味深いって思いました。レッスンではもちろん英語でこの質問を二人でいろいろ話し合った結果、
「よく分かんない表現だね」
という感じで着地(笑)
言語の上手・下手
そもそも、言語に上手、下手というのはない気がします。
発音に関しては一見ありそうですが、基礎の音や舌の位置などに沿って音を出すか出さないか…なので、これも結局上手、下手というよりは、基礎に沿ってるか沿ってないか…になりますよね。
「英語っぽい発音」
「日本語っぽい英語の発音」
「英語っぽい喋り方」
「日本語っぽい英語の喋り方」
などなどの表現がありますが、これらは音の聞こえ方とか喋り方の印象ですよね。
となると、やっぱり「英語が上手」という表現は、とっても不思議な表現だなあ(笑)
いい感じの英語
ここで私が英語を聞いてて、「いい感じだわあ」と思わず関心・感動してしまう話し方を紹介しますね。
1.「とりあえず定型文使っとけ」じゃない話し方
2.感情と文章が合ってる感じの話し方
3.伝えたい事を諦めない姿勢
👆の3つですが、これは英語のレベルは関係ないです。初級、中級、上級、もっと言えばペラペラ、ネイティブも含めてです。
補足説明しますね。
《1》
習ったものを使いたいというのはは当然!ただ、「暗記して使う」という機械的な使い方をされる方が結構います。そういう使い方をすると、もれなく「取ってつけた感じ」になるんですね。感情が入らないから。なので、丸暗記したとしても、どういう時に使われる表現なのかということをもっと理解し、それに少し感情を入れて使ってみましょう!
一例ですが、前回の謎のI’m fine, thank you.ってあったじゃないですか?この部分のthank youが、ほとんどの場合無感情(機械的)だったりするんです(笑)これは多くの人が暗記して機械的に使ってるからなんですよね。それが理由に、このやりとりは初級の人でもスラっと出てくるんです(笑)
《2》
感情が湧いても、ちゃんとした文章を作らないと!に意識が持って行かれ、文章が出来た時には感情が薄れてる。。。という場合もよくあります。
例えば、Yes, I do.と言いたいところが、その場ではYESしか頭に浮かばない時は、YES!だけをまず感情と一緒に伝え、その後「ああ、I doつけるの忘れた」って思えば、シラーっと、Yes, I do.って後から言い直せばいいだけです。
英語は一発勝負のゲームではないので。
《3》
「これは言えないや」「これは無理だろうなあ」って思っても、なんとか違う言い方はないかなあ。。って頑張ってる人を見ると、私は無条件に感動するんです(笑)そして全身全霊でその人が言いたい事を最後まで言えるようサポートしちゃいます。
「言えるか言えないか」又は「無理か無理じゃないか」は生徒さんでは判断できないんですよね。なぜなら、英語でそういう表現をした経験がないから。経験がないと分からないのは当然ですよね。なので、学習者の皆さん、極力自己判断せず、しっかり先生を頼ってくださいね。
頼ってもらうと、「ああ、私でも言えるじゃん!」という結果がほとんどなので!
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