すきま英語

未来時制 will と be going to の違い

ここまで現在、過去と来たので、今回はいよいよ未来形ですね。

英語の時制を担当するのは文型の司令官、動詞でしたが、実はなんと!
動詞には現在形と過去形しかありません😨

なので、未来時制は動詞だけでは表せず、助動詞の助けが必要になります。
名前のとおりですね。

未来を表す助動詞の代表選手がwillなんです。

助動詞のwill

助動詞についてはまたパート6で詳しくやりますが、その役割はざっくり言うと動詞の直前にきて「感情」を表します。

現在形と過去形しかない動詞は、基本的に事実のみ表現します。

I play golf. も I played gold.も時制は違えど、事実ですね。

ところが未来は、まだ起こってないことなので事実ではありません。

I will play golf. にすると、「よし、ゴルフしようっと!」と気持ちが定まった感じです。

ちなみに、助動詞のmayを使って I may play golfってすると「ゴルフするかも」ってちょっと確率が下がりますが、それでも未来は未来ですね。
それが、mustを使って I must play golf.って言ったら今度は「ゴルフしないとダメだ!」って確率はグンと上がります。

というわけで、助動詞は動詞に感情を込める!
人体に例えると、英語の心臓である動詞にハート(心)を込めるのが助動詞。


未来をニュートラルに「よし、〜しよう!」っとイメージにピッタリなのがwillなんです。willには名詞の「意思」とか「遺言」の意味もあるくらいなので、結構強い意思を持って「こうしたい!」というイメージがあります。

例えば誰かに、「明日何してる?」と突然聞かれたとします。

いろいろ思いを巡らせて、よしこれだ!と思ったら I will meet Kumi tomorrow! となります。

be going to

そしてみなさんご存知の未来形の形が、今度はbe動詞を使ったbe going to。

be going to = will と教わりましたね。
でも実際はちょっと違うということをご存知でしたか?
be動詞の根っこの意味は「Sは〜の状態にある」で、不変なんです。

そう考えると、be動詞が使われているというだけで、これは主語の状態を伝えていることを感じてください。それに対して、助動詞はSの感情でしたね。

では、I am going to play golf. を左から直訳してみましょう!

I(私は)am(今、状態にあります) going(行っている/向かっている)to(〜へ)play golf(ゴルフをする)

細か過ぎてわかりにくかったらごめんなさいね。最初だけ、しっかり構造を見て、一つ一つの単語の意味を理解すると、その文章の本来の意味が見えてきます。

私はゴルフをするという方向に向かってる状態にあります。→ 私はゴルフをすることになっています。

という意味になりますね。
すでに状態として未来を述べてる時点で「すでに予定してる」感が伝わってきます。
逆にwillのような感情は入っていません。

2つの違いのまとめ

ということで、ここまでをまとめてみましょう。

動詞には未来形がなく、これからのことを表現するには、助動詞のwill と be動詞を使ったbe going to を使うことが多い。

willを使うと、その場で「よし!」って決めた感じ、be going toを使うとすでに予定してそれに向かって動き出してるイメージです。

この違いがわかったところで、明日の予定をwillとbe going toを使って、2つずつ書き出してみましょう!「明日、何するの?」

そして、次回は未来形の第3の形を説明します☺️

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マリリン
オーストラリアのメルボルン在住25年の英語講師、マリリンです。イギリスのロンドン、アメリカのロサンゼルスにも留学していました。英語学習、海外生活、異文化、いろんな情報を皆さんとシェアしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします!