「英語でいつも同じような表現ばかり使っている」「日本語を英語にうまく変換できない…」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。
今回は生徒様の表現力を伸ばすレッスンに定評があるTomoko C先生をご紹介致します。
Tomoko C先生は講師歴20年のベテランで、何年も続けて受講しているリピーター様が非常に多い先生です。
日常英会話、面接対策、英検、TOEIC、IELTSなど幅広く指導されています。
生徒様から絶大な信頼を得ている先生のお人柄や人気レッスンの秘密に迫ります!
【Tomoko C先生】
英語講師歴20年。父の仕事の都合で小学生の頃にイタリアのミラノに住んだことをきっかけに英語に興味を持つ。イギリス在住。プライベートではアスリートママとしての一面をもつ。豊富な指導経験にともなう豊かな表現力が定着するレッスンが大好評。
ワールドトーク講師歴:6年以上
ワールドトーク提供レッスン数:5,485レッスン
※2024年1月19日時点
海外生活19年!イタリアでの生活をきっかけに英語学習を開始
――先生は海外生活が合計19年だそうですが、海外で生活をするようになったきっかけを教えていただけますか?
父の影響が大きいですね。小学生の頃に父の仕事の都合でイタリアのミラノに住んでいました。
英語とイタリア語を話して仕事をする父の姿を見て、自分もいろんな国の人と話がしたいなという思いがありました。
イタリアの小学校では週に何回か英語の授業がありました。小学校で習う程度なのでHelloなどの本当に簡単な挨拶くらいですけどね。
いろいろな国のお友達ができたこともあり、中学生になって日本に帰国してから「英語をしっかり勉強しよう」と思って独学で勉強し始めました。
――すごい!独学で勉強を始めたのですね。
その当時英会話スクールが少なかったですし高額でしたので、母に「そんなにやりたいんだったらまずは学ぶ姿勢を見せなさい」と言われました。
家で基礎英語を勉強したり洋画を見漁ったり、そういう原始的な方法から始めました。
中学から本格的に英語を学び始めて、高校でも同じように自分で勉強していました。
――現在イギリスにお住まいですが、日本人とイギリス人の違いやそれぞれの良さなどを感じる部分はありますか?
イギリス人と言ってもいろんな人がいますけど、全体的にイギリス人は気軽に話しかけてくれると感じます。
例えばバスを待っている時に「今日はいい天気だね。」とか「これからどこに行くの?」とか。
こういうタイプの会話って日本に住んでいるとあまりないと思うんですよね。
ちょっと変な人かなって警戒する人が多いと思いますが、イギリスではわりと気さくに話しかける人たちが多いです。
あとは日本人に比べて個人主義ですね。あまり人のことを気にしない人が多いです。こういう常識があるとか、常識外れだとか、そういった言葉はあまり聞かないですね。
自分は自分という価値観を持っているので、例えば子育てに関しても自分流です。
留学中に編み出したヒミツの勉強法
――学生時代にカナダに留学されていたと伺いましたが、その経緯を教えていただけますか?
高校時代にカナダ人のALTの男性と知り合いまして、すごく気が合ったんです。
この人みたいな人がいる国に行きたいなと思って留学することを決め、高校卒業後にカナダの大学に進学しました。
その時点の英語力は本当に高校生程度で、留学前に受けたTOEFLも散々な点数でした。
――実際にカナダに行かれて、壁にぶつかったご経験などはありましたか?
もちろん壁はたくさんありましたけども、日本で基礎を勉強していったおかげで全く英語が分からないという状態ではなかったですね。
聞いたことはわかる、でも自分が言いたいことはなかなか言えないという状態がしばらく続きました。
少しずつ短文で自分の言いたいこと言えるようになってきたのは、半年後ぐらいですかね。
――そのときにしていた勉強法やコツなどはありますか?
