みなさん、はじめまして!
講師のKazuです。
ワールドトークで講師を始めて1カ月。ありがたいことに、多くの英検受験者の方にご受講いただいております。
そんな中、ある生徒さんからこんなお声をいただきました。
「英検1級の単語は実際、使う場面ってあるんですか」
こちらの生徒さんに限らず、英検1級受験者の方の多くが疑問に思われているのではと思っております。
私自身も英検1級合格前は、同じように疑問に感じていました。
ところが英検1級合格から2年が経ち、様々なシチュエーションで英語に触れてきた今思うのは、
「1級の単語って、予想以上によく日常の中で見かけるなあ」
ということです。それも、受験勉強時には信じられなかったほど。
そこで今回の記事では、英検1級受験者の単語学習のモチベーションアップになればと思い、私が1級の単語に遭遇した場面をご紹介いたします。
SF小説で出会った高難度の単語ーblasphemer
みなさんは、Daniel Keyes著『Flowers for Algernon』という小説をご存知でしょうか。
知能の発達に遅れがある主人公チャーリーが人体実験により一時的に天才に生まれ変わるも、やがてその知能が退行していく悲しさが描かれたアメリカSF小説です。
日本語では『アルジャーノンに花束を』という題名で親しまれています。
私は小さいときにユースケ・サンタマリアさん主演のテレビドラマを見て、この作品を知りました。
もしかしたらみなさんの中には、小説は読んだことがなくてもドラマは見たことがある、という方がいらっしゃるかもしれないですね。
あれから約20年。
図書館で原作を見つけて読み始めたところ、偶然にも英検1級の単語blasphemerと出会ったのです。
blasphemer :冒涜者
それは、主人公チャーリーが飛躍的に向上した「知能」とその発達に見合わない「感情」との間で葛藤する以下のシーンでのことでした。
… holding open her bathrobe for Charlie to see. And I waited, as a blasphemer waits for lightning. …
Daniel Keyes著『アルジャーノンに花束を』(Flowers for Algernon) 、講談社ワールドブックス P.152
この部分を読んだとき、私は「あ、単語帳の後ろの方で見たblasphemy に似てる!erが付いてるから、『冒涜する人』かな?」と推測できました。
※ちなみに直訳してみると、「冒涜者が稲妻を待つように、私は待っていた」となります。
単語帳で覚えた当時は、こんな単語使うタイミングなさそう、、と覚えることに若干の抵抗を感じていました。
ところが。ちゃんと出てくるんです。
blasphemer 以外にも、『アルジャーノンに花束を』の中には(特に、主人公の知能が向上した後半以降)英検1級相当の単語が多々出てきます。
興味がある方は、ぜひ読んで確かめてみてください。
自分だけの「単語の覚え方」を探そう
私は小説を読むことが好きです。そのため、ひとつの方法として、「小説のワンシーンと一緒に単語を記憶する」やり方を取っています。
今後blasphemy やblasphemer を見かけることがあったら、私は主人公チャーリーの葛藤シーンを思い浮かべ、「冒涜」「冒涜者」という意味にたどり着けるように思います。
ただ、単語の覚え方は人それぞれ。
自分なりの「単語の覚え方」をぜひ見つけてみてください。もちろん、私もサポートいたします!
英検1級の単語を覚えることは、決して無駄じゃない。
英検1級受験を考えている方・今まさに勉強している方にとって、今回の記事が、単語を覚える精神的な負担軽減に少しでもつながったら嬉しいです。
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みずえだにのあの母です。お世話になります。
急きょオンラインの授業がなくなり、本日予約を入れる事は、難しいでしょうか。
あーちゃんさん
コメントありがとうございます!
予約の件、承知しました。
時間帯などは、Skypeで調整させてください。
よろしくお願いいたします!