スピーチやプレゼンに欠かせないのが原稿。「原稿」の文字を見ると、読書感想文を書く時に使った原稿用紙を思いかべる方もいれば、漫画の原稿をイメージする方もいるかもしれません。
いろんな場面で使われる「原稿」という単語は英語になるとその都度適切な単語を選ぶ必要があります。例文と合わせてご紹介いたします。
draft:原稿、草案
draftには名詞の原稿という意味の他に、動詞として「下書きをする」という意味があります。つまり、draftで表現できる原稿というのは、まだこれから修正される叩き案であり、本を出版する前の下書きやまだ練っている段階のスピーチ文面のことを指します。
・私はスピーチ用の原稿を考えてきました。
I have made a draft for my speech.
・発表用の原稿を先生に添削してもらった。
The teacher corrected the draft for the presentation.
manuscript:原稿
manuscriptには原稿の他に、手書きされたもの、写し書かれたものという意味があります。イメージとしては作品として完成されている原稿ですね。これから修正が入るdraftと比較すると使うタイミングが異なることがわかるかと思います。
プレゼンやスピーチの時に見る原稿や漫画として完成してしまっている原稿を表現するときはmanuscriptが適切です。
・その漫画家は出版社に原稿を持ち込んだ。
The cartoonist brought the manuscript to the publisher.
・夕方までにこの原稿を仕上げるのが私の仕事です。
It is my job to finish this manuscript by the end of the evening.
・緊張するので私は原稿を読みながら登壇しました。
I took the stage reading my manuscript because I was nervous.
ちなみに、原稿用紙はmanuscript paperと表現することができますよ。
・読書感想文は原稿用紙に書きます。
The book report is written on manuscript paper.
その他の表現
scriptには台本、脚本、計画という意味があるため、ニュースキャスターが読む放送原稿やセリフの原稿はscriptが適切です。manuscriptと似ているので意味が混ざらないようにしましょう。
・放送用のニュースの原稿を作成する。
Prepare news scripts for broadcast.
もし、資料や公的な文章を作成したものを原稿と表現しているのであればdocumentを使うこともできます。
・昨日頼んでいた原稿は出来上がっていますか?
Did you finish the document I requested yesterday?
適切な英語表現を学ぶならワールドトーク!
今回は原稿についてご紹介いたしました。
意識しない間に多様してしまっている熟語や単語はとても多いです。その言葉に対して丸暗記した一つの英語を当てはめていては相手に意味が伝わらない時があります。
ワールドトークの先生は日本語と英語のバイリンガルの先生だから「それを言いたいときは●●の方が適切だよ」と、ぴったりな英語をその都度教えてくれますよ。辞書で調べた単語よりもレッスンで学んだ単語は定着しやすいこと間違いなし。
微妙なニュアンスも理解して英語にしてくれるワールドトークで是非英会話を効率的に学んでみてくださいね。
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