では今回からは広島弁は卒業して、イギリス英語とアメリカ英語の比較に入っていきますよ~。
まずは、ざっくりとグループに分けしてみますね。
アメリカ英語チーム
USA/カナダ/プエルトリコ/リベリア/フィリピン
イギリス英語チーム
イギリス/スコットランド/アイルランド/ウェールズ/オーストラリア/ニュージーランド/マレーシア/シンガポール/香港/南アフリカ/インド/パキスタン/ケニア/西アフリカ/ジブラルタル/マルタ/フォークランド諸島/カリブ海諸島
……さて、こう書き出すとイギリス英語チームが多数派のようですが、実際は英語を母国語とする人の70%がアメリカに住んでいると言われています。
かつて大英帝国は地球上の4分の1を領土としていたので、イギリス英語も100年前は世界を圧倒していました。
戦前の日本でもイギリス英語が好まれていましたが、2度の世界大戦を経て急激にアメリカ英語が広がっていきました。
さらには近年の電子革命で、アメリカ英語が圧倒的に優位になりました。
マイクロソフトもマッキントッシュもアメリカ生まれですよね~
ただアメリカが国の体制を取ったのが1787年、イギリスが王国として統一されたのが1066年、と考えるとイギリスの歴史の方が700年以上も古くて、言葉の歴史もそうなんですね。
アメリカを『古い体制を嫌い新天地を求めて祖国を後にしたイギリス人が作った国』と乱暴に括ってしまうと、建国からまだ230年ほどの新しさの割に、米語がよくここまでオリジナルの英語から変化してしまったことも、なんとなく納得してしまいます。(英語の先生泣かせですが😓)
ちなみに、アメリカの弟のような存在のオーストラリア(建国1901年)は、多少オーストラリア英語と呼ばれる方言はあるものの、基本はイギリス英語です。
ともあれ、多くの違いはあるにしても、イギリス人もCNNは分かるし、アメリカ人もBBCは理解できます。
またまた教科書っぽくなりましたが、次回はいよいよその違いに入っていきますよ!多分😆
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