最近またレッスンなどで浮上してきたネタをシェア。
これ、すごく不動な位置にある表現ですよね(笑)特に日本人にとって。
A: How are you?
B: I’m fine, thank you. How about you?
A: I’m fine, thank you!
👆もう王道を行くコピペ対話ですね(笑)
今では違う表現が教科書などでも使われているようで、ホッとしたいところなんですが、カウンセリングやレッスンなどをしていると、未だ「不動」を感じるんですよねえ(笑)
ある意味すごいパワフルな表現なんだと思います。
今回はなぜ未だに使われてるの?っていう部分を掘り下げていきたいと思います。
「元気」とい対訳
この表現を未だに使ってる人、またはこの表現がどうしても最初に浮かんでしまう人というのは、昔学校で習った👆の対話の《日本語訳》に引っ張られてるのかなと思います。
A:元気ですか?
B:はい、元気です。有難う。あなたは?
A:元気です。有難う。
How + be動詞 ~?
このHowからスタートする疑問形の意味を、《~の調子はどうですか?》と理解をします。
How is your new phone?
新しい携帯(の調子)はどう?
How is work?
仕事(の調子)はどう?
How are you?
あなたの調子はどう?=元気ですか?
「元気ですか?」だけの理解でいくと、使える範囲が狭まり、How+be動詞~?の疑問形がとっさに口からなかなか出てこないんです?
でも、~の調子(コンディション・状況)を聞きたい!って思えば、この疑問形が浮かびやすくなると思います。
“I’m fine.“
これ自体は「元気です」という意味ではなく、「大丈夫です」というニュアンスで捉えておきましょう!
例文が分かりやすいと思うのでシェアします。
【1】
A: How are you?
元気?
B: I’m good!
うん、元気だよ!
A: But I heard you were sick yesterday.
でも昨日調子悪かったって聞いたけど。。。
B: I’m absolutely fine today!
今日は全然元気だよ!
【2】
A: I quit my job yesterday.
昨日仕事辞めたよ。
B: Oh no, are you ok?
えー?大丈夫?
A: Yeah, I’m fine. It was about time anyway.
うん、大丈夫!辞め時だったし。
【3】
目の前でこけた人に対して。。。
あなた:Are you all right?
大丈夫ですか?
こけた人:I’m fine, thanks!
大丈夫ですよ。有難う(気にしてくれて)。
FINE
👆の例文でなんとなくは理解出来ましたか?何か具体的に「大丈夫?」とか「これでいい?」などという確認をされた時などに、
「それで大丈夫です」「それで問題ないよ」「私は大丈夫です。」
という返しを
I’m fine!
でするのがナチュラルな感じですね。
そう考えると、初めて会った人から元気?と聞かれ、開口一番に日本語の「元気です!!」という感じでI’m fine.を使うと、少し無表情な感じの空気になる可能性はあります(笑)
意味が伝わらない訳ではないし、決して間違った表現ではないけれど、自分の本来伝えたい思いは伝わっていない。。。という状況になるんですね。
これからはI’m fineに対する設定がジワジワ変化してくると思います。
癖を直すのと同じで、1日で奇跡的に変化は起きませんが、毎日でも意識していけばいくほど、早く変化は起きます!!約束します!
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ちょっと本題とずれて恐縮ですが、thank you の日本語表記がセンキューなのが気になりました(≧▽≦)とくにアメリカ英語だとそちらの方がサンキューより近いかもしれませんね。