少し勇気が必要な海外経験。今年こそは！と考えている方もいらっしゃるかと思います。
今回はニュージーランド、オーストラリア、カナダ…と様々な国に行かれているCorji先生に英語学習のスタートやどのようにして会話力を身に付けられたのかお話を伺ってみました！
【Corji先生】大学在学中にニュージーランドに１年滞在。卒業後はホテルでポーターとして3年半英語環境の中で働き、その後、オーストラリアに２年間滞在し語学学校やバリスタの学校に通う。現在はカナダのトロントからワールドトークのレッスンを実施中。
ワールドトークレッスン数：665レッスン
※2023年2月20日時点
暗記だけでは話せない
ーー海外経験法豊富な先生の英語学習のスタートについて教えてください！
私はずっと野球しかやってきませんでした。その性格上、何か熱い物を求めるのが好きで、高校生の時に「将来何になったらそういうの（何かを追い求める事が）できるかな」と思った時にホテルマンが思い浮かびました。ではホテルマンになるためはどうしなきゃいけないんだろう？と考えた時に英語が必須であることを知り、これが英語学習の始まりでした。
ーーなるほど！では、英語力が必要になることを見据えて、高校の時から勉強に取り組まれていたんでしょうか？
野球をひたすらやっていたタイプだったので、正直勉強の時間はそんなにありませんでした（笑）部活を引退後、勉強はそこから取り組み始めましたが、大学も学校の推薦で入学したので英語の試験も受けず…な状態でした。
ーー大学から本格的に英語を始められたのでしょうか？
暗記が好きだった影響で高校の時は英語の点数は高く、テストでは80点代を取ることはできていました。ただ、暗記だけでは話すことができないと、大学に入ってから痛感しました。そこから本格的に勉強するようになりましたね。
英米文学専攻だったので、外国人の先生の授業を取ってみたのですが、すぐ詰まってしまうことも多く「このままじゃだめだ！」と思い、大学を1年休んでニュージーランドに留学に行きました。
長期戦になることが分かっていたので、そこでは「土台を作ろう！」という目標で、ジャパニーズレストランの仕事や学校のアシスタントをしながら学校に通っていました。
ーー1年行かれて、手ごたえはどうだったでしょうか？
「こんなものか…」という感じと
「ここでやめたらもったいない！もっとやろう！」という両方の気持ちが湧いてきました。良いきっかけになったと思います。
ーー確かにここで諦めると…という気持ちが出てきますよね。その後はホテルマンのお仕事に就かれたんでしょうか？
はい。そしてそのホテルの環境が良かったことが今でも英語が続いている理由の一つです。
職場の同期は海外の大学を卒業した方が多く、皆さんTOEIC800、900を持っている状態でした。私は本当に（周りの英語力レベルに比べると）下で、学力や大学名で、というよりもチャレンジ精神でホテルに採用された…感じだったと思います。毎日いい刺激をもらいながら生活していました。
また、お客様が8割以上外国人の方だったので、職場で英語を使うことが出来る環境だった、というのも（影響が）大きかったです。使うフレーズは決まっているので覚えてしまえばいいのですが、そこで終わるのは勿体ないので個人的にはもう一歩踏み込んで話してみる事にもトライしていました。
将来の自分の為に選ぶ
ーー高校の時から憧れだったホテルマンをやめられて、オーストラリアへ行かれたのは何かきっかけがあったのでしょうか？
ホテル業界の先行きが不安になったことと、実はもともとニュージーランドから帰ってきて、3年はホテルで修行させてもらって、それからオーストラリアに行く…という3年計画を立てていたからです。
ーー計画的ですね！着々と進まれているように感じるのですが、大学の休学や留学を決められた際は、何か悩んでいることはありましたか？
ポジティブに捉えたかもしれないです。今ここで止まるよりかは、出国の手続きや海外での様々な経験が将来の自分の為になる！という思いがありました。
ーー素敵ですね！英語の勉強については「なかなかTOEICの点数が伸びない…」といった悩み等感じられたことはあったのでしょうか？
もともと勉強！勉強！のタイプの人間ではなったのでそういった悩みはなかったです。むしろ会話メインで英語を学んでいたので、自分が言いたいこと言えない、ですとか、発音を聞き取ってもらえないといった悩みはありました。
これだけやっているのに発音改善は改善されない。これだけやっているのに思ったように文章を作れない。という行き詰まりは頻繁に感じていました。
とりあえず「見る」
ーー私も先生方にインタビューを行う中で「発音」は最後まで残る悩みである、とお話をよく伺います。Corji先生の場合はどのように克服されたのでしょうか？
まず一つ目は「見る」です。ネイティブの方がどのように話しているのかを見ました。
