「消費税」は英語でどのように言うかご存じでしょうか。
私たちは商品やサービスを購入するときに必ず消費税を払っていますよね。
消費税は私たちの生活に密接に関わっているため、意外と身近なトピックではないでしょうか。
この記事では消費税にまつわる様々な英語表現をご紹介します。
消費税って英語でなんて言うの?
Consumption tax 日本での消費税の呼び方
消費税は英語でconsumption tax と言います。
consumptionは「消費」taxは「税」という意味です。
日本の財務省のウェブサイトの英語版ページでも消費税はconsumption taxと記載されていました。
Sales tax アメリカの場合
consumption tax以外に、消費税は英語でsales taxと言うこともできます。
アメリカでは商品やサービスを購入したときにかかる税金をsales taxと呼びます。
sales taxは売上税のことで厳密には日本の消費税とは異なりますが、consumption taxと言って相手に通じない場合はsales taxと言うと理解してもらえると思います。
VAT EU加盟国やアジアの場合
VATはValue Added Taxの略で「ヴィーエーティー」と発音します。
日本の消費税のようなものでEU加盟国やアジアなどの国で商品やサービスを購入するときに支払う税金のことです。付加価値税と呼ばれます。
日本の消費税との違いは商品やサービスによって税率が異なる点です。
食料品などの生活必需品は税率が低く設定されています。
ヨーロッパなどで買い物をした時にレシートを見るとVAT 〇〇%と税率が記載されていますので機会がある方は見てみてください。
消費税に関する表現を覚えてみよう
日本の消費税のことを外国人に説明したい、海外で買い物するときにこの価格は税込みなのかどうか聞きたい、そんなときのために消費税に関する単語や表現を一挙にご紹介します。
Consumption tax rate 消費税率
消費税率はconsumption tax rateと言います。
rateは「割合」「率」という意味です。
【例文】
- The consumption tax rate is10 percent in Japan.
(日本の消費税率は10%です。)
Reduced tax rate 軽減税率
軽減税率はreduced tax rateです。
reduceは「減らす」という意味ですので、直訳すると「減らされた税率」となります。
日本では食料品(外食とアルコール飲料は除く)と週2回以上発行される定期購読の新聞は軽減税率の対象となり消費税率は8%です。
【例文】
- The reduced tax rate of 8% is applied to subscribed newspapers and foods and beverages excluding alcoholic drinks and eating-out services.
(新聞購読および外食とアルコール飲料を除く食料品には8%の軽減税率が適応されます。)
consumption tax increase/hike 消費増税
消費増税はconsumption tax increaseと言い、名詞として使われます。
またincreaseの代わりにhikeを使い、consumption tax hikeと言うこともできます。
【例文】
- I bought a new car before the consumption tax increase.
(消費増税の前に新しい車を買いました。) - Many people are worried about another consumption tax hike.
(多くの人がさらなる消費増税を心配しています。)
「消費税が上がる」のように言いたい場合はincreaseを動詞として使うこともできます。
【例文】
- The consumption tax rate increased from 8% to 10% from October 1, 2019.
(2019年10月1日に消費税率が8%から10%に上がりました。)
Including tax 税込み
英語で「税込み」と伝えたいときはなんと表現すればよいでしょうか。
税込みはincluding taxと言います。
includingは「~を含めて」という意味です。
他にwith taxという表現もあります。
【例文】
- Is this price including tax?
(この価格は税込みですか。) - All prices are including tax.
(全て税込み価格です。) - It’s 900 yen with tax.
(税込み900円です。)
Excluding tax 税抜き
税抜きはexcluding taxと言います。もしくはwithout taxと言うことができます。
excludingは「~を除いて」という意味です。
【例文】
- This price is excluding tax.
(この価格は税抜きです。) - The lunch set is 1,000 yen without tax.
(ランチセットは税抜き1000円です。)
Tax-free 免税
家電量販店や大型の衣料品店でTax-freeの文字を見たことはありませんか。
小売店などで働いていて”Tax-free?”と、お客様に聞かれた経験がある方もいるかもしれません。
tax-freeは「免税」という意味で、消費税が免税になるシステムのことです。
対象者は日本の非居住者です。つまり外国人観光客が主な対象者となります。
【例文】
- A: Is this a tax-free shop?
(ここは免税店ですか。)
B: I’m afraid this shop is not a tax-free shop.
(恐れ入りますが当店は免税店ではございません。)
Tax-freeとDuty-freeの違い
tax-freeと似た言葉でduty-freeという言葉を聞いたことはありませんか。
どちらも「免税」という意味ですが、この2つの違いは意外と知らない方も多いかもしれません。
Tax-free 消費税のみが免税になる
Duty-free 消費税+関税、酒税、たばこ税が免税になる
tax-freeは消費税のみが免税なのに対して、duty-freeは消費税以外にも複数の税金が免税になります。
duty-free shopは空港の出国エリアにあります。
tax-freeは日本の非居住者でなければ利用できませんが、duty-freeは日本人でも利用できます。
筆者は海外旅行に行くときは飛行機に乗る前に必ずduty-free shopをチェックして化粧品などを購入していました。日本のデパートで買うより安く買えるのでお得です。
tax refund 税金の払い戻し
税金の払い戻しのことをtax refundと言います。
refundとは「返金」という意味です。
外国人観光客がtax-freeのシステムを使う場合、その場で消費税を差し引いた金額を支払う場合と消費税込みの金額を支払って免税カウンターで消費税分を返金してもらう場合があります。
【例文】
- A: Where can I get tax refund?
(どこで税金の払い戻しを受けることができますか。)
B: Please visit to tax-free counter on the 7th floor.
(7階の免税カウンターへお越しください。)
消費税について英語で説明できるようになろう
今回の記事では、消費税に関する英語表現をご紹介しました。
税金の話なので難しい単語が多かったかもしれません。
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