英語のお笑い「スタンダップコメディ」にはまっている、パンダ先生です。
スタンダップコメディをネタに、英語を学んでいただけたら。と思って書いたのが「スタンダップコメディ」シリーズ。
S3E10(シーズン3のエピソード10)は、アメリカのスタンダップコメディアン「モハメド・アマー」について。
スタンダップコメディとは
スタンダップコメディ(stand-up comedy)は、観客を笑わせるために行うパフォーマンスのこと。単独での話芸が一般的です。
スタンダップコメディは、英語圏のコメディのジャンルとしては主流で、「アメリカのアート」という見解もあります。
ちなみに日本のコメディは「お笑い」となっており、英語でも「owarai」と呼ばれています。
セットアップとパンチライン
漫才にボケとツッコミがあるように、スタンダップコメディにもルールがあります。それが「セットアップ(setup)」と「パンチライン(punchline)」。
セットアップは設定(フリ)、パンチラインは結果(オチ)。この考え方が、英語圏のコメディの基礎とされます(映画の脚本みたいですね)。
セットアップとパンチラインで構成された話が、ジョーク(joke)。
ジョークの例↓
“I’m on a whiskey diet… I’ve lost three days already.”(ウイスキーダイエットしてる。もう三日消えた。)
セットアップ:ウイスキーダイエットしてる。
パンチライン:もう三日消えた。
上のジョークは、イギリスのトミー・クーパーによる有名な一文ネタ(one-liner)です。
「誰が何をどう言うか(人物×脚本×演技)」でジョークのおかしみが変容するのも、スタンダップコメディの奥深さです。
アメリカのモハメド・アマー
モハメド・アマー(Mohammed Amer)は、パレスチナ系アメリカ人のスタンダップコメディアン。クウェート出身、テキサス育ち。「Mo Amer」としても知られています。
モハメド・アマーのパフォーマンスは「イスラム難民だった自分の人生について努めて笑顔でストーリーテリングする」といった味わい。
余談ですが、モハメド・アマーが脚本に参加し、アメリカのパレスチナ難民として主演を務めたドラマ「Mo」も、ユーモアに富んでいます。
「Mo」では、パレスチナ問題(Israeli–Palestinian conflict)に関して無関心で頓珍漢な人へのユーモア表現が鮮やか。(Moの名シーンがこちら。)
単語のおさらい
- stand-up comedy:スタンダップコメディ
- owarai:お笑い
- setup:フリ
- punchline:オチ
- joke:フリとオチのある笑い話
- one liner:一文ネタ
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