Hiro’s Advice 8 【トム・ホーバス氏から学ぶ外国語習得の秘訣】（後編）

前回と今回の2回に亘って表題について私なりの考察をご紹介しています。

前編リンク　

前回は、トム・ホーバスHCの日本語習得の特徴である以下の2点に触れました。

■ 丁寧で分かり易い日本語習得を可能とした環境と、そこから私たちが学べること
■ 具体的な６つの勉強方法の全体的な傾向

後編では、「具体的な６つの勉強方法」の各項目を、私たちの英語習得に置き換えて、私なりの解釈を述べたいと思います。

先ずは、「具体的な６つの勉強方法」を確認しましょう。

４. 各項目を英語学習に置き換える

１. 他のコーチの日本語を注意深く聞く【実践的な訓練】

➔ 英語を注意深く聞く
➔ 話されている内容に集中
➔ 注意深く聞き取り、理解する訓練

ポイント　
(1) 集中して行います
(2) 聞き取れない箇所は、繰り返して訓練します

２. 練習後に選手と1対1で日本語で会話【実践的な訓練】

➔ １対１で英語での会話を訓練
➔ オンラインレッスン内では、5分間だけでも良いので講師と英語だけで会話をする機会を設けましょう。

ポイント
(1) 相手の話しを待つのではなく、自分から話題を振るようにします
(2) 後で分からなかった箇所を講師に聞いてクリアにしましょう
(3) オンラインレッスンでは、4と重複しますが、ここでは、1対1の会話、即ち相手の会話は全てあなたに向けられた内容である事です。（実際に英語を使う場面では、複数の人と話す場面も多くあり、様々な音程、発音、スピード、癖の英語を瞬時に、同時に聞き取ることが必要になります。しかし、それは未だ、先の話。今は、自分に向けられた内容に特化しましょう）

３. 日本のテレビ番組を頻繁に視聴【実践的な訓練】

➔ テレビである必要はありません
➔ ネットで配信されている英語コンテンツなどを頻繁に視聴
➔ 話されている内容が字幕で表示されているものを推奨

ポイント
(1) 話されている音に、集中して、注意深く聞き取り、理解する訓練です
(2) 様々な用語や言い回しを取り入れましょう

４. 家族との会話はすべて日本語【実践的な訓練】

➔ 英語を話す家族がいることは稀でしょう。
➔ 従って、ここの意図は「常時、英語に触れる環境作り」となります

ポイント
(1) 日々の行動や英語を身の回りに常に英語に触れる工夫をします
(2) 例えば、起床したら直ぐに、短い英文を聞く（単語と、例文でも結構です。慣れたらTEDなど）
(2) また、お風呂上りに髪をドライヤーで乾かしている最中に今日の出来事を英語で言う

５. スマホの日本語学習アプリを使用〔準備・下地強化〕

➔ スマホの英語学習アプリを使用

ポイント
(1) 日々の生活のちょっとした空き時間、例えば電車移動の時にアプリで学習します
(2) これは、上記４で既述した、「常時、英語に触れる環境作り」の一貫でしょう

６. 自宅で日本語の教本を使用〔準備・下地強化〕

➔ 自宅で英語の教本を使用
➔ 少しづつで結構ですので、家で教材を使って勉強する

ポイント
(1) 上記１～５で疑問に思った事などを、解説書を使って学んでも結構です