こんにちは、ワールドトーク講師のMeganです。
暖かくなってきて「Spring is just around the corner! (春はすぐそこ!)」と思っていたのに寒さのぶり返し…。関東では雪が降った、と生徒様が教えてくれました。
気温の変化に体調を崩してしまいそう>-<
(すでに花粉症で鼻水やくしゃみが出てもう何が何やら分からない状態です)
さて、今回は「発音」についてのおはなしです。
大人の方とのレッスンでの1コマをご紹介します。
お名前をYさん、としておきます。
Yさんは、「他の人が話す英語が聞き取れない」という悩みを抱えています。
そこでレッスン内で聞き取りを強化する内容を取り入れることにしました。
私がYさんに宿題としてお願いしたことがこちらです。
「音声を聞いて、ひたすら真似をする」
これだけです。
英語の基礎力があるYさんへの「音声マネっこ学習」は、無料ニュースサイトを使うことにしました。そのサイトでは英語学習者向けに新出単語とその例文があり、ネイティブの音声を聞くことができるのです。
Yさんには、真似する中で気づいたことがあれば次のレッスンで教えてください、ともお伝えしました。
そして今日、Yさんが開口一番で、
「先生、英文の通りには聞こえない文がありました!」
と教えてくださいました。
Yさんの示した文がこちら↓
“You are free to work on your homework in the remaining class time.”
Yさんはこの文の”on”が全く聞こえない、と言うのです。
私「ほうほう、どんな風に聞こえますか?」
Y 「work on your…”ぅおーこー”と聞こえて、onが全く聞こえません。」
さて。なぜYさんには”on”が聞こえなかったのでしょうか。
それは「発音の特徴に気づいていないから」なのです。
今回の”work-on”には、その特徴がよく表れています。
隣り合うworkのkとonのoは、子音+母音の関係です。
英語で発音される場合、この子音+母音はつながって読まれる「リンキング」という現象がよくおこります。
そのため、発音する時はwork/ onとそれぞれ発音されず
「ぅおおRーこぉおーん」という風に、あたかも1つの単語のように発音されるのです。
私「そういうわけで、work onは1つにまとまって発音されているんですよ」
と説明した後、もう1度Yさんと音声を聞き返してみたところ、
「あ、分かります!今度はおーん(on)の部分も分かるようになりました」
と嬉しそうにされていました。
発音を学ぶことは、コミュニケーションを行う上でとても大切な要素です。
相手の言葉を聞き取り、言葉のキャッチボールをするためにも、ぜひ学んで欲しいと思います。
みなさんも相手の言葉が聞き取れない!と思う場合は
Yさんのように「音声マネっこ学習」をしてみてはいかがでしょうか。
Bye for now!
Megan
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