こんにちは。ワールドトーク講師のKazuです。
2024年第2回にて、英検1級2次試験に現時点で3名の生徒さんが合格されました! ※11/26に1名追加で合格のご連絡をいただき、3名合格となりました!
お2人にお話を伺ったところ、レッスン内の学習・レッスン後の学習のどちらにも、学ぶべき点が非常に多いと感じました。
今後の英検1級受験を考えている方向けにご参考となればと思い、今回は合格者1名の方の事例を基に、対策法について綴っていきます。
1.レッスン内外で、現状把握&課題の特定
こちらの生徒さんは、私のレッスン週1,2回・対策期間7.5ヵ月で合格を勝ち取られました。
日常会話においては言い淀みがほとんどなく、対策当初から高い発話力をお持ちの方。
模擬面接のレッスンを重ねていくと、2つの課題が見えてきました。
・主張と結論がずれることがある
・回答が長くなることがある
どちらの課題も、自分1人で認識しさらに改善までするのは、難しいですよね。
そこで、まずは生徒さんご自身で認識できるよう、毎回の模擬面接で必ずフィードバックさせていただきました。
「具体的な発話の中で」「課題が発生している箇所を」「その場で」お伝えすると、生徒さんご自身でも納得しながら現状を認識できるようです。確かに、めきめきと改善につながっていました。
レッスン外の学習については、ご自身で購入されたテキストを読み、Q&Aでの理想的な回答の長さを確認されていたとのこと。
さらに主張と結論のずれを克服するため、ご自身で考えた意見をある程度暗記されていました
生徒さん曰く、この暗記作業は辛い。
それでも、ご自身にとっては必要な苦労だったそうです。
2.得意なテーマにしぼり、負担軽減
ただ、闇雲に暗記に取り組んでおられたのではなく、ご自身の得意なテーマにしぼることでっ負担を軽減されていました。
政治、経済、環境、ジェンダー、外国人、AI、法律、司法制度など
目標は、上記分野について「穴のない連関した考えが伝えられること」。
実際、
・模擬面接レッスンにて、上記得意なテーマをShort Speechで選択
・Q&Aパートの4つの問いに対する自分の回答を、レッスン後にワードで文書化
・試験前の1ヵ月で、ワードのストックを3回暗唱
・模擬面接レッスンにて、上記テーマと異なるテーマを交互に選び、既存分野の定着と新分野の開拓を実施
をされていたとのことです。
3.本番では、レッスンで対策済みのテーマが!
このような「取捨選択型」学習法を続けていった結果、得意なテーマ間においては類似した問題に収斂していくということが、肌感覚でわかっていったそうです。
そして試験当日は、Short SpeechだけでなくQ&Aまでも、レッスンで対策済みのテーマと問いだったとか!
「個人の力が政治の中で役割を発揮できるか?」
「若者が選挙に行かない理由は?」
「SNSでの政治家の宣伝に賛成するか?」
確かに、どれも私のレッスンで取り上げた内容です。
生徒さんからは、レッスンのおかげで暗記と即興を適宜織り交ぜながら安心して回答できたと、嬉しいお言葉をいただいております。
まとめ:戦略的に「捨てる」のもあり
ワールドトークで英語コーチを始めて、1年4か月。
今回取り上げた生徒さんも含めて、累計で8名の生徒さんが英検1級に合格されました。
私自身、この期間の中で、生徒のみなさんから多くのことを学ばせていただきました。
その学びとともに試行錯誤を繰り返し、一般論ではなく、「目の前の生徒さん」にとって最適なレッスンとは何か?を徹底的に追求するようにしています。
今回の生徒さんにとっては、戦略的に「捨てる」ことが1つの道でした。
最後に、生徒さんからいただいた喜びのメッセージを共有させていただき、筆を置こうと思います。
「色々と長くなりましたが,このような形で,ラストチャンスで合格することができました。先生には大変感謝しております。本当にありがとうございました!」
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