Hi there!! ベトナム在住講師Megです。
今朝はなにやら街中が煙い!と思ったら、旧暦12月23日はベトナムで 「オンタオの日(Ngày ông Táo)」かまど(台所)の神様を祭る日でした。かまどの神様とは何なのか?なぜ煙い?それにまつわるちょっぴり怖い昔話もご紹介。
『昔話』英語で何?
昔話
folk tale / old tale
traditional story / classical story
folk:民 tale:話 → 「民話」という意味になります。民衆の中から生まれ、語り伝えられて来た説話です。
old taleはそのまま「昔話」ですね。
「伝統的な、古典的なお話」ということでtraditionla story / classical storyと表現しても良いでしょう。
I like to read folk tales because they contain values and lessons people have placed importance on.
私は昔話を読むことが好きです。なぜなら人々が重要視してきた価値観や教訓、モラルなどが盛り込まれているからです。
ちょっぴり怖い!?ベトナムの昔話
「オンタオの日(Ngày ông Táo)」かまど(台所)の神様を祭る日とはまず何なのか?
中国から伝わった習慣で、各家庭に宿るかまど神は旧暦12月23日に鯉に乗って天に昇り上帝にその家であった良いこと・悪いことを報告し、大晦日の日にまた家に戻ってくるとされています。この日を迎えるといよいよ旧正月(テト)に向けての準備も本格化。
お供えのやり方は地域や家庭によってやり方は様々なようですが、備えた後に紙製の冠、靴、鯉を燃やし、生きた鯉を池や川に放します。この時期になると市場等でも鯉?大き目の金魚?が売られているのを見かけます。
話は戻りますが、このお供えを街中至る所で燃やしていたので今朝はとても煙かったのです。
肝心の昔話ですが、、、
ある夫婦は長い間子供に恵まれず口論をすることが多くなりました。ある日、怒りに任せて夫が妻を殴ってしまい妻失踪。そして新たに出会った新夫と再婚。しばらくたって怒りのおさまった旧夫は妻を探しに行きましたがなかなか見つからず遂に物乞いをして暮らすように。
ある日、物乞いをしに行った先で妻と再会。旧夫を可哀そうに思った妻ですがその時、新夫が帰宅。あわてた妻は庭の藁の中に隠れるよう旧夫に指示。そんなことは全く知らない新夫は肥料を作るために藁に火をつけてしまう。妻に迷惑をかけまいと旧夫はそのまま静かに焼け死ぬ。ショックを受けた妻もその日の中に飛び込み、それにショックを受けた新夫も火に飛び込んで3人とも焼け死んでしまったという。
3人の魂が天の上帝のもとに届くと、上帝は3人の情に心を動かされかまどの神としたそうです。
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