その当時はインターネットやYouTubeもなかったですから、通学中にバスの中で周りの人の英語を盗み聞くということをやっていましたね。
本当はいけないことかもしれないですけども、なにか新しい表現を聞いたらメモ帳に書き留めて家に帰ってホストファミリーに「これってどうゆう意味?」と聞いてみたりしていました。
――そのようにして生の英語表現をたくさん学ばれてきたのですね。まずホストファミリーと会話が成り立つ時点ですごいなと思いました!
私は内向的な性格ではないので気軽に聞いていました。
「ちょっとそれは教えられない」と言われるような悪い言葉なども中にはありました。そういうものは気になるので自分で辞書を引いたりして調べて理解していきました。
あとは友達を作って一緒に遊ぶ中で学んでいきましたね。最初はなかなかネイティブの友達は作れなかったです。
カナダのバンクーバーは外国人が多い場所なので、まずは話しやすいアジア人と友達になりました。
その後は共通の趣味がある人や日本に興味のある人たちから友達の輪を広げていき、ネイティブの友達もできましたね。
様々な職を経て、再び英会話業界へ
――カナダの大学卒業後はどのようなお仕事をされていたのでしょうか。
カナダから日本に戻ってきて、まず英会話講師を始めました。
その後は外国人講師のマネージャー、ホテルコンシェルジュ、英会話学校のスタディーカウンセラーなど様々な職業を経験しました。
日本で働いていた期間は10年ほどになります。
――日本で様々なお仕事をする中でこれは自分にとって良かったと思うエピソードがあれば教えてください。
英会話講師のマネージャーですね。今の経験にすごく活きていると思います。
新卒で講師として英会話業界に入って、それから何年間かいろいろな仕事を経て「やはり英会話業界が好きだな」と思ってこの業界にマネージャーとして戻ったんです。
その時に以前の講師の経験を活かし、色々な立場から物事が見られるようになりました。
講師側の気持ちや立場も分かりますし、運営する側の立場も分かります。スタディーカウンセラーもしていたので生徒さんの気持ちももちろん分かります。
様々な面からレッスンや英会話という業界を見ることができました。
生徒から絶大な信頼を得ている「英語が定着するレッスン」とは?
――「先生は語意力がすごい!」という生徒様の声がとても多いのですが、その語意力は今までの20年以上の指導歴で学ばれたものなのでしょうか?
そうですね。人生の色々な節目で自分の職業や興味も変化してきましたが、今まで継続して英語を勉強して、指導してきた中で身に付けてきたかなと思います。
今でも英語の勉強はしています。
――すごいです!ちなみにどのような勉強法をされているのですか。
オンラインでニュースをチェックしています。
生徒さんの中には時事ニュースについてディスカッションをしたい方もいらっしゃるので、レッスンの準備をするために1人1人にニュースを選んでいきます。
「あ、この人にはこんなニュースがいいかな。」「こういうことに興味があるから、こういうニュースやってみよう」みたいな感じです。
自分がまずそのニュースについて理解できないといけないので事前に予習をしています。
読んだり、書いたり、聞いたり、話したりすることが日常的にある状態を作り上げることが英語の上達に一番近いと思います。自分もその方法をずっと続けています。
――確かにその4つを習得しないと実際に英語は話せないですよね。
そうですね。特によくある悩みは英語が聞き取れないことですね。言葉が繋がっていると全く違う風に聞こえてしまって、本当に全く分からないという方もいらっしゃいます。
そういう方に勉強法を伺うと、読む勉強を中心にされていることが多いんですね。例えば、ニュースを読むとか英語の参考書を買ってきて毎日やっているとか。
「聞く・話す勉強はしていますか?」と聞くとやってない方が多いです。そういう方には「聞いて発話する練習を入れていきましょう」 と提案しています。
私が生徒さんによくお勧めしている勉強法はYouTubeです。CNNやNHKワールドなどの英語のニュースサイトをチャンネル登録しておきます。
そうすると朝起きたらまずどんなニュースがあるかが分かります。ニュースクリップなので短く凝縮されているんですよ。
それをバーっと見ていくだけなので忙しい方にはお勧めです。
――なるほど!やはり、読む・書く・聞く・話すの4技能をバランスよく勉強することが大事なのですね。
単語1つ覚えるときでも、自分の音の認識が間違っていた場合、またやり直さないといけないですよね。
例えば、demand(要求する)を「ディモンド」と覚えているとするじゃないですか。
~すかさずチャットボックスに「demand」をタイプしてくれる先生~
それで実際にdemandという言葉が聞こえて来た時に「なに、この言葉?」となってしまいます。でも文字を読んでみたらわかるんです。
自分の音の認識と実際の英語の音が違っていると、またやり直しになって覚えるまでに時間がかかってしまいます。
単語1つを覚えるにあたっても4技能を得られるだけでだいぶ効率が変わってきますね。
パターンプラクティスで表現の幅を広げる
――先生のレッスンの中にパターンプラクティスというものがありますが、どのような勉強法なのか教えていただけますか?
