Hi there! みなさんこんにちは!
前回からぼちぼち開始しました【共通テスト】の解説ですが、大問1を私という『奇人』のとち狂った視点から解説してみましたところ、微力ながら一部の方々のお役に立てている様でとても嬉しく思っております🌞
それに気を良くしまして(👈単純)、今後も少しずつ、時間のあるときにほそぼそと続きを書いていくことに致しました🌝
一般的な出題傾向分析は大手塾や予備校が既に解答速報を出していますのでそちらをご覧くださいね。同じ事を書いても仕方がないので、私からは、このセンター試験の後釜として登場した歴史の浅い赤ちゃん試験がどのような棘や毒をもっているのか、その辺りのえげつなさ、また登場人物の世界観などを今年の試験と去年の試験に照らし合わせて、要所要所で毒づきながら書き込んでいきます🤗
さて、それでは2022年英語大問2から行きましょうか🐸
(以下、高校生に英語に慣れ親しんでもらいたいので語り口が丁寧語でないことをお許しくださいね)
さぁ、みんな🐸手元に今年の問題を用意しよう。今日はリーディングの大問2からだ。今は問題を解く時間じゃなくてこれから君たちが立ち向かう『敵を観察する時間』だ。だから、解答も隣に置いて答えが随時読めるようにしておこう。
長文【A】では、いわゆる施設案内文の読み取りが出題された。
君は『未来のリーダー』という夏季プログラムに参加していることになっており、コースの課題をこなすために、『イギリスにある大学の図書館の利用方法について読んでいるという設定』で始まる。
(問題【A】について)
その長文資料には図書館の開館時間や、生徒カードが図書館カードや印刷カードとしても機能することなどが記載されている。
また、本の借り方や、オリエンテーションへの参加方法が記載されている。
貸し出しについては、一度に8冊まで借りられること、そして返却事実を守らなければ返却日より3日間貸し出しを禁止するなどのペナルティが記載されており、速読が苦手な学生や、読書計画がうまいこと立てられない学生は、図書館の罰則によって一網打尽にされそうな暗雲立ち込める出だしだ。
先生の勝手な憶測だが、以前たった一人のルーズな学生の怠慢によって、貸し出しのルールにあやがついてしまったのだろう。
そこから図書館側と善良な学生との静かな仁義なき戦いが始まったに違いない。
しかし、こういった場合はやみくもに学生を締め上げても、学生は図書館に対しての敵意を強め、腹黒い人格を育て上げるだけである。
先生が図書館職員であれば、
貸し出し可能冊数と日数を始めは比較的少なめにしておいて、
貸し出しマナーの良い生徒に関しては後にカードをクレジット機能がついていない【YOSHIKIカード】に格上げしてあげて、
徐々に冊数日数ともに増やして行く形にすることで、沢山借りてしっかり読み切れる人、それから速読が苦手でたまの利用でも良い人の両方が気持ちよく図書館利用出来るようにするんだけどな(`・ω・´)
それに、身分証と兼用らしいから、勤勉な人は自分の身分証の写真部分がYOSHIKIになるんだよ?それ、すごいことだよね?
「お前、顔、YOSHIKIじゃん!」
て、言われると、なんかちょっとした優越感がしちゃうね?
