英語のお笑い「スタンダップコメディ」にはまっている、パンダ先生です。
スタンダップコメディをネタに、英語を学んでいただけたら。と思って書いたのが「スタンダップコメディ」シリーズ。
S2E10(シーズン2のエピソード10)は、アメリカの政治家「バラク・オバマ」について。
スタンダップコメディとは
スタンダップコメディ(stand-up comedy)は、観客を笑わせるために行うパフォーマンスのこと。単独での話芸が一般的です。
スタンダップコメディは、英語圏のコメディのジャンルとしては主流で、「アメリカのアート」という見解もあります。
ちなみに日本のコメディは「お笑い」となっており、英語でも「owarai」と呼ばれています。
セットアップとパンチライン
漫才にボケとツッコミがあるように、スタンダップコメディにもルールがあります。それが「セットアップ(setup)」と「パンチライン(punchline)」。
セットアップは設定(フリ)、パンチラインは結果(オチ)。この考え方が、英語圏のコメディの基礎とされます(映画の脚本みたいですね)。
セットアップとパンチラインで構成された話が、ジョーク(joke)。
ジョークの例↓
“I’m on a whiskey diet… I’ve lost three days already.”(ウイスキーダイエットしてる。もう三日消えた。)
セットアップ:ウイスキーダイエットしてる。
パンチライン:もう三日消えた。
上のジョークは、イギリスのトミー・クーパーによる有名な一文ネタ(one-liner)です。
「誰が何をどう言うか(人物×脚本×演技)」でジョークのおかしみが変容するのも、スタンダップコメディの奥深さです。
アメリカのバラク・オバマ
バラク・オバマ(Barack Obama)は、アメリカの政治家。ハワイ州・ホノルル出身。アメリカの第44代大統領です。
政治家とスタンダップコメディアンは無関係に見えて、実は似ています。なぜなら両者ともスピーチのプロだからです。
政治家のスピーチは街頭演説。英語で「スタンプ・スピーチ(stump speech)」といいます。
スタンダップコメディアンが脚本(ネタ)を実演(パフォーマンス)するように、政治家も、原稿(ネタ)を、演説(パフォーマンス)します。
政治家のスピーチの中には、笑わせることを目的としたものもあります。そうなるとスタンダップコメディと区別がつきません。
有名なのが、2011年のオバマ大統領による、ホワイトハウスでのスピーチ。
ロースト(roast=いじり)というスタンダップコメディの手法を用いて、会場にいたドナルド・トランプを皮肉したもの。ネタで笑いをとりにいった、完全なパフォーマンス。
単語のおさらい
- stand-up comedy:スタンダップコメディ
- owarai:お笑い
- setup:フリ
- punchline:オチ
- joke:フリとオチのある笑い話
- one liner:一文ネタ
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