パターンプラクティスは文の型(パターン)を身に着けて、それを応用して違う表現に発展させる練習です。最初にまず例文を出します。
I like swimming.(私は水泳が好きです。)
次にswimmingの部分を違う名詞にしましょう、例えばI like running.(私はランニングが好きです。)のように。
そういった感じでパターンを勉強していきます。そして慣れたら今度は動詞を変えるのように少しずつ名詞や動詞を変えて、それを何回も繰り返し練習していきます。
あとはI like swimming at swimming pool.(私はスイミングプールで泳ぐことが好きです。)のように場所を追加したりして詳細を言えるようにします。
生徒さんの様子を見ながら少しずつ発展させて練習していく形です。
――英語の表現がどんどん広がりますね!先生がタイプしてわかりやすく説明して下さったので、ただの文字(単語)から音と結びついて覚えやすいと感じました!(楽しい…!)
ひらめきの瞬間が大事!
――先生がレッスンをする上で大切にしていることがあれば教えてください。
生徒さんのlightbulb moment(ひらめきの瞬間)を見逃さないようにしています。
lightbulbは電球という意味で、lightbulb momentは「あ!ひらめいた」と頭に電球マークがつくようなイメージの瞬間を指します。
例えば、何か質問した時にすごく一生懸命答えようとしているけれども、日本語から英語になかなか変換できないなっていうときがあるんですよ。
その時に私が「こういうことでしょうか?」と言うと「あ、そうです!」となります。それがひらめきの瞬間なんです。
その人にとってその表現を覚えられる一番のチャンスですので、レッスンの中で何回も繰り返し言ってもらえるように質問をもっていきます。そしてその表現を定着させてもらいます。
ひらめきを常に大切にしてレッスンを行っています。
――先生はリピーターの生徒様が多く、長年レッスンを受けている方も多いですよね。今までで印象に残っている生徒様はいらっしゃいますか?
ワールドトークに13歳で入会してきた男の子がいまして、彼が18歳になるまでの5年間私がレッスンを担当しました。
その子は家庭で英語学習を行っていたので13歳の時点ですでに日常会話はできていたのですが、最終的には政治の話や時事問題を英語でディスカッションできるレベルになりました。
週1、2回レッスンをしていたのですが、毎回予習復習をしてきてくれました。
すごく伸びが早いので結構難しい話題を振ってみたりしました。例えば、コロナの話や政治の話などですね。
レッスンを重ねる上で、そのような時事問題もきちんと自分の考えを英語で言うことができるようになりました。
そして17歳で英検準1級を取得しました。
――おお~!!すごい…!!
