【Take 1】
(地球の某TOEIC会場の『受験生農夫』をスカウターで計測しながら)
ラディッツ:戦闘力たったの5か…。ゴミめ。
(その後、TOEIC会場にいるラディッツからの通信が途絶える)
ベジータ:…TOEICだと?試験会場は地球と言ったな。まぁまぁの星じゃないか。ラディッツめ、情けないやつだ。全く、たかが戦闘力990ちょっとの試験に殺されるなんてな…。よーし、ナッパ、遊びに行ってやろうぜ!
さて…と、久しぶりにドーンと睡眠をとるか、じゃあ1年後を楽しみにな。
(1年経過、地球の会場へ到着、試験開始後)
ベジータ:ラディッツのスカウターが壊れていた可能性もある。戦闘力を調べてやろう…(ピピ…!)
運営:ベジータ受験者、スカウターを使用したため不正とみなし失格!
ベジータ:何!?
【Take 2 】(2か月後、某TOEIC会場にて再チャレンジ)
ベジータ:この時が来たぜ。(試験用紙を前に)死に土産に見せてやろう…超エリートサイヤ人の圧倒的パワーを…!オレのギャリック砲は絶対に食い止められんぞ!!
地球もろとも宇宙のチリになれェエエエ!!…ほら、『溶けたぞ』
運営:ベジータ受験者、問題用紙を技で溶解してしまったため失格!
ベジータ:何!?
【Take 3】( TOEICの仕組みがそもそもよく分かっていなかったベジータは、地球の書店に足を運ぶ)
店員:いらっしゃいませ
ベジータ:公式問題集ってやつはあるか!このオレが買いに来てやった!
店員:帰るがよい…公式問題集を渡すわけにはいかん…。おぬしには邪悪なものが感じられる…。
ベジータ:じゃあ死ね!
(悪態ついたものの結局問題集、単語帳と諸々ポチる)
店員:ありがとうございました。
ベジータ:(パラパラ開きながら)…品詞問題だと?
agreeable, agree, agreement, agreeably
ナッパ:語彙4匹か。さあて……どいつからかたづけてやるかな…よわむしラディッツのバカはスカウターの数字に油断してやられやがったようなもんだったからな。
ベジータ:く、くだらん!サイヤ人は戦闘種族だ!!なめるなよォオオ!!!エリートサイヤ人のベジータ様に理解出来ないものはない!
(agreeable, agree, agreement, agreeablyを眺めながら)
ベジータ:まず、接尾語”able”は『可能な』という意味だ。惑星エイブルの奴らは何でもかんでも『出来る』と言いやがる。そしてこいつらは形容詞の接尾語だ。ただし、【enable】などというふざけた【動詞野郎】も紛れているから油断するなよ、ナッパ。
よって、agree+able=同意できる=『快適な』という意味に変化しているんだ。
“agree”は『同意する』という意味の動詞だ。
ナッパ:”agree”に余計な”ment”が付いているのは何だ?
ベジータ:はーはっはっははっは!! てこずってるようだなナッパよ!
接尾語”ment”は、惑星メントの住人だ。こいつらはとにかく動詞どもを名詞に転化させるのが好きな奴らだ。
この接尾語を見たら『名詞』と思え。よって、”agreement”は『同意』という意味の名詞だ。
“agreeably”は”agreeable”の末尾を”y”にして副詞にしている典型例だ。『心地よく』という意味になる。
ふん!TOEICだかなんだか知らんが、負ける気がしないぜ。
オレはいったはずだ おもいきりやれとな…
【続く】
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