英語コラム

仕事納めって日本だけの概念?

年末になると「今日で仕事納めた!」という声が聞こえてきますよね。「納める」という表現はどこか日本らしさを感じます。年内最後の仕事の日を仕事納めと言いますが、海外でも同じような概念はあるのでしょうか。

英語を交えながら仕事納めについてご紹介いたします。

仕事納めはlast workday of year

last workday of year」直訳すると「年の最後の仕事の日」となります。

「仕事納め」は短い名詞ですが、英語になるとこんなに長くなります。つまり、該当する直訳できる英語がありません。仕事納めはどういう時に使われる言葉であるのか、少し噛み砕いてから、英語にする必要があります。

・あなたの仕事納めはいつですか?
 When is your last workday of the year?

・今日は年内最後の仕事の日でした。
 Today was the last workday of the year.

・明日は年内最後の出社の日です。
 Tomorrow is the last workday of the year.

・昨日は仕事納めでした。
 Yesterday was the last workday of the year.

では、海外には「仕事納め」ってないの?

日本では年末年始に休業する企業がほとんど。その休暇に入る前の出社日は、一年で最後の出社日という意識が強まります。そのため、仕事「納め」という考え方が定着しています。

対して、海外では年末年始に大きな休みがありません。というのも、特にキリスト教の国ではクリスマス休暇を取る方が多いためです。

日本は年末年始を重んじ、海外ではクリスマスを重んじている。そんな背景があって、冬休みの時期が国によって少し異なります。また、海外では休暇の取り方を個人で自由に決めることが多いんだとか。日本企業のように、従業員が一斉に休むことは珍しいそうです。そのため、仕事を納める、という概念や意識が日本に比べて薄い傾向があります。

該当する英語がないのも納得ですね。

もし仕事納めについて疑問を持つネイティブに出会ったら、日本ではね……と、説明してあげましょう!

・今年最後の出社日なので同僚とランチに行きました。
 It was my last workday of the year, so I went for lunch with my coworkers.

・今日が仕事納めとなる人が多いです。
 Today is the last workday of the year for many people.

・一年の最後の就業日のことを仕事納めと言います。
 The last working day of the year is called “shigoto osame” (the last workday of the year).

仕事納めと一緒に気になる「仕事始め」の英語

仕事納めと一緒によく話題に上がるのが「仕事始め」。企業間のやり取りでも確認が必須の事項です。併せて例文を確認してみましょう!

・御社の仕事始めは何日からですか?
 When is your company’s first business day of the year?

ワールドトークで日本のことを正しく説明できるようになろう!

仕事納めについての英語をご紹介いたしました。英訳を考えてみて初めて「これって日本独自の概念なんだ」と気付かされることは多いですよね。

ワールドトークの先生は日本語と英語をバイリンガル!だから、日本で当たり前の文化について、どのように説明をすればいいのか、適切にレッスンをしてくれます。曖昧な理解のまま終わることがないので、確実に学びの一歩を進めることができます。

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