私がレッスンで無意識(今では)に気になってる部分が、「分かるけど、案外説明できないかも」という部分。
「え?何?」って感じですよね?(笑)でもそれくらいすごく「ちょっとした部分」なんですよね。
もちろん今日はその1例を出します。
A=B
先日生徒さんのライティングの課題添削を口頭解説してた時です。
(生徒さん文) Look at it if you have free time. (時間あったら見てみてね)
(私の添削文) Have a look at it when you get a chance.
ここでポイントとなるのが、
look VS have a look (それ以外の部分の解説はここでは控えますね)
そして生徒さんからの質問が、
「先生、よくテキストとかで look = have a look って類義語的な感じで書かれてるじゃないですか?これってイコールなんですか?」
素敵な質問ですよね。大好きなんです、こういうの(笑)
《似た意味》は《同じ使い方》とは限らない
👆の生徒さんの質問、恐らく多くの学習者の人もこの表現のみならず、一度は自問自答した経験があると思います。
私の強みの一つは、実際海外で英語ベースでの生活(仕事含め)をしているので、類義語でも使う状況やどういうニュアンスで使われるのか。。などをよく理解しているというところです。もちろん海外在住だからという訳でもないと思うんですが、やはり英語を聞き、英語で表現する頻度が毎日の生活の中で高い分、そういうニュアンスに慣れざるを得ないというのはありますよね。
前にも言ってると思いますが、私はそういう部分の分析がマニア並に好きなので、会話中でも脳がものすごく楽しく忙しい感じになってますね。まあ好きなんでしょうね(笑)
look と have a lookの違い
👆に出した課題の一部の《日本語部分》に答えがあるんです。
それが、
見る VS 見てみる
Look at this mess! Nobody cleans the house except for me.
この散らかり様見て!私以外誰も掃除しないからね。
Do you have some extra folder? (使ってないフォルダーある?)
I’m not sure but have a look at my desk. (どうだろう。私のデスク見てみて)
恐らく日本語でも「違う。。。の?」って感じの人もいると思います。
簡単に説明すると、
Look at it! は「見て!」という直接的で強めのニュアンス。
Have a look at it! は、「今見れそうだったら見て!」というふわっとしたニュアンス。
知って使う楽しさ
ニュアンスって、本当に難しいし、イラっとすることも多いと思います。
私は30歳くらいまでは、白か黒か。。という性格だったので、「ニュアンスが違う」っていう表現にイラっとしてました(笑)
ニュアンスって何?ふわふわし過ぎててイラつくという感じでしたね(笑)
でも英語を知れば知る程、「イメージ」で身につけていくのが一番手っ取り速いということも分かってきました。
たかがニュアンス、されどニュアンスで、その違いを知って使うと、もっと自分の英語に「表情」が出てくるし、自分の言いたい事がより濃く表現出来たりするんですよね。
今回生徒さんとこの話をした後、生徒さんから
「日本語でも『見る』と『見てみる』のニュアンスの違いを意識したことなかったことにびっくりですね。日本語のニュアンスを考えずして、英語のニュアンスを追求するのは順番抜かしだなって改めて勉強になりました」
という素敵なメッセージを頂きました。
日頃意識していないことを意識するのは、英語上達だけでなく、脳の活性化にも絶対いいと思いますね。私の生徒さんでも、「先生とのレッスンはボケ防止になりますね」って言われる人もいるくらいです(笑)
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今まさにレッスンしていた生徒様が「haveの使い方が分かりません」というトピックでお話していたのでタイムリー過ぎました(^^)
日本語にとらわれないでくださいね。大事なのはコアイメージ!と25分間で3回は言いました。イメージ大事です!
25分中に3回も出てきたなら、間違いなくその生徒さんのそのレッスンでのテーマはそれですね!(笑)素晴らしい。一人でも多くの学習者の人が言葉ではなく、イメージに囚われるよう、精進します!