英語コラム

「そろそろ」を英語で言える?

「そろそろ家に帰らないと」や「そろそろ髪を切った方が良いよ」など「そろそろ」という言葉は日常生活でよく使いますよね。

「そろそろ」は英語でどのように表現すれば良いのでしょうか。

本記事では「そろそろ」の英語表現をご紹介致します。

そろそろってどういう意味?

「そろそろ」とはどんな意味なのでしょうか。

辞書を引いてみると下記のように書かれています。

そろそろ
  1. 動作が静かにゆっくりと行われるさま。そろり。
    「—(と)歩く」「幕が—(と)上がる」
  2. ある時期・状態になりつつあるさま。ぼつぼつ。
    「話が—佳境にはいってきた」「—出かけよう」

出典:デジタル大辞泉(小学館)

「そろそろ家に帰らないと」や「そろそろ髪を切った方が良いよ」の「そろそろ」は2に当たりますね。

It’s about time to~. そろそろ~する時間だ

It’s about time to go home.
(そろそろ家に帰る時間です。)

It’s about time to~は「そろそろ~する時間だ」という意味です。

toの後ろには動詞が入ります。

aboutが「そろそろ」を表現しています。

ニュアンスが少し変わりますが、aboutを省略することも可能です。

It’s time to go home.
(家に帰る時間です。)

日常会話ではこちらのaboutを省いた表現の方が耳にすることが多いです。

【例文】

It’s about time to get ready.
(そろそろ準備をする時間です。)
It’s about time to go to bed.
(そろそろ寝る時間です。)

It’s about time 主語+動詞の過去形 そろそろ~してもいい頃だ

It’s about time she got married.
(そろそろ彼女は結婚してもいい頃です。)

It’s about timeの後ろに主語+動詞(過去形)をつけると「そろそろ~してもいい頃だ」という意味になります。

ポイントは実際に起きていないことについて話すため、動詞は過去形を使うことです。

これは仮定法という英語の文法上のルールになります。

【例文】

It’s about time we bought a house.
(そろそろ家を買ってもいい頃です。)
It’s about time you changed jobs.
(そろそろあなたは転職してもいい頃です。)

should ~ soon. そろそろ~した方が良いよ

You should get a haircut soon.
(そろそろ髪を切った方が良いですよ。)

「そろそろ~した方が良いよ」と言いたいときはYou should ~ soon.という表現を使います。

中学や高校の英語の授業でshouldは「~すべきだ」と訳すと習いませんでしたか。

そのため、shouldはとても強制力があるきつい表現だと思っている方も多いのですがそんなことはなく「~した方が良いよ」と提案するときによく使います。

shouldをneedに換えるとより強い意味になります。

やらなければいけないことが協調されます。

You need to quit gambling soon.
(そろそろギャンブルはやめないと。)

【例文】

You should leave soon.
(そろそろ出発した方が良いですよ。)
You should think about your future soon.
(そろそろ将来について考えた方が良いですよ。)

Should we ~ soon? そろそろ~しましょうか

Should we take a break soon?
(そろそろ休憩しましょうか。)

「そろそろ~しましょうか」と相手に提案したい場合は、Should we~ soon?と疑問文を使います。

Should we~?の代わりにShall we ~?を使うこともできます。

【例文】

Should we go home soon?
(そろそろ帰りましょうか。)
Should we get some coffee soon?
(そろそろコーヒーでも飲みましょうか。)

should be ~ing soon. そろそろ~するはずだ

The bus should be arriving soon.
(バスはそろそろ来るはずです。)

「そろそろ来るはずだ」「そろそろ届くはずだ」など「そろそろ~するはずだ」と伝えたい場合はshould be ~ing soonと言います。

この場合のshouldは「~すべき」という意味ではなく「おそらく~であろう」「~なはずだ」という推量の意味になります。

【例文】

She should be coming soon.
(そろそろ彼女は来るはずです。)
The document should be arriving soon.
(その書類はそろそろ届くはずです。)

「そろそろ行かなくちゃ」を伝える英語表現

次の予定があり、そろそろ行かなきゃいけないと伝えるときの表現をご紹介します。

  • I’ve got to go.
  • I’d better go.
  • I should go.

上記の3つとも「そろそろ行かなくちゃ」と言う意味になります。

I’ve got to goは短縮されてI gotta go(アイガダゴー)と言うことも多いです。

口語的な表現で教科書には載っていませんがネイティブは頻繁に使います。

goの代わりに「出発する、出かける」という意味の”get going” を使うこともあります。

一般的によく使われる定番の表現です。

  • I’ve got to get going
  • I’d better get going.
  • I should get going.

「そろそろ終わりにしましょう」と伝える英語表現

仕事を切り上げたいときやミーティングを終わらせたいときなどに使うことができる表現をご紹介します。

call it a day 終わりにする、区切りをつける

Let’s call it a day.
(今日は終わりにしましょう。)

call it a dayは直訳すると「それを1日と呼ぶ」となり、よく意味が分かりませんが「終わりにする」「区切りをつける」という意味の表現です。

“a day”がついているので「今日は」終わりにするというニュアンスで使われます。

【例文】

You look tired, you should call it a day.
(疲れているようだから今日は終わりにしたほうがいいですよ。)

It’s almost time そろそろ時間です

It’s almost time.
(そろそろ時間です。)

It’s almost timeは「そろそろ(終わりの)時間です」という意味です。

レッスンの終わりに先生が生徒に声をかけるときやミーティングの時間の終わりを告げたいときなどに使うことができます。

【例文】

It’s almost time. Do you have any question?
(そろそろ時間になります。何か質問はありますか。)

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本記事では「そろそろ」の英語表現をご紹介しました。

「そろそろ」のように日常生活でよく使うけれども英語に直訳できない表現はたくさんありますよね。

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