英語コラム

小論文を英語で書くには?Essayに役立つ構成と表現10選

「英語で小論文を書くのはハードルが高い…」と思っていませんか?

実は、ポイントさえ押さえれば、英語での小論文作成はぐっと簡単になります。

この記事では、英語圏での小論文の基本構成や、よく使われるフレーズを例文付きでご紹介。日本語の小論文との違いを理解して、英語の小論文に自信を持って挑戦できるようになりましょう!

「小論文」は英語でどう表現するの?

「小論文」は英語で「essay」と言うのが基本です。ただ、内容や長さによって「short essay」や「academic essay」と表現することでより意味が伝わりやすくなります。

essay

essayは、小論文や論述形式の文章全般を指す最も一般的な英語表現。学術的な内容から個人的な感想を述べるものまで、幅広く使われます。大学や学校で出される「課題の小論文」も、この単語がよく使われますよ。

・大学では、1500字程度の小論文を書く課題がよく出されます。
 Universities often assign students to write essays of about 1,500 words.

・小論文では、簡潔な構成と明確な結論が求められます。
 The essay must have a concise structure and a clear conclusion.

short essay

short essayは、特に長さが短い小論文を強調したい場合に使われます。たとえば、「400~600字程度の短い小論文」や「簡潔なテーマで書くエッセイ」を表現するのに適しています。

academic essay

academic essayは、特に専門的な内容の小論文を指します。大学のレポートや研究論文に近い文章を書く場合に使われます。構成や論理性が重視されるため、説得力のある主張や明確な根拠が求められます。

・学術的な小論文では、参考文献を明記する必要があります。
 Academic essays must include a bibliography.

小論文に使える!便利な英語フレーズ10選

英語で小論文(essay)を作成する際、文と文を繋げる表現をうまく活用できるかどうかがポイントです。例文とともに使える表現をいくつかご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. In conclusion(結論として)

このフレーズは、文章を締めくくる際に使われます。主張を簡潔にまとめるときに便利です。

・結論として、再生可能エネルギーの使用は、環境保護と経済成長の両方に貢献します。
 In conclusion, the use of renewable energy contributes to both environmental protection and economic growth.

2. According to ~(~によると)

情報源を示しつつ意見やデータを述べるときに使いやすい表現です。信頼性の高い論文を書くためには必須の表現です。

・国連の報告によると、世界の人口は2050年までに90億人に達すると予想されています。
 According to a United Nations report, the world’s population is expected to reach 9 billion by 2050.

3. Clearly ~(~であることは明らかです)

自分の主張を強調し、読者を納得させたいときに使用します。

・都市部の公共交通機関を改善する必要があることは明らかです。
 Clearly there is a need to improve public transportation in urban areas.

4. For example(例えば)

具体例を挙げて主張を補強する際に便利なフレーズ。定番の表現なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

・例えば、日本の家庭では、食品廃棄物を減らすための取り組みが進んでいます。
 For example, Japanese households are taking steps to reduce food waste.

5. On the other hand(他方では)

異なる視点や反対意見を述べるときに使う表現です。議論をバランスよく展開するために役立ちますよ。

・他方では、自動車産業は多くの雇用を生み出しているという事実も見逃せません。
 On the other hand, one cannot overlook the fact that the auto industry creates many jobs.

6. This data shows that ~(これは~を示しています)

データや事例の解釈を述べる際に使えるフレーズです。

・このデータは、気候変動が農業生産に重大な影響を与えることを示しています。
 This data shows that climate change will have a significant impact on agricultural production.

7. In addition(さらに)

追加の情報や主張を述べるときに使用するフレーズです。

・さらに、オンライン教育は教育コストを削減する可能性もあります。
 In addition, online education has the potential to reduce education costs.

8. As a result(その結果)

原因と結果を結びつけるときに使うフレーズです。

・その結果、多くの若者が都市部に移住し、地方の人口減少が進んでいます。
 As a result, many young people are migrating to urban areas and the rural population is declining.

9. Despite ~(~にもかかわらず)

逆接の状況を述べる際に使います。反対の条件を示せば文章に説得力が出ますね。

・政府の支援にもかかわらず、中小企業の経営は依然として厳しい状況にあります。
 Despite government support, small and medium-sized enterprises continue to face difficult business conditions.

10. To illustrate(説明するために)

主張をわかりやすくするために例や事例を導入する表現です。

・具体的に説明するために、ヨーロッパの国々がどのようにエネルギー政策を変えたのか例を挙げてみます。
 To illustrate, here are some examples of how European countries have changed their energy policies.

英語での「小論文」の構成とポイント

英語で小論文を書く際には、「Introduction(導入)」「Body(本文)」「Conclusion(結論)」の基本構成を守ることが大切です。日本語の小論文でも同じことが言えますが、自分の意見が伝わりやすい構成を忘れないようにしましょう!

Introduction(導入)

  • 小論文の冒頭部分で、テーマを紹介し、論文全体の方向性を示します。
  • 読者の関心を引くようなフレーズを含めると効果的です。また、最後の文で「主張」を明確に述べます。

Body(本文)

  • 小論文の中心部分で、主張を支える理由や証拠を詳しく述べます。
  • 一般的に、3つの段落でそれぞれ異なるポイントを論じます。
  • 各段落の最初にトピックセンテンスを入れることが重要です。

Conclusion(結論)

  • 主張を再確認し、全体の内容をまとめます。
  • 新しい情報を追加しないことが重要です。話題や意見が最後の最後に逸れないように注意しましょう。

日本語の小論文との違いはあるの?

日本語の小論文では、結論を冒頭に述べることもありますが、英語の小論文では「結論は最後」が基本です。また、英語の小論文では論理的な構成が非常に重視されるため、各段落が主張と証拠で明確に結びついている必要があります。

  • 日本語の小論文:「環境問題は深刻です。それを改善するために…」
  • 英語の小論文:「It is evident that environmental issues are severe. To address these issues, this essay will discuss…」

日本語じゃないからこそ!英語で小論文を書く際に意識したい注意点

よくある間違いとして、意見や主張を強調することに意識するあまり、主語や時制が一致しないことがあります。英語での小論文作成に慣れないうちは、特に「4」のポイントを忘れずに。

  • 1. 主張(Thesis Statement)を明確に:導入部分で「この小論文で何を議論するのか」をはっきりさせる。
  • 2. 客観的な証拠を使う:信頼できるデータや引用を使い、主張を裏付ける。
  • 3. 段落ごとの一貫性:1つの段落に1つの主張を述べ、トピックセンテンスで始める。
  • 4. 文法や表現に注意:特に、時制の統一や主語・述語の一致に気をつける。

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