新しい年を迎えましたが、大きな災害から始まった今年は
復興が少しでも前に進むことを願う毎日です。
さて昨年を振り返れば、2023年は私にとってはオンラインイベント一色の年でした。
子どもたちと参加したイベントは発表会も含めてなんと9つ!
その多くは講師仲間と手作りで開催した交流会でした。子どもたちに楽しい時間を過ごしてほしいという気持ちが一番ですが、「面白いことを本気でやってる大人」の存在を信じてもらいたいという思いから、今年も発表会1回と交流会3回を計画中です。
おうちの方にはいつもたくさんご協力をいただいていますが、ご負担にならない程度で楽しく参加していただければ嬉しい限りです。
レッスンのカリキュラムってあるんですか?
さて、私のレッスンはmpiメソッドの9年カリキュラムを土台に計画しています。なので、レッスンのカリキュラムは「あります」。
ただ、ワールドトークでは個人レッスンのため、みんなスタート地点が異なるうえ、ご希望いただく内容も多様ですのでこれまで「カリキュラム」として公開することは控えてきました。
ただし、講師自身はお子様がカリキュラムのどこに今いるのかを常に意識しながらレッスンさせていただいております。カリキュラムは私たちにとって日々のレッスンがどこに向かっていくのかを明確にしてくれる「地図」の役目を果たしています。
レッスンは定期受講の形をとっていますので、毎回のレッスン前には必ず準備します。レッスンの記録は便宜上、紙に書いているのですが、時々振り返るため2017年から保存しています。相当な枚数になりますが、なかなか捨て難いのです。
さて、先ほど「9年カリキュラム」と言いましたが、これは「15歳で世界の同世代と英語で会話&コミュニケーションができる子どもを育てる」ことを目標にしたカリキュラムです。年齢に合わせて英語の4スキルを身に付けるとともに、ジェスチャーや表情などノンバーバル表現も身に付けていきます。私が交流会や発表会にお誘いするのはこのためです。
ただし9年とか15歳とか言っても、ほとんどのお子さまは小学校1年生でレッスンを始めるわけではありません。小3,4年生で開始するお子さまも多く、英語は初めてという子もいればインターナショナル・プリスクールに行っていた子も。スタートはみんな違いますので、同学年でも使用する教材は様々です。
それでも、同じ年頃で楽しめそうなことがあれば同じ題材を扱うこともある。そんな柔軟性も大切にしています。
Junko N.のカリキュラム
レッスンプランは以下のカリキュラムを念頭に組み立てています。ただし、個人差があります。ほとんどのお子さまは週に一コマ受講のため、以下の一部を学習しているお子さまも多く、TAGAKIシリーズだけをどんどん学習している受講者もいます。また、途中から学習をスタートする場合にも無理なくレベルアップできるレッスン運びを考えています。
これとは別にコースブックをご希望の方にはWe Can! シリーズをご案内しています。
「学ぶこと」欄は一般の方にイメージしていただけるよう内容を簡潔にまとめています。
学習歴 | 使用教材 | 学ぶこと |
1年目 | Superstar Songs 1 All about the ABC’s 英会話たいそう1&2 | 英語の音・文字に親しむ フォニックスの前段階の活動 よく使う英語フレーズ |
2年目 | Superstar Songs2 This is Phonics 1 (または)小学生のフォニックス 英会話たいそう2(続き) | 英語のリズム フォニックスの前段階の活動 フォニックス よく使う英語フレーズ |
3年目 | Speech Adventure 1 This is Phonics 2 (または)This is Phonics 1 | 自己表現(スピーチ) フォニックス |
4年目 | Speech Adventure 2 TAGAKI 10 QA-50 | 自己表現(スピーチ) コメントや質問する力 ライティング |
5年目 | Speech Adventure 3 TAGAKI 20 | 自己表現(スピーチ) 語彙の増強 ライティング |
6年目 | QA100 Communication Workbook TAGAKI 30 | 自己表現(スピーチ) ライティング コミュニケーションスキル |
7年目 | TAGAKI 40 Presentation Workbook 1 Grammaring 3 | 自己表現(スピーチ) ライティング 文法の整理 |
8年目 | TAGAKI 50 Presentation Workbook 2 QA200 Communication Workbook | 自己表現(スピーチ) ライティング コミュニケーションスキル |
9年目 | TAGAKI Advanced (3 Reasons) Presentation Workbook 3 | 自己表現(スピーチ) ライティング |
自分からの発話・本物に触れる
カリキュラムのお話はこれくらいにして、その他、私がレッスンで大切にしていることについて少々お話させてください。それは「受講者から発信する機会を確保すること」と「実際の出来事を話題にすること」。
レッスンや授業は先生がリードしがちですが、実際のコミュニケーションでは自分がリード出来たほうが断然ラクです。なるべく長く話せるテクニックや質問を考えてもらう時間などを大切にしています。
また、人間はテキストからよりも現実から学ぶことの方が多いと思います。新年の干支など季節のトピックからニュースまで、機会があれば子どもたちに考えてもらうようにしています。年末年始には私が寄付するプロジェクトを小学5年生以上の皆さんに考えてもらいました。選んだ理由も知っている英語で説明してもらいましたが、貴重な意見をたくさんいただきました。
スパイラルに学びましょう!
お子さんの英語学習を見ていると「まだ覚えられないの?」「発音がCDと違うよ」などいろいろ言いたくなる、保護者の皆さん。大丈夫です!なかなか言えなかった文を突然すらすら言えるようになる場面に何度も出会ってきました。 子どもたちは着々と成長しているんですね。mpiのカリキュラムは「スパイラルに学ぶ」ことも大きな特徴です。らせんを描くように同じようなことを少しずつレベルアップしていきながら、最終的にはしっかり身に付けていく、そんな学び方を応援しています。 私もまだまだ学びたいことがいっぱいです。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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