すきま英語

Part6 慣用的な助動詞表現②

前回は助動詞のイディオム、had better & ought toについて勉強しましたね。

脅しのhad better, ニュートラルだけどちょっと古風なought to, どちらもshouldに吸収されてて、あんまり使われていないようですが😅

そして今回は、used to & would ratherについて勉強していきましょう😊

では、また前回と同じ表に戻りますね。

過去の習慣や状態のused to

「used to」は、過去の習慣や状態を表す英語表現で、「以前は〜していた」「昔は〜だった」という意味があります。​

この表現は、現在はその行動や状態が続いていないことを暗示します。

We used to go fishing in the lake. (昔はよく)湖に釣りに行ってたよね〜、と今はしなくなった習慣の話をしてみたり、

There used to be a house on that hill. あの丘の上に家があったんだよね〜、と今は亡き建物の話をしてみたり、昔話には欠かせないフレーズですね。

「used to」と似た表現に「be used to」や「get used to」がありますが、意味がまったく異なります。​

こちらは「〜するのに慣れた」「〜するのに慣れてきた」の意味で、toのとなりには、まさに慣れた内容の「名詞」がきます。

ついでに、I’m used to [ ] の中に、慣れたものを入れて練習してみましょう!

では、この変わりやすい天気! 新しい職場! 早く起きること!

言えましたか?

this changeable/unstable weather

my new office/workplace

getting up early

などがtoのとなりの[ ]内に入ります。

このtoはつまり、不定詞ではなく前置詞のtoなのですね。

それに対してused to はとなりに動詞が来るので不定詞のto。

時制もusedは過去形、昔話の定番のフレーズなので必ず過去形です。

それに対して、I’m used to/ I get used to は、be動詞がメインの動詞で、となりのusedは過去形ではなくて、意味担当の過去分詞。

時制は現在のことを言ってるわけです。

メインの動詞を見極めれば、この2つのフレーズを間違えることはありませんね🤗

want to より大人っぽい would rather

最後にwould rather ですが、ここでも助動詞の過去形の登場です。

時制は過去になりませんが、意味が薄まってより控えめな表現でしたね。

仮定する感じなので、「もし〜だったらいいなぁ」と言う謙虚さです。

そのとなりに、ratherという、「むしろ」「どちらかといえば」という意味の副詞がきて、選択肢や比較を説明しています。

絶対こっち!ではなく、どちらかと言えばこっちの方がいいなぁ、もし仮にそうであれば嬉しいなぁ、という大人の謙虚さを匂わせます☺️

I would rather go out than stay home. だと、どちらかというとAしたいですね、B よりは、なので、どういう意味になりますか?

そう、どちらかというと家に居るよりは、外出したい、と謙虚に言ってるわけです。

日本語と語順が逆になる点に注目です。

結論が先にくることが多い、という英語の特性の一つなのでぜひ頭に入れておきましょう。

A君も好きだけど、やっぱりB君の方が好き!という日本語に対して、B君が好き、A君よりも!と直接的です。

それでも、I want to go out (外出したい!)とか、 I don’t want to stay home(家に居たくない!)よりはずっと上品で大人の英語に聞こえます。

would ratherで1つのカタマリなので、notはその後ろに来ることにも注意です。

I would rather not go out tonight で、どちらかというと今夜は外出したくない気分です、という感じ。

このように「than〜」をつけなくても使えますよ。

便利ですよね。では、今日はここまで!お疲れ様でした〜👋

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マリリン
オーストラリアのメルボルン在住25年の英語講師、マリリンです。イギリスのロンドン、アメリカのロサンゼルスにも留学していました。英語学習、海外生活、異文化、いろんな情報を皆さんとシェアしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします!