日本語にも方言がありますか、今回は我が故郷、広島弁で説明したいと思います。
広島弁には「えらい」という言葉の意味が「偉い」の他に2つあります。
一つは、「ひどく、すごく」という副詞。
例:今日はえらい暑いねぇ(今日はすごく暑いね)
もう一つは、「しんどい、疲れた」という形容詞。
例;あ〜、えらいえらい(ああ、疲れた疲れた)
確かに標準語でも「えらいことになった!」とか、時代劇とかで「あのお侍さん、えらく慌ててらしたわね」というセリフを聞いたことがあるので、広島弁とは限りませんが。
もし「自分の出身地でも言ってます!」って方がいたらぜひ教えてください😉
この「えらいえらい」を聞いて思い出すのは、
広島のおばあちゃんが畑仕事から戻ってきて
自分の肩を叩きながらつぶやく姿です。
この台詞を私の母が言うのも聞いたことがないので、もしかしたら今の若い人は全く聞いたことがないかもしれません。
私にとっても「自分は使わないけど言われたらわかる」という言葉です。
しかも、その状況(祖母が肩を叩きながら)で!という条件付きです。
仮にTVでニュースキャスターが自分の肩を叩きながら「えらいえらい」と標準語で言っても
その「えらい」は「偉い」としか聞こえません🤔
ちょっと遠回りし過ぎたかもしれませんが、ここから一気に乱暴に話をまとめると、
イギリス英語にはこんな「えらい」という英語も混じっているということです。
でもアメリカ英語では「偉い」という意味でしか聞いたことがないと言われるでしょう。
広島県民でも今の時代、全国区では理解されない可能性の高い「えらい」を使わず、「疲れた」「しんどい」と言うでしょう。
昔からの土着言葉をたくさん含むイギリス英語、
その後メディアの普及によって一気に広まったのがアメリカ英語と大胆に位置づけると、どうでしょう?
なんとなく時代背景的に見えてきたような?
説明不足は今後また補っていくとして、次回からは内容に入っていきます。悪しからず😅
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