ビジネスシーンで重要なのは、的確に自分の意見やアイデアを伝えることです。
そのなかで、「つまり」という表現は、相手に自分の言いたいことを明確に伝えるのに役立ちます。
英語には「つまり」という意味の表現がたくさんありますが、ビジネスの場面ではどの表現が適しているのでしょうか。
そこで今回は、「つまり」を意味する英語表現と、ビジネスシーンで使える例文を紹介します。
ぜひ、これらの表現を使いこなして、自分の意見やアイデアをスマートに伝えましょう。
ビジネスシーンで使える!「つまり」を意味する英語表現と例文を紹介!
ここでは、「つまり」と意味する英語表現と、ビジネスで使える例文もご紹介します。
In short
In shortは、簡単に言うと、簡単に言えば、という意味の表現です。
文章を短縮するのに役立ちます。
フォーマルな表現なので、ビジネスシーンでも使用できます。
長文のメールの内容をまとめる際や、会議・プレゼンなどで使ってみてください。
ただし、in shortは、あくまで簡潔にまとめるための表現であるため、詳細な説明を必要とする場合には、他の表現を選択する必要があります。
【例文】
- In short, we need to increase sales.
(つまり、私たちは売上を増やす必要があります。)
- In short, we need to cut costs if we want to stay profitable.
(簡単に言えば、収益を確保したいなら、コスト削減が必要です。)
I mean
I meanは、「つまり」という意味を持つ表現。
カジュアルなシーンなど、さまざまな場面で使われます。
I meanは、前述の説明をより詳しく説明するためや、間違いを訂正する際などに使用されます。
また、話し手が相手に何を言いたいのかを明確にするためにも使われるフレーズです。
【例文】
- The meeting starts at 10 AM, I mean, in one hour from now.
(10時から会議が始まります。つまり、今から1時間後です。)
- We need to finish this report by Friday, I mean, it’s really important for the meeting.
(金曜日までにこのレポートを終わらせる必要があります。会議にとって非常に重要だからです。)
To put it simply
To put it simplyは、説明を簡潔にまとめるときや、相手にわかりやすく説明する際に使われる表現です。
【例文】
- To put it simply, our company produces eco-friendly products.
(簡単に言えば、私たちの会社はエコフレンドリーな製品を生産しています。)
- To put it simply, we need to increase our sales to stay competitive in the market.
(簡単に言えば、競争力を維持するためには、販売を増やす必要があります。)
なお、似たような表現に【To put it differently(つまり)】や、【to put it briefly(手短に言うと)】などがあります。
In other words
In other wordsは、直前に述べたことを別の言い方で表現する際に使われます。
また、相手が理解しやすくなるように、よりシンプルな表現に置き換えたいときにも使えるフレーズです。
よく文頭に使用されます。
【例文】
- In other words, we need to cut costs to improve profitability.
(つまり、収益性を改善するためにはコストを削減する必要があります。)
- The deadline for the project is in two weeks, in other words, we have to work efficiently to finish everything on time.
(プロジェクトの締め切りは2週間後です。つまり、私たちは効率的に働いて、すべてを期日までに終わらせなければなりません。)
That is to say
That is to sayは、つまり、すなわち、という意味を持ちます。
前述のことを簡潔にまとめたり、別の言い方でより正確に説明したりする際などに使用されます。
【例文】
- We need to focus on increasing revenue, that is to say, we need to find ways to attract more customers.
(収益を増やすことに注力する必要があります。つまり、より多くの顧客を引き付ける方法を見つける必要があります。)
- The project needs to be completed by the end of the month, that is to say, we have only two weeks left to finish it.
(プロジェクトは月末までに完了する必要があります。つまり、残り2週間しかありません。)
In essence
In essenceは、本質的に、要するに、という意味を持ちます。
重要なポイントを強調するのに使われます。
【例文】
- In essence, our company values innovation and creativity above all else.
(要するに、私たちの会社は何よりも革新性と創造性を重んじています。)
- The new marketing campaign is, in essence, about increasing brand awareness among younger consumers.
(新しいマーケティングキャンペーンは、要するに、若い消費者の間でブランド認知度を高めることです。)
To sum up
To sum up は、前述の点をまとめたり、要約したりするときに使われる表現です。
プレゼンやスピーチの最後に、まとめを述べるときなどに使われます。
カジュアルなシーンより、フォーマルなシーンに適したフレーズです。
【例文】
- To sum up, our company has achieved record profits this quarter.
(つまり、当社は今期、過去最高の利益を達成しました。)
- We need to increase sales. To sum up, we need to create a better marketing strategy.
(私たちは売上を増やす必要があります。つまり、より良いマーケティング戦略を作る必要があります。)
「つまり」を意味する7つの英語表現をマスターしよう!
ビジネスシーンで「つまり」という表現を使うことで、自分のアイデアや意見を相手に明確に伝えられます。
ただし、「つまり」を意味するそれぞれの英語表現には微妙な違いがあるので、状況に応じて使い分けることが大切。
同じ表現ばかりを使うと稚拙な印象を与えてしまうため、さまざまな表現をマスターするようにしましょう。
この記事でご紹介した英語表現を、ビジネスシーンで使いこなして、外国人の顧客や上司、同僚とより効果的なコミュニケーションを目指してくださいね。
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