今日は、カナカナ日本語へのご用心を再び訴えるために、私の無知な話をお披露目です。
みなさん、ファッション用語のプレタポルテとかオ-トクチュ-ル、耳にしたことありますよね?
プレタポルテはフランス語のprêt-à-porter、英語で言えば ready to carryあるいは ready to wear 、そのまま持ち帰ることができる既製品。
対して、オートクチュールは、顧客から注文を受けた服をお針子さんが手作業で製作し、完成した服を注文した顧客に提供する、一点物の高級仕立服。
オ-トクチュ-ル、これも仏語派生ですが、みなさん、どのように綴ると思いますか?
英語学習者なら、オ-トクチュ-ルのオ-トとしての接頭辞をすぐにauto・・・と考えると思います。私もそうでした。
ギリシャ語のAutos “自身” を意味するこの接頭辞を持つ単語、英語にも仏語にも沢山あります。
例えば、
autobiography (英) /autobiographie(仏) 自伝 – automobile(英・仏) 自動車
ですので、ご自身のために特別に仕立てられた服で、私はこのオ-トは自身を表すautoとすっかり信じ切っていました。
が、先週、娘に、それは 高い・高級を意味する Hauteだと言われたのです。
しかも、オ-トクチュ-ルは1語ではなく、Haute Coutureの2語表記だと。
カタカナ日本語と英語が結託して私を騙した、情けないけど、笑える罠でした。
おまけ・・・
フランスに引っ越してから、日本に氾濫する不明フランス語を発見して、大うけしていた子供達ですが、極めつけは私の日本で行きつけだった美容院、« COU DE VENT »でした。
これだと、 « cou » は”首”、 « vent » は風で、風の首??? 。
子供達が言うには”一陣の風” “ 疾風“を意味するcoup de ventとのことでした( ´∀` )
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