Hi there! みなさんこんにちは!
今日は私のカナダ人生、学生時代に起きた謎の出来事のひとつを紹介します🌞
カナダはよっぽど危険な通りに行かない限りは比較的安全な国です、が!
変な人間はおかしな出来事を引き寄せる(;´・ω・) sigh (ため息)
学校から帰宅時に無数のパトカーに包囲され、警察突入部隊が自宅に入ってきた話を書きます。(👈悪いことしてないんですけどね?単純に巻き込まれた話)
バンクーバーのDavie Streetに一時期住んでいました。学校から徒歩3分、ダウンタウン中心部で非常に住みやすく、ゲイの人たちが多く住んでいたので”Gay Village”などと呼ばれるエリアです。
日本よりもLGBTの方々がオープンにして共存しているので、普通に周りにいるのが当たり前という環境でした🌞
学校の昼休み。家が近いのでいったん帰宅してラーメンを茹でていると隣のゲイカップルの部屋から大げんかの声が。
「あんたがアイツとイチャついたから良くないのよ!」
「何よ!」
と、ふっとい声なんですがとてもフェミニンなしゃべり方で、そんなことはどうでもいいんです。とにかく声がうるさいのです😖
卒業間近で卒業制作の締め切りも近く寝不足で疲れ切っていた私は窓をピシャリと閉めました。すると、一瞬彼らの声が静かになり、
「ほーら!隣の女の子、怒ってんじゃないのよー!あんたがうるさいからー!」
「あんたが叫ぶからよー!」
などとさらにヒートアップ。彼らはお互いにモノを投げ始め、ドタバタさらにうるさくなりました。私はそんなんに構っていられるかと、茹でた味噌ラーメンにもやしとバター、落とし卵でおなか一杯食べて早々に学校に戻り…。
夜7時。帰宅し自分の住んでいるマンションに戻ると無数の警官とパトカーが自宅建物を取り囲んでいます。
「なんだろう、大捕物かな」
などと思いながら自分の部屋に帰宅、施錠します。
すると、玄関外の廊下が騒がしいのです。
「今すぐ降伏しなさい。出てきなさい」
…警察が誰かを説得中です。すると、
「嫌よォオオオ!!」
なんだか聞き覚えのある叫び声。
…隣のケンカしていた部屋だ!すぐにわかりました。しかし、いかんせん、もう片方の声が一向にしません。
「あの人たち、何かやらかしたんかな?」
でも、腹が減っては戦は出来ぬ。私はチャーハンの準備を始めます。玉ねぎをリズムよく切って鼻歌など歌いながら楽しくやっているとチャイムがなります。警察のメガホンはさらにうるさく、隣人単体もさらにヒートアップしている模様。せっかく夕飯作っているのにと困りながら玄関の覗き穴を見ると、警察が立っています。
「私、何もしてないし」
怪訝そうにドアを開けると、やはり立っていたのは警察官で、廊下中警官だらけ。しかも覗き穴からは気づきませんでしたが、警官は皆、ライフルを構えています。かたや、私はというと、片手に玉ねぎのカスを付けた包丁を握りしめており…一瞬、お互いの所持している武器に気づき、緊張が走ります。
「チャーハン作ってるだけなんですけど、あの、自分、逮捕されます?」
「いいや、君は無関係だ。(👈そりゃそうだろう)君の隣の部屋のカップルが大喧嘩で片方を叩きのめしてしまった。それで通報が入ったんだ。そのまま籠城していて埒が開かない。すまないが、君の部屋のベランダから突入させてほしい」
そういうことか、と合点承知し、警察部隊を我が家のリビングに通します。彼らはゾロゾロと隊列を組んでリビングからベランダへと進みます。
あと30分位で片付きそうかな、などと思いながら台所でチャーハン作っていて良いか尋ねると、銃撃戦になるかもしれないから風呂場のバスタブに身を隠しておいてほしいとのこと。
そんなことあるんかい!あのカップル、さすがに武器なんか持ってるわけないよ、と内心思いながらも一応有事に備え言われたとおりにバスタブから頭を少しひょこひょこ出して、様子を眺めながら、映画『ダイハード』のマクレーン警部にでもなったような感覚に。
目の前で起きている出来事があまりにも非現実的でおそらく感覚が麻痺していたのでしょう。手持無沙汰で日本の両親に電話で実況中継。すると、父親から
「バスタブの中に隠れていなさい!とにかく出ちゃだめだ!!」
と言われ(👈今は私も親なので、当時どれだけ両親の肝を冷やした事かよく解ります。本当に申し訳ない…)
それから間もなく、ゲイカップルのベランダから警察が突入し、
「手荒なことしないでよ!ちょっとやめて!嫌よォオオオオオオオ」
と、手を出してしまった方の隣人がお縄になり、廊下を引き摺られて連行されていく音が聞こえました。
…これは嘘か本当か分かりませんが、カナダ人のクラスメートが以前、
「バンクーバーは治安がいいだろう?警察も暇なんだよ。で、1週間に何人検挙してこいとか、警官もノルマがあるわけよ」
と言っていたのを思い出しました。
カップルの痴話喧嘩ごときに市内のパトカー集めていたからひょっとして、事件に餓えていたんだろうか…あの時はたまたま…暇だったんかな…(;´・ω・)
真相は不明です。クラスメートが冗談を言っただけかもしれません。でも、パトカーの数はすごかったです。こればっかりは謎です👻
とりあえず、何はともあれ大したことなくて済んで良かったです(;´Д`)
海外に住むという事は、予想外の出来事に時として見舞われます。お前が言うな!と突っ込まれそうですが、とにかく命だけはしっかり守っていかなくてはなりませんね。
そこさえしっかり徹底していれば、海外留学やワーホリは必ずや、その人の人生を素晴らしく有意義なものにしてくれることでしょう🌞
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