とうとう完了形に入りましたね。
ところでみなさんの中で、完了形が苦手っていう人は手をあげてください。
あ、やっぱりたくさん手が上がってますね😆
では、これからできるかぎり簡単に完了形について説明していきますので、どうか心してついてきてください😊
過去と現在をつなぐ「線の情報」
では、まず私のテキストを参照していただきます。

完了形は「have+Vpp」の形を取ります。
(Vppとは過去分詞のことで、動詞の変化形の3番目に来る形です 例:speak-spoke-spoken)
動詞の変化はこのように、現在形ー過去形ー過去分詞形で、過去分詞だけ分詞がついていて、単独ではメインの動詞にはなれません。
つまり、I speak, I spoke とは言えても、I spokenとは言えないんですね。
なので前にhaveがきて、have+spoken で1つのセットとなります。
では、どちらがメインの動詞でしょうか?
正解は、haveなんです。だからhaveの時制で現在・過去・未来が決まります。
そしてとなりの過去分詞は、意味を担当します。
Ben is busy. ベンは忙しい
(be動詞は主語の状態を表すんでしたね!isは現在なので、Benの現在の状態は忙しいってことです)
Ben was busy. ベンは忙しかった
(be動詞が過去形なので過去を説明しています)
この2つの状態を線で結んだのが、Ben has been busy. なんです。beenはbeの過去分詞形ですよ〜!
ベンは忙しくなった(過去)そして今も忙しい(現在)
過去+現在=現在完了 ということですね。
では、いつからのその状態が続いているかのには2つの方法があります。
- since 〜 :〜以来 (〜には過去)
Ben has been busy since yesterday. - for 〜 :〜間(〜には具体的な時間)
Ben has been busy for 2 days.
2つの文章を訳してみてください。
Benは昨日からずっと忙しい
Benは2日間ずっと忙しい
訳せましたか?
ここまで問題なければ先に進みますよ。
そもそもなぜ「have」なのか?
さて、このsinceやforを使って、その動作、状態が続いてる期間を示してたら、それは「継続」ということです。
残りは「経験」と「完了」になりますが、こんな細かい分類をネイティブはいちいち考えながら話してません。
そして私たちだって、こんな分類を考える必要がないんです。
もちろん、そのほうがわかりやすいって思う人にあえて反対はしませんが、ネイティブの感覚で英語を理解したい人は、ぜひこれから「完了形」をこう考えていただきたいのです。
なぜ無数にある動詞のなかで、haveが使われているのか?ということに注目です。
I have a dog. とか I have a lot of time. とか、haveは持っているって意味ですよね?
haveのとなりがdogやtimeなどの名詞の場合はとてもわかりやすい。
しかし完了形では、となりに名詞ではなく、動詞の形[過去分詞]がきています。
だから「アレ?」ってなりますが、それでもhaveの根っこの意味は同じなんです。
では、どう考えればいいのか。
その[動作あるいは状態]の状況を持っている、と考えればいいんです。
なので、I have talked with Kevin なら「私は持っています、ケビンと話したという状況を」=その経験がある。ってことになるし、
Ken has already finished his homework なら「ケンは持っています、すでに宿題を終えたという状況を」=もう終わってる、ということになります。
ということでこれからは、:have+過去分詞=その状況を現在「持っている」と考えてみてください👍

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