« Quatorze Juillet »(キャトーズ・ジュイェ )がやってきます。
この日は、フランス人にとっては大切な日です。
1789年7月14日にバスティーユを襲撃&奪取、1790年に新たなフランスが建国されたことを記念してお祝いする、革命記念日、あるい建国記念日なんです。
この日はフランス大統領出席のもと、シャンゼリ-ゼ通りで軍事パレ-ドが行われ、国歌演奏、空軍のアクロバット飛行も披露されます。
夜には花火がエッフェル塔の上を彩ります。
これらの式典やイベントはテレビ中継されるので、パリに行けなくても一緒にテレビを見ながらお祝いできます。
また、パリには規模がかなわないにしても、各街で軍事パレ-ドや花火、様々なイベントが行われますので、地元でもそれなりに楽しめます。
この革命記念日、フランス人たちは曜日そのものの« Quatorze Juillet »と呼んでいます。
英語では « Bastille Day »(バスティーユ・デイ)と、革命のシンボルである場所にちなんだ名称をつけています。が、 なぜか日本では漠然とした「パリ祭」と呼ばれることがあるのです。
これは、 ルネ・クレール監督のフランス映画『Quatorze Juillet』(1933年製作)の邦題が『巴里祭』だったからと言われてます。
フランス国家といえば、さすがに革命時期に作られた歌詞で、意外に残忍です。
例えば1番の歌詞から拾ってみると、
Contre nous de la tyrannie L’étendard sanglant est levé ! (仏) - Against us, tyranny’s
Bloody flag is raised! (英) -私たちに対して 暴政の血まみれの旗が上がった
Ils viennent jusque dans nos bras Égorger nos fils, nos compagnes ! (仏) -They come right to our arms to slit the throats of our sons, our wives (英) - 彼らは私たちの腕の中まで来て 私たちの息子や妻の 喉を掻き切って殺す!
ね、激しいでしょう?
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