二兎を追う者は一兎をも得ず🐰。馬の耳に念仏🐎。日本語のことわざには動物が出てくる表現があるように、英語にもあります。あなたはいくつ知っているでしょうか?
昨年10月にアメリカに滞在したときに、私は日本人にはあまり知られていないディズニー映画を見ました。その中で、”until the cows come home 🐮” という表現があったのですが、「映画に牛のキャラクターなんていないよ?」と思わず困惑。
実はこの、until the cows come homeとは、「ずっと長い間」と意味します。
直訳すると、牛が家に帰るまで。牛は歩くのが遅く、自分では家に帰るまでの道順を覚えているかも怪しい生き物です。そこから、「ずっと長い間」という意味になったそうです。
このように動物が出てくる英語フレーズがいくつもあるので、今回は少しだけ紹介します。
① butterflies in my stomach
英語学習系のYouTubeやInstagramでもときどき紹介されているフレーズです。直訳すると、胃のなかにいる蝶々🦋となってしまうのですが…。
こちらは「(イベントや発表の前に)緊張で落ち着かない」様子を表現します。
Before an English exam, I had butterflies in my stomach.
英語のテストの前に、私は緊張で落ち着かなかった。
I’m nervous. ではなく、こちらのフレーズを言えると英語に慣れているように聞こえますよ。
② a whale of a time
whale はクジラ🐳 ですが、このフレーズは「楽しい時間」という意味です。
「楽しい時間を過ごす」と表現するなら、動詞は have や spend がオススメです。
We had a whale of time in Hawaii last summer.
私たちは昨年の夏にハワイで楽しい時間を過ごした。
③ the elephant in the room
「部屋の中のゾウ🐘」だなんて、直訳すると笑ってしまいそうなシチュエーションですが、もちろん違います。
実はこれ、「(みんな気づいているけれど公には議論したくない)センシティブな問題」という複雑な状況を表しています。
During the meeting, everyone was avoiding the elephant in the room.
会議の間、みんなセンシティブな問題を避けていた。
友達同士の会話よりは、ビジネスや新聞・ニュース等で聞く機会が多い表現ですね。
最後に
いかがでしたか?
楽しい英語の勉強法の1つに、海外の映画やドラマを見ることが挙げられます。もしセリフの中でストーリーに関係のない動物や生き物の英語が出てきたら、それは英語フレーズの可能性大!
ぜひご自身の英語の語彙を増やしてみてくださいね。

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