和英辞典はそんなに使わなくていい
小学校の頃から辞書の匂いが好きでした。
辞書という存在もとても好きだったので8歳で日本に帰国するときに何を買って帰りたい?と両親に聞かれて「英語の辞書」と答えました。
そしたら、なぜか母はスヌーピーの子ども用英英辞典を先輩ママから譲り受けてきました。
これじゃないんだけどなあ~とがっかりしました・・・。
結局ちゃんとした英和辞典を買ってもらったのは高校に入った時。
嬉しくて、パラパラめくっては顔をうずめていましたっけ(匂いを楽しんでいた)。
そしてボロボロになるまで使いました。
でも和英辞典は結構きれいなままでした。
和英辞典って使わなかったですね。
英作文のときも自分のボキャブラリーの中でやりくりしていました。
結果的には、それで正解でした。
やりくりの技術が大切なのはお金も言語も一緒だと思います!
英和で調べたら和英で確認する
さて、「英語でなんて言うんだっけ?」という時、紙の辞書、電子辞書、オンライン辞書・・・
選択肢が増えましたね。
最近はインターネットで調べる人が多いと思います。
手っ取り早いし、音声も確認できて便利です。
ですが、出てきた単語をそのまま使うのは危険かも。
そこで、調べた単語を今度は逆に英和辞典で調べてみましょう。
様々な発見がありますよ。
ですが、一番の目的は「誤用」を防ぐことです。
例えば「私はがっかりした」と言いたいけれど「がっかりした」の英語表現がわからないとき。
「がっかりした 英語」でGoogle検索すれば「disappointed」が出てきます。
と、ここでそのまま、「I disappointed.」と書いてしまっては・・・NO!
そのまま使わず、disappointedを英和辞典で調べてみます。
または、「disappointed 使い方」でGoogle検索。
すると様々な例文に当たることが出来ます。
そうか、「I disappointed」ではなく、「I was disappointed」だったんだなあ、と軌道修正することが出来るのです。
単語だけではなく、使い方が分かれば応用がきくようになりますね。
画像検索も楽しい♪
何気ない単語が気になることはありませんか。
「雑巾ってなんていうんだろう?」とか。
そこで「ぞうきん 英語」でgoogle検索したら・・・
elephantって出てきました(笑)!
これは明らかに違うので某ネット辞書を訪ねてみると「dustcloth; duster; floorcloth」が出てきました。
はあ、3つもあるなあ。
でも、床拭き限定ではないのでfloorcolthではないかな。
今回は形があるものなのでGoogleの画像検索をやってみましょう。
dusterだけ、全く違うものの画像が出てきましたね!
自動車の画像が目白押し・・・。
dusterじゃないのかなあ、と不安になります。
そこで、掃除道具なのでduster for cleaningで検索してみましょう。
ハンドル付きのお掃除道具が出てきました。
やっぱりちょっと、違いそうですね。
今度はdustclothを画像検索すると納得の写真がいくつか出てきます。
というわけで、このやり方で画像検索を続けているとdustclothが日本人がイメージする「雑巾」に近いということが分かってきます。
ついでにお掃除に関するあれこれを書いたブログや動画も見つかりますのでこういうのを見ていると
「なんだ、clothだけでもいいのか」とか
「cleaning clothといってもいいんだな」とか
単語のニュアンスについて知識が広がっていきます。
特にdustclothはからぶき用の雑巾、というニュアンスがあります。
最近はmicrofiber clothもありますね。
単にclothといってもよいでしょう。
ちなみに、私がいた地域では雑巾を見かけたことがありませんでした。
学校でも雑巾は使いませんし(そもそも「掃除の時間」がない)ペーパータオルを濡らしてデスクを拭くくらいでした。
家庭では、スポンジでお掃除する習慣があるようでした。
そんなお掃除文化あれこれも調べてみて初めて気づくことがあるかもしれません。
是非楽しみながらボキャブラリーを増やしてもらえたらと思います。
\ ワールドトークでJunko N.先生のレッスンを受けられます! /