海外旅行やビジネスシーンで「〇〇の料金はいくらですか?」と聞きたいとき、英語でどのように言えばいいのか迷ったことはありませんか? 日本語では「料金」と一言で表せますが、英語では 「fare」「fee」「charge」「price」 など、状況によって使い分ける必要があります。
さらに、日本と海外では料金システムにも違いがあり、税金やチップ、追加料金 などに気をつけないと、思わぬ出費が発生することも…。
では具体的に言葉や仕組みにどのような違いが見られるのでしょうか。
この記事では、「料金」に関する基本的な英単語の使い分けや、日本と海外の料金システムの違い、英会話で使える便利なフレーズをご紹介いたします。
「料金」は英語で?基本単語をチェック

「料金」を表す英語は複数あり、状況によって適切な単語が異なります。
- サービスに対する料金 → Fee
- 交通機関の運賃 → Fare
- 手数料や追加請求 → Charge
- 宿泊や時間単位の料金 → Rate
- 商品の価格 → Price
Fee(フィー):手数料や会費などの料金
「サービスや手続きを受けるための料金」を指します。
入会金(admission fee)、授業料(tuition fee)、診察料(medical fee)
Fare(フェア):交通機関の運賃
バス・電車・タクシーなどの乗り物の料金を表します。
電車の運賃(train fare)、タクシー料金(taxi fare)、飛行機の運賃(airfare)
Charge(チャージ):請求される料金・手数料
サービス利用後に請求される料金や追加料金を意味します。
サービス料(service charge)、手数料(handling charge)、配送料(delivery charge)
Rate(レート):宿泊費や時間単位の料金
宿泊費や時間ごとに設定された料金を指します。
宿泊料金(hotel rate)、時給(hourly rate)、換算レート(exchange rate)
Price(プライス):商品の価格
商品を購入するときの値段を表します。最も聞き馴染みのある単語かもしれません。
定価(regular price)、割引価格(discounted price)、希望小売価格(retail price)
日本と海外の料金システムの違いって?よくあるトラブルは?

日本と海外では、料金の表示方法や支払いシステムに違いがあります。旅行やビジネスで海外に行く際にトラブルにならないように事前に知識を入れておくことがおすすめです。
チップ文化の有無
海外ではチップが必要な場合が多い
日本ではレストランやホテルでのサービス料は基本的に料金に含まれていますが、アメリカやカナダなどでは チップ(tip) を支払うのが一般的。例えば、アメリカではレストランの食事代の15~20%程度のチップを渡すのがマナーとなります。
ただ、「サービス料金込み(service charge included)」と書かれている場合は、追加のチップが不要な場合も。
追加料金(Extra Charges)に注意
海外では隠れた追加料金が発生することがある
ホテルの リゾートフィー(resort fee)、航空券の 受託手荷物料金(baggage fee) など、日本ではあまり馴染みのない追加料金がかかることがあります。例えば、格安航空会社(LCC)は、座席指定や手荷物の追加料金を別途請求することが多いです。
税金(消費税・付加価値税)の表示方法
日本では税込み価格(tax included)税抜き価格(before tax)の両方が記載されていることが多いです。広告や商品の値札も2つ表示があるかと思います。
一方、アメリカやカナダでは販売時には税抜き価格(before tax)が表示され、会計時に 消費税(sales tax) が加算されます。予算内のお買い物をする時は注意してくださいね。

料金トラブルを避けるためには?
料金が税込みか税抜きかを確認する
日本では税込み価格の表示が一般的ですが、海外では 税抜き価格(before tax) で表示されることが多いです。そのため、実際の支払い金額が表示価格より高くなることがあります。
「Does this price include tax?(この価格には税金が含まれていますか?)」と事前に確認できると安心です。
チップの必要性を事前に把握する
旅行先の国のレストランやホテルなどでは、チップを払うのが一般的であるのか、事前に情報を調べておくことがおすすめです。また、現地では、すでに サービス料金(service charge) が含まれているのか伝票やレシートを確認し、「チップ込み(tip included)」の記載があるかチェックしましょう。
追加料金が発生しないか事前に確認する
海外のホテルやレンタカーでは、事前の説明なしに リゾートフィー(resort fee) や 保証金(deposit) が加算されることがあります。また、格安航空会社(LCC)では 手荷物料金(baggage fee) や 座席指定料金 などが別途発生することも。
「Is there an additional fee?(追加料金はありますか?)」と必ず確認し、慌てないように対応しましょう。
料金プランやキャンセルポリシーを確認する
日本国内でも注意が必要なことですが、海外でもホテルやツアーでは キャンセルポリシー(cancellation policy) によって、キャンセル時の返金額が変わります。
予約時に「How much is the cancellation charge?(キャンセル料はいくらですか?)」と確認し、解約手続きが必要かチェックしましょう。
クレジットカードの手数料やレートを確認する
海外でクレジットカードを使うと、海外利用手数料(foreign transaction fee) や 現地通貨レート によって、思ったより高い金額が請求されることがあります。
旅行に慣れてきたら「現地通貨で支払う」ことを選び、不要な手数料を避けましょう!
英会話で使える!料金に関するフレーズ集

海外旅行やショッピング、レストランでの支払い時に役立つ「料金」に関する英会話フレーズをシチュエーション別に紹介します。
料金を尋ねるフレーズ
- 〇〇の料金はいくらですか?
How much does 〇〇 cost? - 子ども料金はいくらになりますか?
What is the children’s fee? - 追加料金はかかりますか?
Is there an additional fee?
支払い時に使えるフレーズ
- クレジットカードは使えますか?
Do you accept credit cards? - 現金のみの支払いですか?
Is payment only in cash? - お会計をお願いします。
Could I have the check, please?
割引やキャンセルに関するフレーズ
- 学生割引はありますか?
Do you offer a student discount? - 返品や返金は可能ですか?
Is it possible to return or get a refund? - キャンセル料はいくらですか?
How much is the cancellation charge?
チップや税金について確認するフレーズ
- サービス料は含まれていますか?
Is the service charge included? - チップはどのくらい払えばいいですか?
How much should I tip? - この料金には税金が含まれていますか?
Does this price include tax?
料金トラブルに対応するフレーズ
- 料金が間違っているようです。
The price seems to be incorrect. - 明細書を見せてもらえますか?
Could you show me the receipt? - 事前に聞いていた料金と違います。
The cost is not what I was told in advance.

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「料金」にまつわる英語、そして文化の違いについてご紹介いたしました。いかがだったでしょうか。
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