以前、国際機関等の略語がフランス独自路線をいっている事情をお話ししましたが、今日は学校の学年名称も独特である実態をお届けします。
まずは、不思議学年名称と出会う前に、ざっくり、教育システムを把握しておきましょう。
こちらでは小学校は5年間、中学校は4年間、高校のみが日本と同じく3年間となります。
通算教育年数は同じものの、各教育機関での在校年数が日本とは違うのが特徴です。
また、幼稚園・小学校では毎週水曜日は土曜日とともにお休みという点にも注目です。
そのお休みの日を使って、お友達と遊んだり、習い事、といっても勉強ではなくスポ-ツや音楽、工作教室などに行き ましょうということらしいです。ゆとり教育ですかね?
さて、問題の学年名称ですが、以下の通りです。
日本の小学校1年生 CP セーペー = le Cours Préparatoire 準備学年
日本の小学校2年生 CE1 セーウーアン = le Cours Elémentaire première année 基礎学年1年目
日本の小学校3年生 CE2セーウードゥ = 基礎学年2年目
日本の小学校4年生 CM1 セーエムアン = le Cours Moyen première année 中間学年1年目
日本の小学校5年生 CM2セーエムドゥ = 中間学年2年目
日本の小学校6年生 6eme シジエーム
日本の中校1年生 5eme サンキエーム
日本の中学校2年生 4eme カトリエーム
日本の中学校3年生 3eme トワジエーム
日本の高校1年生 2nd セゴンデュ
日本の高校2年生 1ère プルミエール
日本の高校3年生 Terminalテルミナル
フランスの中学校は6emeからです。義務教育が始まってから6年目の年という意味で、序数が学年です。
そこから、義務教育の終わりまでがカウントダウンになっていきます。
高校は義務教育ではありませんが、進学率は日本と同じぐらい、つまり高いです。
高校の学年は中学の学年の続きでカウントダウン形式の序数で、終わりを意味するTerminal、まで続きます。
日本との大きな違いは2つ。
留年や飛び級があるということ。
学年が1月を基準に決まるので、1月から12月に生まれた人はみんな同じ学年、すっきりということです。
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