西洋に比べて日本人は「節目」という感覚が強く、この季節は「〆る」という感じになり、振り返り、大掃除、来年の抱負や目標設定などが盛り上がりますよね。
今回は生徒さんとの振り返りを通し、来年のモチベーションとなるアドバイスが学習者の皆さんにシェアできたらと思います。
言いたい事
最近多くの生徒さんが似たような事を言い始めてます。
それが、
大事なのは『言える事』ではなく 『言いたい事』
『言いたい事』を言おうとしている人は案外一握りかも。。と思ったりします。
多くの方が『言える事』をちゃんと言おうとする。。なんですよね。
もちろん大切です。
そしてもっと大事なのが、『言える事』と『言いたい事』はかなり異なるという理解です。
A)『言える事』を言う👉 自分が極力不安なく、安心して話せる範囲を常に考えている。
B)『言いたい事』を言う👉 自分の安心範囲より、今自分が言いたい事、思う事、感じる事をリアルタイムで相手に伝えようとする。
Aはいつも自分との闘い、Bは相手ありきのコミュニケーション
『言える事』と安心感
私はよく質問をします。
意識している訳ではなく、ただ湧き出る好奇心の処理のような感じです(笑)
ラッキーにも、この好奇心が、生徒さんの《言いたい事を言う》機会を作り出してるみたいなんです❤
質問される事が苦手な生徒さんも当然います。
理由の一つとして、自分が用意していたこと(=『言える事』)から離れてしまう不安で心地悪くなるようです。
きっと『言える事』が安心材料になってるんですよね。気持ち、分かります!
これは慣れもありますが、80%以上は性格が関係してます。
不安要素を避けたいという思いが強いと、どうしても安定した内容を好みますよね?
あまり不安なく自己紹介をしたいから、準備したカンペを読む。。みたいな感じかな。
『言いたい事』で出来ている現実
私の質問は、好奇心以外にも理由があるんですが、それは『言える事』より『言いたい事』の方が大事だと思うからなんです。
英語圏の国で生活していて、「言える事を言う」機会より、「言いたい事を言う」機会の方が断然多いんですよね。
「言える事」を探してたら、あっという間に会話に乗り遅れるんです(笑)
なので、私は日頃の自分の会話ペースで生徒さんと話します。
生徒さんの英語レベルは、正直あまり気にしてないです。というのも、普段の生活でも様々な英語レベルの人と会話をしているので。
もちろん生徒さんが理解できていることを確認しながら会話はします。(プロなので(笑))「言いたい事」はどのレベルの生徒さんにも当然あるので、いろんな角度から質問をすることで、その「言いたい事」が自然に湧き出るようリードしていきます。
アドバイス
レッスンに励んでいる学習者さんに、来年のモチベーション用アドバイスです。
英語力より《会話力》を意識してレッスンを受けましょう!
具体的には、質問力を磨きましょう。
レッスンでは教える側が質問し、生徒さんが答える。。が主流ですよね?
なので、時間がかかっても、ガチャガチャな文章になっても、最後まで文が完成しなくてもいいので、教える側に質問をするという試みを体感してみてください。
ちなみに。。。この「質問」は、文法などのテクニカルな類ではなく、先生のトークに対して内容を掘り下げる感じの質問です。
質問を投げ入れるタイミングが難しい場合は、手をあげて、
“Can I ask you something?” (ちょっと聞いていいですか?)
も全然アリだと思います。私のレッスンではどちらとも手をあげたりするので(笑)
【話す】【聴く】【考える】【質問する】【理解を深める】
👆これが対話の分解図。
かなり大仕事っぽいですが、実は日本語では普通にやってるんですよねえ。それを英語でもやるだけです。
少しでも学習者の方のモチベーションに役立てたら嬉しいです。
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