Hi there! みなさんこんにちは!
前回の記事で“friendly”などの綴り『長め』の形容詞が、
friendly-friendlier-friendiest
という意外にもer/ estタイプの活用形を取っているのにも関わらず、
“eco-friendly”( 環境に優しい)という派生系になった途端にer/ estタイプを放棄し
“more eco-friendly”という比較級に鞍替えしていた事実を世の中に告発し、”friendly”に対する学習者の怒りを煽動することに見事成功した我輩ですが👈煽動すんなや🥵
そこには壮大な文法的カラクリが潜んでいた…『続く』
と、珍しく勿体ぶってみましたので、早速その続きを書いてみたいと思います😎
前回の記事をまだご覧になっていない方はこちらご覧ください🥳👇
人間側の『単語に対する認識の誤解』!!【単語って生き物みたいだ!!】
英単語って生き物みたいなところがあります😄
“friendly”のようにfriendlier-friendliestという活用形を持っているのに、
“eco”が前について”eco-friendly”になった途端、信念を曲げてmore eco-friendlyになってしまう忍耐のない輩もいますし、
“polite” (親切な)という形容詞は、politer-politestと、more polite-most politeの両方が辞書に載っていたりします。
“stupid” (馬鹿な)という単語は辞書ではstupid-stupider-stupidestという活用形が載っていますが、カナダ現地ではmore stupid-most stupidをネイティブが使っているのに遭遇😲
言葉って本当に面白いですね🥳
この話を以前生徒さんにしたことがありますが、高校生の生徒さんに
『先生、英検の英作文ではstupidは”stupider”と”more stupid”のどっちで書いたらいいの?』
と聞かれたので、
「そもそも英検の英作文のお題が真面目すぎて『馬鹿な』をねじ込む隙がないから一生使うことないと思う。たとえ思い付いたとしても使わないでくれ」
と伝えました。ほんと、どんなふうにねじ込む気だったんでしょうか😙
まず、形容詞がer/ moreタイプに分かれる際の基本的法則は
【単語が3音節以上の音だと”more”になる】というのがあります(´∀`)
綴りが長い形容詞を分解してみると
“beautiful”なら、beau・ti・ful と、3音節
“interesting” なら、in・ter・est・ing と4音節
こんな感じです🤓
その一方で
“stupid”は綴りは長めですが発音すると『stu・pid』となり、2音節なので『erタイプ』に括られているというわけですね😎
ですから、一見すると“stupid”側が綴りが長いのにer/ estの活用形を持っていて学習者を騙しにかかっているように見えますが、実は何も単語側には非がないということなのです👈私が酔っ払いみたいに勝手に絡んでいたってだけです😅(下戸ですけど)
『綴りが長いとmoreタイプだよ』
と学校で習ってきている読者の方が多いと思いますが、どちらかというと『3音節以上かどうかで分けている』という風に考えてあげると良いですね🤓
“more stupid”は誰かが綴りが長いので間違えて使ったら『そのまんま市民権を得てしまったんですね』(´∀`)
“handsome” (かっこいい)も、『hand・some』で2音節ですから本来はhandsomer-handsomestという活用を取りますが、
やはり誰かが間違えて”more handsome”と言い出したことからer/ moreの二刀流になってしまいました😎
この秋ご近所さんところのメダカがたくさん産卵して賑やか大所帯になっているのでよく散歩中に話しかけているのですが、つい最近も叶姉妹のように話しかけてみました😎😎😎
『君たちの中に、good looking guyはいるかい!!
the handsomest guyっているのか!!!
むむ!いるだと!!自信に満ち満ちていて感心!!よろしい!!
the best-looking guyよ、いるなら、出てこい!!😎😎😎』👈また絡んでる🥵
“polite”もやはり同様に、誰かが”more”をつけて言い始めたことからer/ more両用可能になり辞書にも両方記載されるようになっていった二刀流系の単語です😙
騒動の発端にされてしまった”eco-friendly”(環境に優しい)も『eco・friend・ly』と3音節以上になっていますから、活用形がmore/mostタイプに変わっていても何もおかしいことはなかったわけですね🤔
ただ、ガラの悪い私のような英語学習者にいちゃもんつけられていただけ😂
ということは?
私はよく英単語に難癖つけて絡んだりツッコミを入れたりして一人で喜んでいますが
元を辿ればその言語を喋る人たちが何かミスったことから活用形が生まれたり、増殖していることも結構あったりするので
単語たちには全く非がないってことが分かりますね😎
むしろ、その言葉を扱う人間側のミスですから、そういった意味ではstupid/ handsome/ politeは人間たちに活用形の責任をなすりつけられて、私という奇人に痛ぶられ続けている、
言ってしまえば『スケープゴート』ですね🥵🥵🥵
単語もこうやって人間の生い立ち同様に、それぞれに歴史があります。
ただ暗記するだけじゃもったいないくらいです😙
ぜひ、彼らの人間臭さを堪能してやってください😎
単語は言葉は話せませんが、そのひとつひとつには人間と同じくらい、それぞれに『胸熱な軌跡』を持っていると言うことです🥳
\ ワールドトークでMio先生のレッスンを受けられます! /
英検のくだりに爆笑しました(笑)
Mio先生のレッスンはやはり楽しいですね(^^)
私もMeg先生と同じで英検と stupid の関係がツボで\(ϋ)/♩叶姉妹のモノマネ?!!では吹き出し加減が1回目を上回ってしまいました┌|o^▽^o|┘♪
私も-er/more – の判断を長い短いで習ったひとりですが、学生時代の私には音節などちんぷんかんぷんだっただろうなーって思うので自分にとってはありがたかいことだったんだと気づきました(笑)
うちの子たちは学校で音節は習いましたが比較級の判断などと結びつけて習ってた記憶はなくて、今さらですがあれって何のための練習だったのかなとふと気になりました。Mio先生のカナダのお話のようなことがイギリスでもわりとあって、音節まで分かるのに惜しい(. ❛ ᴗ ❛.)笑
Meg先生、もったいないお言葉をありがとうございます(๑>◡<๑)
小中高生くらいまでの生徒さんは特にこちらが予想しないような一言を授業中にポロッと言ってきたりするので、笑い上戸の私は笑いすぎないように必死です(^◇^;)
子供たちは語学でもなんでも楽しんでしまう天才だなと感じます( ´∀`)
いっこ先生、貴重な情報をありがとうございます!!
音節の練習をネイティブの子供達もしていらっしゃるのですね(๑╹ω╹๑ )ネイティブも『国語』の観点から英語を幼少期から習っている様子が大変興味深いですね!
叶姉妹ぶってメダカの稚魚に話しかけている不審者です(;´д`)困ったものです(~_~;)
handsomeも “more handsome”が辞書に載るようになった経緯を想像するとなんだか勝手に納得してしまいました( ´∀`)
おそらくですが(憶測の域ですが)
『あなたハンサマーね』
と褒められるのよりも
『more handsomeね』と言われた方が、なんとなく響きの問題ですが、嬉しい気がします(;´д`)