みなさん、印象派の画家といえば、誰が浮かびますか?
モネ、ルノア-ル、ドガ、セザンヌ、数多くの画家が浮かんでくると思いますが、素人の私が一番好きなのはありきたりですが、モネとルノア-ルです。
あの淡い、繊細な色彩で描かれた世界、自分の気持ちまで優しくなってきます。
フランス北西部、ブルタ-ニュ地方は地元フランス人の間でも人気の旅行先です。
モルビアン湾に浮かぶ数々の島で大自然の美しさと静けさに癒されるために、昔も今も、多くの人々が島に渡ります。そして、多くの画家が風光明媚な景色をキャンバスに収めようと何枚もの作品を描いたようです。
私の好きなモネもその一人です。
島の一つ、Belle île(ベル・イル)、名前の通りこの美しい島に野生の美しさと静けさを求めたモネは、何枚もの作品を島で仕上げたそうです。
2年前の夏休みに家族でこの島に渡り、偶然モネの軌跡を知ったので、モネが描いた風景をすべて、家族全員で辿ってみました。
今回の記事の初めに皆さんの目に入った絵画と写真。絵画はモネが描いたもの、写真は私が撮ったものです。
かなり正確に描かれている波の様子、まだスマフォでいつでも気軽に写真が好きなだけとれる時代ではなかった頃には、実際に見に行けない風景をこうして絵画でみられることは、この上ない贅沢だったのではないでしょうか。
印象派、特にモネがお好きな人は、ぜひブルタ-二ュ地方のお隣、ノルマンディ地方も訪れてみてください。
ノルマンディ地方の小さな港町Honfleur(オンフル-ル)、ここにも若きモネは来ています。
モネは、ノルマンディで多くの時間を過ごし、たくさんの絵を残しています。エトルタの崖、あの有名な睡蓮・・・
オンフル-ルからパリ方向へ進むと、彼が晩年を過ごしたジベル二-村で睡蓮のモデルとなった庭園を見ることができます。ジベル二-村はパリからは約2時間で到着です。
さて、オンフル-ルですが、ここは小さいな街ですが、落ち着いた、洒落た素敵な街です。
実は「ジムノペディ」などを作曲したエリック・サティ生誕の地でもあります。
サティの音楽には、時々絵画の印象派的な要素を感じていたので、モネとサティ、二人の偉大なる芸術家の感性に似ているところがあるのかなって、不思議な気持ちがしました。
フランスで、ぜひ絵画の旅をお楽しみください。
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