すきま英語

では文型に入ります!まずは1と2の型

前回、文法の主要メンバー(?)4つの品詞を紹介しました。

言ってみましょう。せ〜の!

名詞、動詞、形容詞、副詞。

そうでしたね。品詞劇場に例えるなら、役者が「名詞」、監督が「動詞」、メイクさんが「形容詞」で副詞は「何でも係」でした。

ではここまでの内容を練習してみましょう!

Practice1: 次の語の品詞は何ですか?
私、寒い、生きる、かもめ、とっても、早く、走る、すごく、平和、青い

(答えは文末)

これらの配役でいよいよ英語の語順の基本文型である5文型に入っていきましょう。

この配役の中でも一番力を持っているのは、もちろん監督である動詞です。
なので、英語の文型も実は動詞で決まります。

5文型というのは、言い換えれば「動詞のタイプには5種類」ということなんですね。
だから文型は動詞で決まるんです。

「文型とか知らないと、英語が話せないんですか?」

ネイティブはきっと文型なんて考えないで話してますよね。だから、答えは No!です。
ただ、非ネイティブの我々にとっては、文型を知っておくことが英語を理解する上で、圧倒的に有利です。
例えば、知らない単語だらけの文章と、全て知ってる単語の文章だと、もちろん知ってる単語の文章の方がわかりやすいのは当然ですよね。

単語に意味があるように、実は文型にも意味があるんです。
だから文型を知ってるだけで、その文章のおおよその意味がわかります。
あとは知らない単語を辞書で調べればいいだけ。
文型の意味を知ってる人は、大きな誤解を避けられます。

前置きが長くなりましたが、文型がどれほど重要かわかっていただければ幸いです。

さて、今日はまず第1文型と第2文型についてみていきましょう。

第1文型のタイプを作るのは「自動詞」と be動詞。
自動詞とは「S:主語が自分でやる動詞」のことです。
鳥が飛ぶ。鳥は自分で飛んでいますね。鳥(名詞で主人公のS)が発した飛ぶ(動詞V)という力は、自分だけで完結していて、登場人物は鳥だけで説明できます。
ちょっと寂しいから、舞台を設定して、

Birds fly in the sky. としてみましょうか。下線部は、大道具さんの副詞です。でもflyという力は空に及んでいるわけではなく、単なる場所情報。副詞はこのようにいつも追加情報担当なので、SVOCの配役にはなれないのです。だからテロップには名前は出ません。

SVの意味は:SはVする

自動詞の他にbe動詞も第1文型を取ることがあります。
この説明をしながら、ついでに第2文型に入っていきます。
なぜなら、通常Be動詞は第2文型の代表選手なんですね。

動く言葉、つまり動詞なんですが、be動詞はわざわざ「be動詞」と特別に呼ばれているには訳があって、ちょっと特殊なんです。be動詞って厳密に言って動きがないんですよ。
「動作動詞」ではなくて、「状態動詞」ということです。

Sの隣にきて、Sの「状態」を表しています。つまり「イコール」のイメージですね。

私のお姉さん=画家という状態 
私たち=幸せな状態

S=の状態を表している、つまりSの中身を説明するのが補語(C)なんです。
Cになれるのは、画家のような名詞、幸せのような形容詞だけ。

SVCの意味は:SはCである

ところが、SVの隣に名詞や形容詞来ないで、いきなり場所が来る時があります。
場所は副詞でしたね。つまり文型外、ここではM(修飾語)としておきましょう。
さっきの、Birds fly in the sky.のin the skyみたいな場所の説明です。

Jim is in the park. だと in the parkがMで、文型には入らず、Jim(S) is(V)で終了しています。
その場合は、Jimはis(状態にあります)in the park(公園の中に)という意味で、日本語らしく訳すと「Jimは公園にいます」の意味になります。
日本語訳は少し変わりますが、Be動詞の根っこの意味は、いつもSの状態はこうだ!といっています。

SVMの意味は:SはMにいる(第1文型)


ちょっと長くなりましたね。ここまでしっかり整理できましたでしょうか?
では次回は第3文型にいきましょう!

Practice 1の答え

私:名詞、寒い:形容詞、生きる:動詞、かもめ:名詞、とっても:副詞、早く:副詞、走る:動詞、すごく:副詞、平和:名詞、青い:形容詞

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マリリン
オーストラリアのメルボルン在住25年の英語講師、マリリンです。イギリスのロンドン、アメリカのロサンゼルスにも留学していました。英語学習、海外生活、異文化、いろんな情報を皆さんとシェアしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします!