かしこまった手紙の結びには「敬具」が使われているイメージがありませんか?ビジネス上で書面のやり取りをしている時に、見かけることが多いかもしれません。
なんとなく身に覚えのある「敬具」ですが、英語圏でも似たような文化はあるのでしょうか。日本での敬具の扱われ方とともに、メールや手紙の結びに使える英語をご紹介いたします。
敬具ってそもそも何?
「敬具」は文章の最後に使う表現です。形式的に使っている方が多いですが「つつしんで申し上げました」という意味が込められています。ちなみに、「拝啓」とセットで使われる言葉ですので、単独では使われません。
メールには使えない!敬具はいつ使う?
「敬具」の適切な使い方を知っていますか?よくある間違いとして、ビジネスメールで使われているケースです。ビジネスメールの最後には「よろしくお願いいたします」と打つことが一般的です。実はこの一文が「敬具」のような役割となっています。
「敬具」は親しい間柄の方へは使われません。そのため、取引先へのメールで打ってしまいそうになりますが、本来手紙で使われる言葉。
冒頭の「お世話になっております」と、文末の「よろしくお願いいたします」が拝啓と敬具の意味合いを含んでいるので、二重で使ってしまうことがないようにしましょう。
Eメールの結びに使える!頻出表現
メールでは敬具が使われないと紹介してきましたが、対して、英語のメールを見ると最後に短い単語が置かれていることがあります。一体、いつどんな言葉を使えば良いのでしょうか。ニュアンスと合わせて、よく使われる表現をご紹介いたします。
ビジネスメールで使える表現
まず、かしこまったメールや、ビジネスメールで使われることが多い表現をご紹介いたします。
sincerely,:真心を込めて
フォーマルな表現です。初めましての取引先や、面識のないお客様へのメールに使ってみましょう。sincerely,の後には、差出人のフルネームを忘れずに。
yoursを前に加えてyours sincerelyにするとさらに丁寧な表現になります。まさに「敬具」のような存在の英語です。
regards,/best regards,/kind regards,:敬意を込めて
sincerelyよりもカジュアルで、スタンダードに使われる表現です。いつもお世話になっている取引先や、仕事上の関係でも親しい間柄で使われます。前にbestやkindがつくと、より温かみや親しみを与える表現となります。
best wishes,:お幸せに、幸運を祈ります
best regards,と同じように使える表現です。同僚や友人に対して使われます。省略してbest,だけにすると、さらにカジュアルな表現となります。
カジュアルなメールに使える表現
メールは仕事だけではなく、プライベートでも使いますよね。そんな時に使いやすい結びの言葉をご紹介いたします。
Thank you!
連絡事項のメールや、軽い形で締めくくりたい時に使われる表現です。「ここまで読んでくれてありがとう!」というニュアンスになります。
take care,:元気でね、体に気をつけてね
体調が悪い方に「お大事に」という時に使う表現ですが、メールや手紙の結びとしても使われます。日本語でも「気をつけてね!」という時がありますが、同様に、別れの挨拶のようなものです。
see you tomorrow/talk soon,:また明日、またね
近い間柄で、もし近日中にある予定があるのなら、このような結びがおすすめです。遠く離れた人との文章のやりとりでは、しっかり別れを告げたいところ。ただ、学校や職場でまた会うのであれば、あまり重い雰囲気にしたくないものですね。
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メールや手紙の結びに使える表現についてご紹介いたしました。
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