話を戻すけど、長文資料右側には、図書館ユーザーのコメントが書かれており、図書館司書の対応は基本的に親切であることの記載がある。(👈本当かな)
また、他の学生は図書館のWi-Fiが弱くて使い物にならず、隣のコーヒーショップ辺りの電波を拾うようにと他者にアドバイスしている。
こんなユーザーコメントを資料に記載する暇があるのなら、図書館にはとっととWi-Fi環境を改善してほしいものだね。財政難か、そうでなければ色々根に持っているんだろうね(;´・ω・)
上記の内容に対して、問題は5問出題される。
問1は図書館内で学生が出来ることを問われるが、答えは学生証でコピーが取れることとワークステーションでノートPCを使えるというのが正解。
不正解には『コーヒーの持ち込みが可能』などが入っているが一般的に図書館や書店は飲み物の持ち込みを嫌うので、一般常識があれば選択肢を簡単に狭めていくことは可能な問題だ。
問2はオリエンテーションの開催フロアを問われるが、『2階上がる』と記載がある箇所を長文から抜き出せれば【ある程度】すぐに解ける問題である。
ただ、なぜ【ある程度】なのか。
ここに、いよいよ【共通テストの毒牙】が見え始まる。
センター試験の後釜としてオギャーと産声を上げたこの共通テスト、歴史の浅い赤ちゃん試験だが、イギリス英語をふんだんに取り入れているというのが特徴である。
今まで君たちは学校教育でアメリカ英語をたたき込まれてきているはずだ。
そこに、長文でさっそく“programme”というイギリス表記で”program”のアメリカ表記がいきなり出てくるとびっくりするだろうし、この位ならまだまだどうにかやれそうだが、
アメリカとイギリスの建物の『1階』の呼び方は異なる。
アメリカ: the first floor
イギリス: the ground floor
ちなみに2階はアメリカが”the second floor”なのに対し、イギリスは”the first floor”なのだ。
そう、イギリスでは建物の1階部分は『地面階』、2階になると、『ようやく上に初めて出来た第一階』という数え方をする。
この記事を見ている君は、この瞬間にこの情報をしっかりメモしておこう。
君たちが慣れないイギリス英語表記で、この赤ちゃん共通テストは君たちを翻弄しようとするから。
かわいげのない赤ちゃんテストだが、ここは、毒を喰らわば皿までも。
せっかくのイギリス英語を学ぶチャンスなのだから、前向きに捉えていってほしい。
人生は、わからなければ、その都度覚えればいいのだから🌝
その他、問3では正面玄関入り口付近には何があるかという問題で、答えはワークステーション。こちらは問題を先に見て精読せずに必要個所を抜き取るだけで回答可能だ。
問4は返却忘れのペナルティを喰らった場合の実刑期間の日付を答える問題なので、『実刑は実質3日』であるということを本文から抜き出して計算すればよい。
問5は、学生コメントの主観ではなく、『事実』を見つけて抜き出す問題。
ここは、『ビデオ視聴時にはヘッドフォンが要る』というルールが明記されているので、学生の個人的な感想の『オリエンテーションが良かった』ではなく、こちらを選ぼう。
さて問題【B】に進もうか。こちらの長文は、記事の読解問題。
ここで、新たな刺客が君たちを待ち受けている。
そう、イギリス英語をまたぶちかましてきそうな、イギリス人留学生、Davidの登場だ。
しかし、安心してほしい。この【B】にはイギリス英語表記はない。
だから、Davidは見掛け倒しである。
なぜ、UK留学生を登場させたのか。これは共通テスト全体を通して言えることだが、
おそらく【A】イギリス英語表記を幾つか使ったことで受験生をビビらせ、次いで【B】にイギリス人の存在をちらつかせることによってさらに読みづらい単語が登場するのではという精神的圧迫感を煽ったものと思われる。
大丈夫だ、諸君。このDavidはただの留学生だ。毒はない。
また設定は、
『君が学校の英字新聞担当で、このDavidが書いた記事を読んでいる』というあまりひねりのないものでもある。
内容も短熟語レベルではそこまで難しいものはなく、文法も関係代名詞継続用法など、焦らずに淡々と精読すればそこまで時間を取られることはない。
新聞内容はペットが大好きな国のランク付けするもので、David調べによると、ペットがダントツに多いのはオーストラリアだそうだ。
