誰かを応援する時に「頑張れ!」と声をかけますよね。英語ではなんと言えばいいのでしょうか。日本語ではあまりバリエーションがないように思えますが、英語には場面に合わせたフレーズがたくさんあります。
この記事では、各フレーズのニュアンスとともにご紹介いたします。
ファイトは間違い?
誰かを応援する時に「ファイト!」と声をかけることがありませんか?日本では「頑張れ!」という意味で使われがちですが、少し注意が必要です。これをそのまま英語圏で使ってしまうと、誤った意味で解釈される恐れがあります。
ファイトは英語にするとfight。名詞では「戦い」、動詞では「喧嘩をする」「争う」という意味がります。つまり、「Fight!」と言ってしまうと「戦え!」というニュアンスになります。比較的強い意味となり、格闘技や喧嘩の時の荒い掛け声として使われます。
あまり日常で「頑張れ!」と言いたい時に使われないので注意しましょう。
【フレーズ9選!】「頑張れ」はこうやって伝える
では「ファイト!」「頑張れ!」と言いたくなった時、どのような英語を使えば良いのでしょうか。順にご紹介いたします。
Go for it.:応援してるよ 頑張って
頑張って!と言いたい時によく使われる言葉です。相手を応援したいときには、この言葉を使えば間違いなし。
直訳すると「いけいけ」「いくぞ!」という意味です。掛け声的にも使われるので、まさに、日本語の「ファイト!」「頑張れ!」に近い言葉です。
Good luck.:幸運を祈る
日本語訳をすると「幸運を祈る」となりますが、英語圏では日常的に「がんばって!」と言いたい時に使われます。「健闘を祈ります」「成功を祈る」とも訳せるので、目上の方に対してや、ビジネス現場でも使えますよ。
I hope you succeed.:健闘を祈っている
Good luck.と合わせて覚えておきたいのがこちらの言葉。フォーマルな場面で使うことができます。メールでも話し言葉でも使えるので、別れ際やメールの結びに使ってみるのもいいですね。
You can do it.:君ならできる!
これから何かに挑戦しようとしている人や、迷っている方の背中を押す時に伝えたい言葉です。相手に自信や勇気を与えることができますよ。
Keep it up./keep going:その調子で!
応援したい相手が、すでに何かに取り組んでいて「その調子で!」と、励ましたい時にぴったりの言葉です。ランニング中の相手や、試験勉強に励んでいる相手を応援する時に使ってみてくださいね。
Hang in there.:負けないで 諦めないで
直訳すると「そのままぶら下がって」。つまり、そのまま踏ん張って!負けないで!という意味の言葉です。困難な状況に陥っている相手や、うまく物事が進まずネガティブになっている相手に伝えたいですね。
you go girl:やるじゃん! 頑張れ!
親しい女の子に声をかける時におすすめのフレーズです。
ちなみに、男の子にはYou are the man!:男前!と言ってみてくださいね。
you got this:君ならできる
これから何かに取り組もうとしている人に言いたい言葉です。直訳すると「あなたはこれを持っている」となりますが、「君なら大丈夫」「うまくいくよ」という意味になります。もし友達が試合を控えていたり、試験を受ける予定があればぜひこの言葉を送ってみてくださいね。
Break a leg!
最後にご紹介するこちらは、100年以上前に誕生したと言われる面白いイディオムです。「足を折れ!」という直訳ですが、頑張れ!と言いたい時に使うことができます。
その昔、演劇界では終幕の際に観客は拍手ではなく、足をダンダン!と鳴らして感動を表していました。そこから、「足が折れるくらい会場を沸かせる演技をしてね!」と演者に伝えたい気持ちが生んだイディオム、と言われています。ただ、この説は一説に過ぎず、誕生の諸説は他にもいろいろあります。気になる方は調べてみてくださいね。
ワールドトークで自分の英語を話せるようになろう!
頑張れ!と相手を応援したい時に使える英語をいくつかご紹介いたしました。バリエーションが多くて驚いた方も多いのではないでしょうか。
今回取り上げた応援にまつわるフレーズに限らず、日本語では一つの言葉なのに、英語になると複数の表現がある……。というパターンはよくあります。それらを適切に使い分けるのはたくさんの経験や知識が必要となります。当然、検索や辞書を見るだけではそれらのニュアンスは掴みきれません。
ワールドトークの先生は日本語と英語のバイリンガル!だから、どのタイミングでどのような英語を使えばいいのか、適切にレッスンをしてくれますよ。日本語で状況やニュアンスを教えてくれるので、実践で困ることはありません。
ワールドトークで、自然な会話力を身につけてみてくださいね。
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