前回は私の大好物である《ライティング課題添削》で、私がダイアログ編の課題を
作る際に、あえて意識して入れ込んでいる日本語の曖昧表現を紹介しました。
そしてそういった表現をなんでもかんでも訳してしまうと、その対話の流れが滞ったり、
文全体の雰囲気が変になったりするというお話しをしました。
例文の力
レッスン中にもよくやるのが、説明を省き、いろいろ例文を出して生徒さんの理解力・想像力にお任せするという他力本願作戦(笑)
英語を利用する事に関しては、生徒さんより私の方が多少経験値が高いですが、理解力や想像力は、教える側を遥かに上回る力を持っている生徒さんはたくさんいます。私はその部分では戦わず、相手にがっつり頼ります(笑)
今回はこれを読んでくれている皆さんの理解力と想像力にがっつり頼らせてもらいます(笑)
A:昨日は日中案外暑かったよね?
B:っていうか、私汗かいてたし。
A: It was pretty warm during the day yesterday, wasn’t it?
B: I know! I actually found myself sweating.
…………………………………
C: もっともっと英語勉強しないとダメかも。。。
D:えー、そんなにやってるのに?
C: I need to study English much harder…
D: Are you serious?
…………………………………
A: 今日さあ、上司(男性)ご機嫌斜めだったね。
B:というかさあ、最近そんな感じ多いよ。
A: Boss was in a bad mood today, wasn’t he?
B: He’s actually been like that a lot these days.
もちろんこの英訳表現が唯一の正解ではないです。もっといろいろあります。
ただ、この例文の日本語と英語を見比べていくと、勘のいい人はなんとなく私が伝えたい事が分かるかなって思います。
骨組み
文字をひたすら追いかけて英訳すると、結果的にその文字が表わす雰囲気が薄まります。
この「雰囲気」が英訳する際に大事なヒントとなるんです。
日本語文(または自分の頭に浮かんだ日本語)に対し、「つまり何が言いたいの?」っと自分に突っ込みましょう。
そうすることで、自分が言いたい事の《骨組み》(一番言いたい事)がクリアになってきます。
そうなると、後は自分が知ってる範囲の単語・表現・文法を駆使し、英語に変換をしていけばいいんです。
文字にするとなんか堅っ苦しいですよね(笑)
要は「何が一番言いたい部分なのか」という《骨組み》が英訳では大事なんです。
日本語はいろいろ飾り付けが多い言語なんです。なので、そのままを英訳すると(=直訳)、
「。。。で、結局どういうこと?」
「。。。で、何が言いたいの?」
「。。。で、ポイントは?」
という反応がかなりの頻度で出迎えてくれます。
言葉が多すぎて(飾り付けが多い)、肝心な伝えたい部分が埋まってしまうんです。
《骨組み》を見失わないように、シンプルに直接的に表現することが、英訳ではとっても大事になるというお話でした。
\ ワールドトークでまさみ先生のレッスンを受けられます! /
前回の記事で続きが気になっていたのですがなるほど!!
Megさん、「なるほど」を頂き、とっても嬉しいです。続き投稿って、連日でやらないと私は忘れそうになりますね(笑)