こんにちは。講師のKazuです。
英検対策のレッスンをしていると、
「単語はわかるのに、文章になるとわからない」
「一文はわかるのに、文章全体で何を言いたいのかわからない」
というお困りの声をよくいただきます。
そんなときは「精読」がおすすめ!
・・・なのですが、
「そもそも『精読』のやり方から、よくわからない」
という声もいただきます。
そこで、今回はステップに分けて「精読」の方法をお伝えしたいと思います。
数あるうちの一つの方法として、参考にしていただけたら嬉しいです。
ステップ① まずは、単語の意味を調べる
長文で知らない単語が出てきたら、まずは意味を調べましょう。
調べた意味は書いても書かなくてもいいですが、「覚える!」という意識で調べると、単語を覚える上で効果が高いです。
また、多義語の場合は全ての意味を覚えるのは骨が折れるので、最低限その文章で使用されている意味だけ押さえられればOKです。
※専門用語など、他の文章ではめったに出会わない単語までは覚えなくて大丈夫!
ステップ② 次に、一文ずつ「文構造」を分析する
単語を調べ終えたら、一文ずつ「文構造」を掴んでいきましょう。
主語、動詞、目的語はどれか? どこまでが従属節で、どこからが主節か? 挿入句は?
など、丹念に文構造を分析していきます。
このプロセスは英語ビギナーにとっては大変かもしれないのですが、読解力向上のために、ぜひ取り組んでみていただきたいです。
私のレッスンでは、この「文構造」の分析から生徒さまと一緒に取り組むことが多いです。
ステップ③ 最後に、文章全体の「論理展開」を把握する
「精読」と聞くと、ステップ②までをイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし私個人の意見としては、ステップ③「論理展開の把握」が読解力向上に欠かせないと考えています。
「論理展開」というのは、
・導入部(一般論、現状など)
・筆者の主張
・具体例もしくは理由
・結論
など、段落・文章全体の「論理の流れ」のことを指します。
もう少し細かい単位で見ていくと、譲歩、逆接、例示、対比、反語、、などがありますね。
「文章全体の中での、1文1文の役割」が理解できると、たとえ知らない単語が何個かあったとしても、文章全体の内容はおおよそ掴めるようになります。
まとめ
私は英検1級の勉強をしていた際、1つの長文問題を、何度も読み込んでいました。
徐々に文章の流れを予測できるようになり、リーディングだけでなくリスニングでも
音声を聞きながらその後の展開を予測できることが増えました(特にPart2)。
改めて、精読はとても大事な学習方法です。
ぜひレッスンで、一緒にチャレンジしてみましょう^^
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