次いで、アメリカ、そして、イギリス、と記載があるのでこの部分を抜粋すれば、問1のペット率を尋ねる問題は瞬殺である。
また、新聞の内容の大半はペットを飼うことにより得られるメリットについてで、問2の問題になっている部分である。この点はいわずもがな、ペットとのかかわりあいの中で、愛や友情、癒しなどが挙がっているので、答えは明快。『人生を楽しくしてくれる』である。
間違っても不正解の『人気者にしてくれる』や『節約できる』ではないことは一目瞭然だろう。
一方で、ペットが多い場合は家を空けるときに世話をどうするか問題が発生する。その点がデメリットとして紹介されており、オーストラリアの飼い主たちはペットたちを旅行先に同行させることが多いとのこと。
問3では今回の調査で明らかになったことを尋ねてきており、答えは『飼い主たちは1日3時間くらいペットと一緒にいる』であり、
不正解の『ペットには自分の部屋が必要だ』を選んでしまった人は、読解が足りないか、
おそらく自宅でペットに自分の部屋を与えている動物愛好家の学生さんだったのかもしれないね。
問4は日本でペットを飼う場合のDavidの意見の要約を尋ねているが、
新聞のラストで『日本では飼育スペースや時間の問題があるものの、狭いアパートで飼育をしている人も多い』と言及していることから、
答えは『家の中でペットを飼うことを喜ぶ人がいる』を選択。
ここも、情報を抜粋する力と、あとは日本のペット事情を思い起こすだけでもある程度は解ける問題であった。
新聞の文末に、Davidは日本で子豚の飼育の人気があるとほんのわずかだが言及している。
日本の狭い家屋事情を伝えておきながら、本当なのか? Davidよ。
そして締めの問5は新聞の題名についてで、こちらはいわずもがな、②の『ペットの飼育は私たちにどんなことを与えてくれるのか』である。
間違っても不正解の選択肢『ペットに豚を飼ってみない?』と、日本の住宅事情に似つかわしくないペットを焚きつける題名にしてはいけないのだ。
総評としては、【A】は広い情報を扱うことになるので、その辺りで惑わされないように、必要な個所に印をつけながら情報を抜き出す必要があり、
【B】に関しては記事の中の数値情報の比較をしたりなど、英文だけに捕らわれることなく各種データも交えた総合的な読み取りに今から慣れておく必要があるので、この辺りを今のうちから意識した学習を進めることがカギだ。
ちなみに昨年の2021年第1日程の大問2【A】では、学園祭バンドコンクールの審査が取り上げられた。
こちらは出場グループ3つで、審査員3人。それぞれのコメントとスコアのデータなど、やはり今年の【A】と一緒で広い情報量をさばく力が試された。
審査員の1人にMs Leighなる人物が辛辣で、せっかく頑張って歌ったであろうバンド名『マウンテンペア』に対して、
「ステージ上での刺激が感じられない」
と言い放つコメントが掲載されている。…学園祭のコンサートだよ?
このリーって女性は次回はちょっと呼ばれなかったろうねぇ(;´・ω・)
不憫なマウンテンペアのその後が個人的に気になっている。
また2021年第1日程大問2【B】では、オンライン記事の討論についての読解で、これまた英国のとある学校で突如として部活動の時間が制限されたことに困惑し、
「今まで熱心に頑張ってきたから続けさせてほしい」
と懇願する生徒会長に対して、新しく赴任した校長先生が、
『近隣の治安悪化を懸念し早期帰宅を促す』
というやりとりが出題される。読解レベルは今回とほぼほぼ一緒。
総評としては、【A】は広い情報を扱うことになるので、その辺りで惑わされないように、必要な個所に印をつけながら情報を抜き出す必要があり、
【B】に関しては記事の中の数値情報の比較をしたりなど、英文だけに捕らわれることなく各種データも交えた総合的な読み取りに今から慣れておく必要があるので、この辺りを今のうちから意識した学習を進めることがカギだ。
ちなみに昨年の2021年第1日程の大問2【A】では、学園祭バンドコンクールの審査が取り上げられた。
こちらは出場グループ3つで、審査員3人。それぞれのコメントとスコアのデータなど、やはり今年の【A】と一緒で広い情報量をさばく力が試された。
審査員の1人にMs Leighなる人物が辛辣で、せっかく頑張って歌ったであろうバンド名『マウンテンペア』に対して、
「ステージ上での刺激が感じられない」
と言い放つコメントが掲載されている。…学園祭のコンサートだよ?
