さて、前回までで基本的な助動詞を終えました。
今回はちょっと上級、慣用的な助動詞表現!って難しそうですね〜
わかりやすく言うと、2語以上の単語が固まって1つの助動詞の意味になる、イディオムですね。すでに登場してるbe able to、have toなどの仲間ですね。
ではさっそく表をご覧ください。

脅しの🤬had better
これまでも何度も登場してきたhaveがここでも出てきます。
どんな時も根っこの意味は「持っている」て変わりません。
ただここでは、hadと過去形になっていることに注目。過去形と言う言葉に惑わされてはいけません。
実は過去形を使うときは、単に時制を過去にするだけではなく、事実ではないことを表す時にも使います。これが「仮定法」ですね。ex. If I were a bird~(もし私が鳥だったら)
現在のことを動詞の現在形で表せば、事実になります。
You go home. は現在の事実、でもそれをYou went homeに変えるだけだと、今度は過去の事実。
実際はそうなってないことに、had(持っている+動詞=状況/状態を持つ)を持ってきて、betterをとなりに置くと「〜してないけど、〜したほうが良いよ」となるんですね。
had betterで1つのカタマリなので、notをつけて否定する場合は、had better notになります。
ニュアンスとしては、(あなた、こんなところでモタモタしてないで)すぐに家に帰ったほうが身のためですよ、とちょっと凄みが利いた言い方になるので注意です。
間違っても上司やお客様に使わないようにしましょう😅
もちろん、自分に対して使う分にはまったく問題ありませんよ。
急いでいて話を切り上げたいときに、「あ、もう行かないと!」”I had better go!” なんてピッタリな表現です。
実際にネイティブは ”I’d better go!”と、短縮形を使うことが多いです👍
ニュートラルなought to
使う相手を間違えないで、というhad betteに対して、ought toにはそんな脅しのニュアンスはありませんのでご安心ください😆
基本の使い方は以下の2つ
義務や助言を表す場合:何かをするべきだ、またはしたほうが良いと伝えるとき
推量を表す場合:何かが起こるはずだ、またはそうである可能性が高いと述べるとき
注意点としては、had better と違い、否定形が「ought not to」または短縮形で「oughtn’t to」とnotが間に入ることです。
You ought not to do such a thing.(君はそんなことをするべきではない)
疑問形:「Ought」を文頭に置き、「Ought 主語 to ~?」の形になります。
Ought I to take the test?(私はそのテストを受けるべきですか)
「ought to」は「should」と似ていますが、やや形式的で、日常会話では「should」のほうがよく使われます。
なので、あまり知らない、聞いたことがないって人が多いのはそのせいです。
had betterもought toも、shouldで代用されることが多いですね。
長くなったので、今回はここまで!お疲れ様でした👋

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