Hi there! みなさんこんにちは!
皆さんは映画館はお好きですか?『映画を観に行く』を英語で言うと、
go to the movie
go to the movies
等など、様々な表現が出てきます。
『movies』は決して2本以上を観に行くことを指しているわけではないのです。『the movies』は施設(映画館そのもの)を表しており、常に複数上映されているからという意味合いや、その昔、映画館は必ず二本立てだったので、その名残で今でも無駄に複数形が形骸化しているというという理由もあります。
映画そのものを、イギリスでは”film”、アメリカでは”movie”と呼ぶことが多いですが、私がカナダにいる頃は両方耳にしました。
映画ジャンルをまずは紹介してみます。
邦画:Japanese movie
外国モノ:foreign movie
ハリウッド:Hollywood movie
インディーズ:independent (indie) movie
アニメ:animated movie
アクション:action movie
冒険モノ:adventure movie
恋愛モノ:romance movie
コメディ:comedy movie
戦争(反戦):war/ (anti-war) movie
ヒューマンドラマ:human drama movie
犯罪(ギャング):crime (gangster) movie
スーパーヒーロー:superhero movie
ドタバタ喜劇(チャップリンのようなもの):slapstick comedy
ファンタジー:fantasy movie
西部劇:western movie
スポーツ:sports movie
ゾンビモノ:zombie movie
LGBTモノ:gay movie / LGBT movie
…ジャンルはまだまだあるのです!!
ミュージカル:musical movie
ホラー:horror movie
オムニバス:omnibus movie /anthology movie
ロードムービー:road movie
SF:science fiction movie / sci-fi (発音はサイファイ)
スリラー:thriller movie
伝記:biographical movie
ドキュメンタリー:documentary movie
モキュメンタリー:mockumentary movie
皆さんの好きなジャンルは何でしょう? 私は好きなジャンルはコメディと一部のSFやホラーですが、好きな俳優が出ていればジャンルに関係なく観ます。アル・パチーノとロバート・デ・ニーロが出ていれば何でも楽しく観ます。邦画ですと北野武監督が好きです。残酷なものも多いですが『菊次郎の夏』のように心温まる作品もあります🌞
さて、ここからが本題です!今までもとても優秀な日本のホラー作品が世に送り出されましたが、『日本と言えばコレ』という【暗闇の中から視聴者を心理的に追い詰める手法】を確立させ、ただの『horror』の枠から【Japanese horror】という新ジャンルに枝分かれさせ昇華させたのは間違いなく『リング』の貞子の功績であり、『呪怨』のバタバタ走り回って黙って人を凝視するあの不躾で青白い男の子、俊雄の功績!!あの幽霊たちはもうちょっと褒め称えられても良いはず!!
映画リングは中田秀夫監督、呪怨は清水崇監督の作品ですね。
あの当時はリングシリーズなどと呼ばれる日本ホラー真っ盛りな時期でした。
一般的なハリウッドの『horror』は、海外ですと怪物などが登場し、最後は主人公がやっつけて終わったり、血まみれスプラッター系が多いのです。そこに、日本の映画も当時のDVD屋さんに行きますと一緒に混ざって『Kwaidan』(怪談)などがひっそり並列されていたりしたのですが、リングや呪怨がその状況を打破し、DVDショップでもきちんと『Japanese horror』というコーナーが設置されるようになりました。
日本のホラーの最大の特徴は、
心霊や呪い、恨みといった目に見えない、もしくは目に見えないはずのものが恐怖心の根源となっており、扉が軋みながら閉まる音やピチャピチャ…と落ちる水滴等の静かな効果音、あえて血まみれ惨殺シーンを使わずに視聴者に恐怖心を植え付ける、というところです。また、ハリウッドホラーとのもう一つの大きな違いは、主人公が呪いにやられて死んでしまうケースがほとんどであることも付け加えておきます👻
私がとても日本人として誇らしく感じるのは、ハリウッドでこれらのリメイクも制作されたという点です。呪怨は『Grudge』という洋題でCGも加わり、さらにパワーアップしています🌞
留学時代、私も女の子のルームメートと一緒にDVDを借りてきて観ましたが、映画の中の幽霊が出る家は、左右対称で日光を最大限に取り込む西洋家屋とは対照的で、左右非対称の日本家屋の薄暗い陰影の中、くすんだ畳や、カビのニオイが漂ってきそうな壁、典型的な日本の庭等、長く祖国を離れている身としては
「これぞ、日本!」
とついつい自分の国の景色に嬉しくなってしまい、黒髪の怨霊、伽椰子(かやこ)がギシギシ階段から降りてきて主人公に迫りくるシーンでは、
「そうそう!日本の怨霊はこうでなくっちゃ」
と、妙に納得してしまい、泣き叫ぶルームメートの傍ら、私は恐怖どころではなくなってしまったのです😂
久々の日本観光の様な気分で、観終わった後は祖国への郷愁の念でいっぱいになり、久々にすごく良い映画だったと大喜びしてぐっすり寝ました🌝ルームメートは本当に怖かったようで、朝方起きると私の部屋に掛け布団を持ってきて、震えながら寝ていました😅
不思議な観点かもしれませんが、日本人の物事の考え方が見えない世界を創る上でもいかんなく発揮されており、日本人独特の精妙な感性を海外で改めて感じ取った出来事でした🌝
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