このリーって女性は次回はちょっと呼ばれなかったろうねぇ(;´・ω・)
不憫なマウンテンペアのその後が個人的に気になっている。
また2021年第1日程大問2【B】では、オンライン記事の討論についての読解で、これまた英国のとある学校で突如として部活動の時間が制限されたことに困惑し、
「今まで熱心に頑張ってきたから続けさせてほしい」
と懇願する生徒会長に対して、新しく赴任した校長先生が、
『近隣の治安悪化を懸念し早期帰宅を促す』
というやりとりが出題される。読解レベルは今回とほぼほぼ一緒。
ここで、当初生徒会長は節電の観点からの活動時間短縮だと思っているが、
実は市内の犯罪増加が原因だったとのことで、
これが理由では彼らがいつまで経っても部活動を再開できない可能性が余韻として残る印象深い問題であった。
犯罪率5パーセント増加とのことだが、初期値が気になる。
ほんの僅かなことなのか、もしくは『Grand Theft Auto』や『龍が如く』のような救いようのない繁華街の中心に彼らは通っているのか。
2021年第2日程大問2【A】では情報の読み取りとして、再利用可能ボトルの調査結果のまたもや英国環境キャンペーンのクラスメートの回答、調査結果について出題される。ここは正直、先生がいじれるような個性的なキャラが一人も出てこず、個人的には退屈な問題であった。
大問【B】では、サマープログラム講座案内の読解として君が元受講生のコメントを読み、何の講座を受講するか選んでいる設定で問題が出題される。現金な主人公は、元受講生が語る異文化研究講座なるものが、講座自体は難しいが、単位はわりとチョロいという記述を読んで、やってみようかなと考えるが実際にその講座を選択したかは不明なまま終わってしまう。
長くなったから、この位にしておこうか🐹
さて、なぜ先生が解説にこれだけ人物像にこだわって書くのかを最後に書こう。
みんなは部分的に物事をとらえがちだけど、昔、きっとお家の人に読んでもらった昔話は全体をすべて覚えているよね🌝
共通テストのキャラクターも、きっとよく観察したら、すごく面白いはずだよ?
よくよく見れば、大学図書館の静かなバトルが見えてきたり、
学園祭の審査員が性格に難があったり…そんなことを分析しながら読んでいると、これまた不思議。いつの間にか、単語だけじゃない、文章もだんだん頭に入ってくるものなんだよ?
何でも愛着を持って接してあげると、愛着が芽生えれば芽生えるほど、記憶に残る。勉強ってそういうこと。
それに、君たちが受験終了後、この共通テストのキャラクター達を3日後覚えている人ってどれくらいいるかな。
1年後、いや、試験10日後であったとしても、きっと、ほとんど誰も何も覚えていないはず。
共通テストのキャラの気持ちになって考えてみて?😭
確かに君をイギリス英語で戸惑わせたり、すごく性格的に嫌な奴らかもしれないけれど、そのキャラクターと仲良くなって愛着が持てるようになる頃、きっと君は受験を突破して、このキャラクターたちとは二度と関わることもなくなるよね?😭
3次元世界の人間である自分たちも、2次元のキャラクターも基本は一緒。
『人はいつ死ぬと思う?・・・人に忘れられた時さ』by ワンピースDr.ヒルルク
…さて、今回はここまでにしておきます🤗
(以上、高校生に英語に慣れ親しんでもらいたいので語り口が丁寧語でないことをお許しくださいね)
今後も需要があれば、英検などの他の記事も書く合間に、大問3を時間のある時に解説記事を書いてみますね🌞 誰かに喜んでもらえていたら嬉しいです(●´ω`●)
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