彼の会話力は英検準1級以上ありました。英検の長文問題などは高校生には難しいと思うんですけど、会話力はさすがでしたね。
――英検準1級となると専門的な用語も出てきますし、それを理解して自分で文章を組み立てて意見を言うとなるとかなり難しいですよね。
そうですね。
最初の頃は文章を少し長くして詳細を伝える練習をよくしていました。例えば関係代名詞を使う、接続詞のバリエーションを少しずつ増やしていくなどです。
空手などと同じで英語にも型があります。ベースとなる型を覚えることで他の話題のときにも応用が利くようになります。
娘はプロのジュニアスケーター!英語に通じる指導経験
――先生のレッスンメニューの中に「スケオタさん向けの英会話」があり、とても気になっています!
私はフィギュアスケートのファンで35年以上見ています。私の娘もフィギュアスケートをしています。
レッスンでは試合を見ながらスケートの用語や試合の結果などを話したりしています。趣味が講じて始めたレッスンなのですが、とても盛り上がりますね。
――ちなみにお嬢様はTomoko先生の影響でフィギュアスケートを始められたのでしょうか?
おそらくそうでしょうね、娘が赤ちゃんの時から私がスケオタでしたので。浅田真央ちゃんを一生懸命応援して涙を流している私の姿を見ていました。
そこから興味を持ったようで「私もやってみたい」と言い出したんですよね。アイスリングに連れていったらハマってしまいました。
今は毎日スケートをしています。
――お嬢様はプロのジュニアスケーターでイギリス選手権に3年連続で出場されていると伺いました。サポートが相当大変なのではないですか?
朝4時半起きですし、娘はまだ13歳なので一緒に試合についていかなければいけません。
正直大変ではあります、車で6時間離れたところなどにも行かないといけないので。
サポートはすごく大変でもあるのですが、もちろんやりがいもあります。良い成績を残してくれたら嬉しく思いますし。
私は元々スポーツのトレーニングに興味があり、カナダの大学でフィジカルエデュケーションを専攻していました。
その夢は叶えることはできなかったのですが、ジュニアスケーターの娘をサポートすることで自分が過去に学んでいたことを活かせています。
また英語講師としての指導経験も娘をサポートする上で役に立っています。
いつかは辿り着くからその道のりを楽しんで
――プロフィールに書かれているWhen there’s a will, there’s a way!(意志のあるところには方法がある)という言葉がとても素敵だと感じました。その言葉に行きついたエピソードを教えていただけますか?
人生山あり谷ありで、目標や夢になかなか届かなかったり、遠く感じたりすることもあります。
ただ諦めるのではなくて、意思が強ければ何らかの方法でその目的に時間がかかるかもしれないですけど、辿り着くことができるよというメッセージです。
自分に対してのメッセージでもありますし、生徒さんに対してでもあります。
目標への道のりは長いかもしれませんが、そのプロセスも大事だと思うので楽しむことは忘れないでほしいです。
目標は高ければ高いほどやる気がなくなったり行き詰ったりすることもあると思います。
それでも英語を楽しむということを常に心に置いていただきたいですね。
今日は正直気持ちが乗らないというときは少し離れてもいいと思います。英語に触れるけれども、映画を見る日にしようとかね。
気分転換をするのがおすすめです。それで自分が落ち着いてきたらまたはじめます。
英語を楽しんでやることで上達するし、その目標に近づけると感じています。
英語が好きで勉強される方も多いですが、やらなきゃいけない方もいらっしゃるんですよね。会社でTOEIC何点取るように言われているとか。
プレッシャーもあると思いますが、そういう方に少し息抜きと少しでも楽しさを味わってもらいたいなって思っています。
Tomoko先生、貴重なお話ありがとうございました!
英語だけではなく日本語の語彙力も豊かで、お話の引き出しも多く、楽しくインタビューさせていただきました。
長年の講師歴があり、初心者から上級者まで全てのレベルの方におすすめできる先生です。
また、Tomoko先生は包容力があり優しく話を聞いてくれます。英語学習に行き詰っている方や悩んでいる方にもレッスンを受けていただきたいです。
ぜひ予約してみてください!
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