Hi there! みなさんこんにちは!
新春ですね🎍このおめでたい日に、なんとなく敬遠してきた定冠詞『The』を攻略し、2022年の英語学習のブースターにしていきましょう!
まず、冠詞には、不定冠詞『a/ an』と定冠詞『the』があります。
『a/ an』は、可算名詞の前に付いていて、その数が1であること、また不特定のとある何かを指し、それに対する定冠詞『the』は特定の存在を指す、というところまではみなさん参考書で何度もご覧になっているかと思います。
でも、その理屈で行くと、なんでも初めは、とあるもの、不特定なものであるべきなのに、急に初対面の外国人に、
“Where is the station?”
と、尋ねられて、しょっぱなから定冠詞『the』が登場するともう訳が分からなくなってしまうと思うのです。
実は、『the』に関しましては、以下の5個の用法で活用されております。
語呂合わせで一気に覚えてしまってください。その名も、『ひじきがとくさ』です。
ひ: ひとつしかないもの the sun
じ: 序数 first, second third forth fifth….
き: 共通の話題 the station
が: 楽器 I play the piano.
とく: 特定のもの I like the book.
さ: 最上級 He is the tallest boy of the three. (彼はその3人の中でもっとも背の高い男の子だ)
それぞれを詳しく確認!
1つ目の『ひとつしかないもの』については、
the sun, the moonなど、
初めから特定のもの扱いされます。
(SF小説などには複数の月や太陽が登場するのでmoonsとか登場しますし、実際、太陽系以外にも月はあるらしいのですが、すきま英語の住人の皆さんは、どうか、今この瞬間だけは、地球から目で見えるものだけに集中しましょう🛸)
2つ目の『序数』に関しましては、
“The first men in the moon” 『月世界最初の人間』などのように、
この最初の人たちの前にも後にも始めの人というのはいないので、特定のものとみなします。
3つ目は、『共通の話題』です。
冒頭でも例に挙げた、”Where is the station?”のような、のっけから”the”を入れてくる場合です。
これはですね、『the station=最寄り駅』を相手は指しています。
もし、東京駅の近くで上の質問をされた場合は、相手の外国人は内心、
「この界隈の最寄り駅なのだから、Youよ、察してくれ!!東京駅のことだだYo!」
と思ってあなたに尋ねてきているのですね(; ・`д・´)
4つ目は、『楽器』です。
私はピアノを8年もやりましたがてんでダメでした。
ただ、弾ける方は分かると思うのですが、
「私、あの黒いピアノは弾けるんだけど、あの白いピアノは弾けないんだぁ」
みたいなことはないと思うのです😆
ピアノとオルガンは異なりますが、ピアノはどこに行ってもピアノであって、別形式のピアノはないので、特定のものとみなされるのです。
新春漫才の合間にゆるーく読んで、サクッと覚えてしまおう!
5つ目の『特定のもの』は、会話を見て頂く方がわかりやすいと思います。
A: I bought a book yesterday.
(昨日とある本を買ったんだよ)
B: Yeah? How was it? Did you read the book?
(あらそうなの?どうだった?その本読んだの?)
👆ここでa bookがthe bookに変化している!!
当初、BさんはAさんから本を買ったと言われて、『とある本』と認識していますが、一度言われて脳内にインプットしたあとは、その同じ本を『特定の本』という形に認識を改めたうえで、Aさんに質問をしているのです。この瞬間に、とある本は、特定の本へと変化したのです。
6個目の最上級は、その分野で最も抜きんでている存在を指しますので、その時点で特定のものであると言えましょう。
皆さん今ちょうど、おせち料理のひじき入り和風ミートローフなど召し上がっている頃かもしれませんので、この機会にぜひ『the』も『ひじきがとくさ』の語呂合わせと共に呑み込んでやってくださいね!
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