Hi there! みなさんこんにちは!
秋めいてきましたね🍁☀️森林浴は”forest bathing”とよく英語で書かれていますが、森林で癒されることを『〜浴』と言い出したのは日本人が始まりらしく、英語がそれを後追いして作ったのがこの英単語なので、
北米では”a therapeutic walk in the forest” (森林で癒しの散歩)という言い回しのほうが断然使われています🤔
“The air is so fresh.” (空気がおいしいな)👈森林浴をすると、この様に感じさせるこの成分、ちゃんと名前があります。日本語読みでは『フィトンチッド』と書かれていますが”phytoncide”と書いて、英語では『ファイトンサイド』という発音に近いです。
このファイトンサイド、1930年頃に発見されたもので、木々が発散する揮発性物質の総称で有機化合物の類です。
木々が虫にかじられたりすると忌避成分として発散し、昆虫に嫌がらせをしたり、ご近所の木々仲間に危険を知らせるためのもので”phyto” (植物)に由来すること、そして害虫を”cide” 【殺す】という能力から由来します。
ということで【接尾語 “~cide”】には【殺す】という意味があり、この手の単語にはショッキングなものが結構存在します。
insecticide/ pesticide (殺虫剤) herbicide (除草剤) fungicide (防カビ剤) suicide (自殺) homicide (殺人) decide (決める=他の選択肢を断ち『切る』≒殺す) etc…
そういうわけで、私達は植物が微生物や害虫を懲らしめるために発散している【植物殺菌素】に対して『おいしいねぇ、空気』なんて言いながら喜んでいたわけですね😂
でも実際、森の空気は美味しいです🥳
これはファイトンサイドが人体には害がなく、むしろ有益でもあるからです😊抗菌、消臭、それから防虫等々、リフレッシュ以外にも様々な効果がある事が判ってきています🤔
【殺す】という意味を持っているのに、それでも人間を殺さず、生かして受け入れることを選んだ木々達。
木々が人間を仲間と思ってくれていること☺️私達人間も自然に報いることができる様に、色々考えていかねばなりません(●´ω`●)
\ ワールドトークでMio先生のレッスンを受けられます! /