私はネイティブの友人が結構いたので、その子たちが話すときにどのように口・舌を動かしているかをチェックしました。映画を見る時もそういう所を注目していましたね。
そうして、もう一つがネイティブの友人に直接聞く、です。
ただ、ネイティブは（自然とやっているので）分からないことが多く、結局当てにならないこともありました（笑）聞いたものの分からず、落ち込むこともありました…今では英語が出来る日本人に日本語で「この動きどうしてる？」を聞くのが一番いいと思います＾＾
私は海外生まれ海外育ちではなく、本当に純ジャパニーズなので、結局、色々探って「これやってみよう」「これでやっぱ合わないな…」と、試行錯誤を繰り返して今まで来ました。
ーー音が大切な印象があったので、ネイティブの口をまず「見る」というお話がとても新鮮でした！ご友人に伺うとお話に出てきましたが、ニュージーランドに行かれた時に仲良くなった方なんでしょうか？
そうですね。あとは、日本にいた時にミートアップで知り合った友人や、友人の友人の紹介、職場に来られたお客さんと仲良くなったり…と、ニュージーランド以外にも日本で知り合った友人もいます＾＾
日常で英語の割合を増やす
ーーとっても憧れます！外国人の友達がいると英語の上達が早いとよく聞きます。実際早いんでしょうか…
友人がいるかいないかで喋る量が圧倒的に違うのでそこがキーだと思いますね。
ワールドトークでも英語を学ばれている方がたくさんいらっしゃると思いますが、皆さん、もしかしたら「この時間は英語やろう」とされていて、日本語の環境に英語を落とし込んでいる方が多いのかなと思います。
担当している生徒さん皆さんにもお伝えしているんですが、それだと「伸びがちょっと…」となるので、レッスン中でも英語を使っていただく、かつ、ご自身の生活でもどれだけ英語の割合を増やせるかによって今後の伸びが違ってきますよっていうのはいつも話をしてます。
ーーとっても素敵なアドバイスですね！先生は英会話を習うということはされたことはあったんでしょうか？
習ったことはありません。だったら友人を作って、そこはお金をかけずにタダにしちゃおう！と考えていました（笑）でも同時に、ワールドトークの強みだと思うんですが、日本語で質問が出来て、英語もできる先生の存在をもっと早く知っていれば絶対やっていたな！と思います。
自らアクションを起こす
ーーワールドトークの良さを感じて下さりありがとうございます！ちなみに、お友達と会話をしている途中で「ちょっと待って！今の発音どうやったの？」と聞くのには抵抗はなかったのでしょうか？私は恥ずかしくて戸惑ってしまいます…
聞いたもん勝ちです（笑）！
これは海外に行ってから学んだのですが、どんどん積極的に自分からアクションしないとチャンスを見逃すっていうのをよく聞きましたし、自分の肌でも実感しました。なので、行動を起こして聞いたもん勝ちだと思います。
受け身になっていたままでは英語を話すことは出来ません。特にニュージーランドの留学時の語学学校に通っている時に感じたのですが、例えば、受け身のままだとクラスでの授業中の発言が減ってしまいます。
南米やヨーロッパなど同じクラスにいた他の国の子たちは、もちろん同じクラスですので英語力は同じくらいだったのですが、彼らはよく話すので、必然と英語を使う機会が増え、スピーキングの定期テストを受けても、日本人より彼らが先にレベルアップしていきました。この経験の学びが大きかったかもしれないです。
会社でも同じことが言えると思います。自分からどんどんやって、どんどん習っている人の方が結果的にはたくさんチャンスがやってくると思いますしね。
ーーオーストラリアに行かれた時のお話もお伺いしたいのですが、バリスタの学校に通われていたとか。こちらはどんなきっかけだったのですか？
偶然バックパッカーで出会ったスイス人が、以前にシドニーでバリスタをやっていて、彼女の話を毎日聞いていたら「自分もコーヒー好きだし、バリスタやってみようかな。しかも、（バリスタになれば）カジュアルなトークを現地の人と出来る！」と思ったのが始まりでした。そこからバリスタの学校を探し、無事資格も取得することが出来ました。
オーストラリアはカフェ文化があり、カフェでの仕事を手に入れるのは激戦で、味はもちろん、ラテアートも出来て当たり前…という感じでした。一か月バリスタの学校を卒業しただけではすべての面で全く足りないので、トライ&エラーで何度もトライアウトをして、運もありましたが無事カフェで働くことが出来ました。
ーーそこから今のお住まいのカナダに行かれて英語を教えられていますが、どんなストーリーがあったんでしょうか。
1年程カフェで働いた後、カナダも見てみたいと思い行くことにしました。今は英語教授のコースに通っています。そこで教えるためにはどういったテクニックがあるのかな、とか
