すきま英語

【本末転倒になってませんか?】

今回はショートストーリーを2つ紹介します。

自転車と少年

ある少年は、自転車に乗っていろんな場所に行ってみたいという夢があり、それを友達に話した。友達はみんな自転車を持っているので、いろんな情報をシェアしてくれた。

友達A:僕の自転車はグレーで、カッコイイデザインがついてるんだ。
友達B:私の自転車のかご(バスケット)は結構大きくて、いろんなもの入るよ。
友達C:俺の自転車って切り替えが9段階くらいまであって、スピードもかなり出るよ。
友達D:私の自転車はタイヤが少し太めだから、すっごい安定感あるよ。
友達E:僕の自転車って軽いから、持ち運びも出来るんだよ。

少年は友達からの豊富な情報に頭がクラクラし、どんな自転車を手に入れたいのかが分からなくなりました。同時に、いつか自転車乗れるようになるのかなあ?という漠然とした不安に包まれました。

英語と大学生

ある大学生は、いつか英語でコミュニケーションができるようになりたいという夢があり、それを友達に話した。友達はみんな英語を毎日のように一生懸命勉強している人達で、いろんな情報をシェアしてくれた。

友達A:僕は○○のテキストを使って毎日語彙強化してるよ。
友達B:私はSNSでネイティブ表現を毎日チェックしてるよ。
友達C:俺は文法攻略本を毎日見ながら文章作ってるよ。
友達D:私はオンラインレッスンで発音を強化してるよ。
友達E:僕はとにかく海外ドラマとかを毎日欠かさず観るようにしてるよ。

その大学生は友達からの豊富な情報に頭がクラクラし、どんな勉強法が自分に合っているのかが分からなくなりました。同時に、いつか英語でコミュニケーションがとれるようになるのかなあ?という漠然とした不安に包まれました。

本末転倒

2番目の英語に関しては「私だ。。。」って思われた方も多いと思います。

このストーリーで伝えたいのは、自分の本来の目的(夢)から遠ざからないようにするということ。👆のストーリーの大学生が、語彙、文法、発音などを友達がしているように毎日必死にやったとします。でも、これは本来の目的とは少し離れています。なぜなら、目的である『コミュニケーション部分の練習』が入ってないからなんです。

これを続けていくと、頑張っている語彙、文法、発音の部分『だけ』は詳しくなるけど、自分の目的とは繋がりづらいままになりそうですよね。

目的である『英語でのコミュニケーション』が木でいうところの「幹」。語彙、文法、発音などは「葉・実」「枝」は行動。

目的(幹)をセットしたら、それに繋がる具体的な行動(枝)を取る。行動(枝)を通して、「あったら便利だなあ」という便利ツール(葉・実)が見えてきて、今の自分に必要なものが分かり始める。つまり、自分の目的をサポートしてくれるものがクリアになってくるんです。

情報は大事。ただあくまでも情報提供者にとって効果的だという前提なんです。興味が出れば、是非トライするべきです!その代わり、自分の感覚にもしっかり耳を傾けることを忘れないように!感覚に耳を傾けるというのは、「楽しい?」「続きそう?」「これやってて自分の目的に繋がりそう?」という質問を自分に投げかけるということです。

自分が使う技術の学び方は自分中心を忘れずに。。。というお話でした。

\英語学習を始めたいと感じた方へ/

サービス紹介

ABOUT ME
まさみ
少し変わった視点から英語学習をサポート中。 自分の英語の《現在地》を知るためのツールを絶賛拡散中。 目からウロコなレッスンやカウンセリングを実施中。

感想を送ってみませんか?

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です