英語のお笑い「スタンダップコメディ」にはまっている、パンダ先生です。
スタンダップコメディをネタに、英語を学んでいただけたら。と思って書いたのが「スタンダップコメディ」シリーズ。
S4E10(シーズン4のエピソード10)は、アメリカのスタンダップコメディアン「バート・クライシャー」について。
スタンダップコメディとは
スタンダップコメディ(stand-up comedy)は、観客を笑わせるために行うパフォーマンスのこと。単独での話芸が一般的です。
スタンダップコメディは、英語圏のコメディのジャンルとしては主流で、「アメリカのアート」という見解もあります。
ちなみに日本のコメディは「お笑い」となっており、英語でも「owarai」と呼ばれています。
セットアップとパンチライン
漫才にボケとツッコミがあるように、スタンダップコメディにもルールがあります。それが「セットアップ(setup)」と「パンチライン(punchline)」。
セットアップは設定(フリ)、パンチラインは結果(オチ)。この考え方が、英語圏のコメディの基礎とされます(映画の脚本みたいですね)。
セットアップとパンチラインで構成された話が、ジョーク(joke)。
ジョークの例↓
“I’m on a whiskey diet… I’ve lost three days already.”(ウイスキーダイエットしてる。もう三日消えた。)
セットアップ:ウイスキーダイエットしてる。
パンチライン:もう三日消えた。
上のジョークは、イギリスのトミー・クーパーによる有名な一文ネタ(one-liner)です。
「誰が何をどう言うか(人物×脚本×演技)」でジョークのおかしみが変容するのも、スタンダップコメディの奥深さです。
アメリカのバート・クライシャー
バート・クライシャー(Bert Kreischer)は、アメリカ人のスタンダップコメディアン。フロリダ州・セントピーターズバーグ出身。
バート・クライシャーのパフォーマンスは、「元気で半裸のおばかな白人男性が日常生活や家族の破茶滅茶な馬鹿話で大騒ぎ」といった味わい。
しょうもないどんちゃん騒ぎと見せかけて、ぐぅのねも出ないほど正統なスタンダップコメディ。脚本は文学のよう。
話の内容は常に「なんだかんだ絶対に仲のいい家族」なので(そして笑えるので)、聞いていて幸せな気分になります。つらくない「男はつらいよ」を見ている気分。
ファミリー向けかと思いきや、ニッチ文化「熊系ゲイコミュニティ」の文脈に則って半裸を武装していて、もはやアート。
単語のおさらい
- stand-up comedy:スタンダップコメディ
- owarai:お笑い
- setup:フリ
- punchline:オチ
- joke:フリとオチのある笑い話
- one liner:一文ネタ
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