初心者の方にはこういったアプローチがいいよ、とかメンタル的なものから技術的なものまで学んでいます。そして、せっかくこんなに学んでいるんだったら、すぐに使うことで自分はもちろん生徒さんのためにもなるので、共に成長させてもらっています。
英語と日本語の捉え方を理解する
ーーなるほど！変わらず先生の「やってみる！」の精神が伝わってきました＾＾そんな先生のレッスンで生徒さんからよく頂く質問やそれに対するアドバイスがあれば教えてください！
たくさんあるのでいくつかピックアップしますと…
・どうやって英語学習のプラン立てますか
・どうやったら英語を喋れるようになりますか
・（発音のレッスンも行っているので）どうやって英語を話していますか
といったご質問が多いですかね。
その中でも、「どうすれば英語喋れるようになりますか」ということについては、今まで自分ができなかったからこそ、色々やってきたからこそ、辿り着いた個人的な見解というのがあります。興味のある生徒さんにはこの辿り着いた「英語の見方が違う」というところからアプローチしています。
ーー見方ですか？！
日本語の見方（捉え方）と、英語の見方は違うんです。
極端に言うと、日本語は綺麗にまとまっている感じです。
でも英語は建築型で、どんどん積み重なっていく…という捉え方です。
日本語は周辺から自分の方に（まとまってくるように）入ってきます。
例えば、「渋谷の、映画館で…」と大きいもの（渋谷）から小さいもの（映画館）に入っていきますが、英語というのは「At cinema in Shibuya」のように小さいものから大きいものになっていきます。
なので、同じ文字を見ていますが、その「捉え方」が違っていて同じシチュエーションでも見方が違います。これが結構英語を学ぶ上で詰まってしまう原因になります。
これを知ってからは自分自身（英語スキルの伸びが）とても良くなったと感じています。もっと他にもこれに関係したお話があるので、
「ちょっと今躓いてて…」
「ブレークスルーの為に何かあれば教えて欲しい…」
という生徒様にこういった情報を伝えていきたいです。
行き詰まりには原因がある
ーー絶対この説明、気になる方多いです…！（気になった方は是非先生のレッスンで！）
「何で詰まるのか」には絶対原因があります。そこは”何なのか”というのを知ったら「あ、そういうことね」「じゃあ、こうすればいいよね」というアプローチができるようになります。
自然と（英語を）学ぶ、は恐らく13歳までです。13歳を超えてしまうと第一言語の仕組みや見方、組み立て方が固定してきてしまいます。私も20歳過ぎてから英語を本格的にやり始めたので、なおさら遅かったと思います。
じゃあそこからどうするかと言うと、言語の捉え方の違い等を勉強して改善してくのが一番いいかなと思っています。私はたくさん時間がかかりましたが、この学んできたことを一人でも多くの生徒さんに伝えて、英語学習に対する時間の短縮に役立てていただければと常々考えています。
ーー最後に、まだ先生のレッスンを受講したことがない方にメッセージがございましたらお願い致します！
私のレッスンは生徒さんと対等な関係を意識しています。英語を話す時緊張しますよね。しかも先生と生徒の関係スタイルが強いレッスンでしたら、なおさら緊張が増すと思うんです。私のレッスンは固くならずにリラックスして受けていただきたいので、従来の先生と生徒、みたいな感じにはしていません。
さらに、昔の自分がもし生徒さんの立場だったと考えた時に、親身になって一人一人にカスタマイズされたレッスンをつくってくれて、気軽に悩みを打ち明けられて、一緒に解決してくれるような人がいたらいいなと思います。それをどう実現するかというと、やはり生徒と先生の関係というよりは、いい意味で友人のような気楽な感じでやった方が実現できると思っています。
また、それぞれの生徒さんに色々おっしゃっていただいて、私の方でこの生徒さんだったらこうするなとか、このアプローチがいいなという風に提案させていただいて、一緒に考えてやってくスタイルでレッスンを進めています。私自身、英語力０からスタートして、いろいろ方法を行ってきましたので、幅広くみなさまに対応できると思っております。
自分が習ったことが分かる・使えるようになってきたという楽しみを感じていただきながら成長していき、最終的には生徒様の目標を叶えて、一緒に笑い合えれるように私もがんばってまいります。
みなさまの体験レッスンや初回レッスンをお待ちしております！
楽しいインタビューをありがとうございました。先生の経験を知って刺激を受けた方も多いのではないでしょうか。留学を考えているけどなんだか不安、という方や、英語力の伸び悩みを感じている方に本当におすすめの先生です。
↓↓気になった方はレッスンのご予約をしてみてくださいね↓↓
＼ 今なら無料で日本人講師と体験レッスン！ ／
