前回は助動詞のイディオム、had better & ought toについて勉強しましたね。
脅しのhad better, ニュートラルだけどちょっと古風なought to, どちらもshouldに吸収されてて、あんまり使われていないようですが😅
そして今回は、used to & would ratherについて勉強していきましょう😊
では、また前回と同じ表に戻りますね。

過去の習慣や状態のused to
「used to」は、過去の習慣や状態を表す英語表現で、「以前は〜していた」「昔は〜だった」という意味があります。
この表現は、現在はその行動や状態が続いていないことを暗示します。
We used to go fishing in the lake. (昔はよく)湖に釣りに行ってたよね〜、と今はしなくなった習慣の話をしてみたり、
There used to be a house on that hill. あの丘の上に家があったんだよね〜、と今は亡き建物の話をしてみたり、昔話には欠かせないフレーズですね。
「used to」と似た表現に「be used to」や「get used to」がありますが、意味がまったく異なります。
こちらは「〜するのに慣れた」「〜するのに慣れてきた」の意味で、toのとなりには、まさに慣れた内容の「名詞」がきます。
ついでに、I’m used to [ ] の中に、慣れたものを入れて練習してみましょう!
では、この変わりやすい天気! 新しい職場! 早く起きること!
言えましたか?
this changeable/unstable weather
my new office/workplace
getting up early
などがtoのとなりの[ ]内に入ります。
このtoはつまり、不定詞ではなく前置詞のtoなのですね。
それに対してused to はとなりに動詞が来るので不定詞のto。
時制もusedは過去形、昔話の定番のフレーズなので必ず過去形です。
それに対して、I’m used to/ I get used to は、be動詞がメインの動詞で、となりのusedは過去形ではなくて、意味担当の過去分詞。
時制は現在のことを言ってるわけです。
メインの動詞を見極めれば、この2つのフレーズを間違えることはありませんね🤗
want to より大人っぽい would rather
最後にwould rather ですが、ここでも助動詞の過去形の登場です。
時制は過去になりませんが、意味が薄まってより控えめな表現でしたね。
仮定する感じなので、「もし〜だったらいいなぁ」と言う謙虚さです。
そのとなりに、ratherという、「むしろ」「どちらかといえば」という意味の副詞がきて、選択肢や比較を説明しています。
絶対こっち!ではなく、どちらかと言えばこっちの方がいいなぁ、もし仮にそうであれば嬉しいなぁ、という大人の謙虚さを匂わせます☺️
I would rather go out than stay home. だと、どちらかというとAしたいですね、B よりは、なので、どういう意味になりますか?
そう、どちらかというと家に居るよりは、外出したい、と謙虚に言ってるわけです。
日本語と語順が逆になる点に注目です。
結論が先にくることが多い、という英語の特性の一つなのでぜひ頭に入れておきましょう。
A君も好きだけど、やっぱりB君の方が好き!という日本語に対して、B君が好き、A君よりも!と直接的です。
それでも、I want to go out (外出したい!)とか、 I don’t want to stay home(家に居たくない!)よりはずっと上品で大人の英語に聞こえます。
would ratherで1つのカタマリなので、notはその後ろに来ることにも注意です。
I would rather not go out tonight で、どちらかというと今夜は外出したくない気分です、という感じ。
このように「than〜」をつけなくても使えますよ。
便利ですよね。では、今日はここまで!お疲れ様でした〜👋

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