みなさん、5月1日は何の日かご存じですか?
多くの方がメ-デ- May Day?とお答えになるでしょう。そう、正解です。
アメリカ合衆国に起を発する、労働者が権利を要求するために行進や集会などを行い、団結の威力を示す「労働者の日」は、世界の少なくとも80以上の国で祝日となっています。
フランスやイタリアでも祝日です。
でも、フランスでは5月1日は単にメ-デ-だけではないのです。
なんと、「すずらんの日」 とも呼ばれています。
この日は、白く可憐に咲くこの花を、日ごろからお世話になっている友人、家族、恋人、パ-トナ-など、大切な人に贈ります。
スズランを送られた人には、幸運が訪れると言われています。
感謝を伝える日といった感じですね。
16世紀のフランス王、シャルル9世がすずらんの花束をもらった時に、この花が幸運をもたらすという意味があることを知り、それならば宮廷のご婦人方にもとすずらんの花を贈ったのが始まりだそうです。
この宮廷文化が、19世紀の終わりごろから少しづつ庶民にも浸透し、今に至っているようです。
可憐な姿かたちだけではなく、香りもよい、清楚な感じのするこの花。
春から夏にかけてよく見られます。
日本語では漢字で鈴蘭と書きますが、鈴のような形をした蘭のように香りの良い花・・・
英語ではLily of the valley、谷間に咲く百合・・・
日本語にしても英語にしても香りや華やかな姿をしている花が名前に入っていることが興味深いですね。
今年の母の日には、お母様への一言を添えて、すずらんを送ってみてはいかがですか?
すっきり素直にシンプルに Thank you always, Mum !
声に出すのは照れるけど、文字にはできるこそばゆい気持ちなら
I’m so happy that you are my mother !
Thank you for all you’ve done for me, Mum !
遠く離れて暮らしているお母様へ Hope to see you again, Love you !
だんだんお年を召されてきたお母様の健康を気遣って
I hope you stay well forever !
もっちろん、母の日の前に、5月1日、お母さまをはじめ、大好きなお友達や、先輩、大切な人に贈るのもいいですね。
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