すきま英語

【英語×お笑い】スタンダップコメディ S2E10:バラク・オバマ

英語のお笑い「スタンダップコメディ」にはまっている、パンダ先生です。

スタンダップコメディをネタに、英語を学んでいただけたら。と思って書いたのが「スタンダップコメディ」シリーズ。

S2E10(シーズン2のエピソード10)は、アメリカの政治家「バラク・オバマ」について。

スタンダップコメディの記事一覧はこちら。

スタンダップコメディとは

スタンダップコメディの「ロースト」を実演する、バラク・オバマ。(Image via youtube)

スタンダップコメディ(stand-up comedy)は、観客を笑わせるために行うパフォーマンスのこと。単独での話芸が一般的です。

スタンダップコメディは、英語圏のコメディのジャンルとしては主流で、「アメリカのアート」という見解もあります。

ちなみに日本のコメディは「お笑い」となっており、英語でも「owarai」と呼ばれています。

セットアップとパンチライン

漫才にボケとツッコミがあるように、スタンダップコメディにもルールがあります。それが「セットアップ(setup)」と「パンチライン(punchline)」。

セットアップは設定(フリ)、パンチラインは結果(オチ)。この考え方が、英語圏のコメディの基礎とされます(映画の脚本みたいですね)。

セットアップとパンチラインで構成された話が、ジョーク(joke)。

ジョークの例↓

“I’m on a whiskey diet… I’ve lost three days already.”(ウイスキーダイエットしてる。もう三日消えた。)


セットアップ:ウイスキーダイエットしてる。
パンチライン:もう三日消えた。

上のジョークは、イギリスのトミー・クーパーによる有名な一文ネタ(one-liner)です。

トミー・クーパー。(Humbledaisy)

「誰が何をどう言うか(人物×脚本×演技)」でジョークのおかしみが変容するのも、スタンダップコメディの奥深さです。

アメリカのバラク・オバマ

ドナルド・トランプをローストする、バラク・オバマ。(Image via youtube)

バラク・オバマ(Barack Obama)は、アメリカの政治家。​​ハワイ州・ホノルル出身。アメリカの第44代大統領です。

政治家とスタンダップコメディアンは無関係に見えて、実は似ています。なぜなら両者ともスピーチのプロだからです。

政治家のスピーチは街頭演説。英語で「スタンプ・スピーチ(stump speech)」といいます。

スタンダップコメディアンが脚本(ネタ)を実演(パフォーマンス)するように、政治家も、原稿(ネタ)を、演説(パフォーマンス)します。

政治家のスピーチの中には、笑わせることを目的としたものもあります。そうなるとスタンダップコメディと区別がつきません。

有名なのが、2011年のオバマ大統領による、ホワイトハウスでのスピーチ。

ロースト(roast=いじり)というスタンダップコメディの手法を用いて、会場にいたドナルド・トランプを皮肉したもの。ネタで笑いをとりにいった、完全なパフォーマンス。

完膚なきまでにローストされた、ドナルド・トランプ。(Image via youtube)

動画はこちら。(英語の勉強にどうぞ。)

単語のおさらい

  • stand-up comedy:スタンダップコメディ
  • owarai:お笑い
  • setup:フリ
  • punchline:オチ
  • joke:フリとオチのある笑い話
  • one liner:一文ネタ

▶︎次のネタ:アメリカのガブリエル・イグレシアス

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パンダ
京都出身です。アメリカ、イギリス、カナダ、ドイツ、イスラエルに住んでいました。趣味は海外旅行、映画映画、食事です。スタンダップコメディが大好物。▶︎スタンダップコメディの記事 ▶︎英語の漫才の記事 ▶︎修辞技法 ▶︎食と旅 ▶︎英語ブログ

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