前回は自分の英語力にぴったりな洋書選びのコツについて紹介しました。しかし、オーディオブック派の方もいるのではないでしょうか。
実は、オーディオブックは1人で英語を学ぶのにオススメな教材(デバイス?)なのです。リスニング力を高めることはもちろんですが、スピーキング力の向上にも役立ちます。ということで、今回はオーディオブックならではの英語の勉強方法について紹介します。
オーディオブック&洋書を一緒に使おう!
この練習方法では、一冊の洋書とその洋書と全く同じオーディオブックを用意しましょう。英語学習者用に作り替えられた洋書もありますが、その際はレベルによって多少の語句が変更されている場合があります。それを防ぐためにも、全く同じものかどうかを確認することが大切です。
速く英文が読めるようになる
オーディオブックを流しながら、洋書でも同じ内容の箇所を読んでみましょう。当たり前ですが、オーディオブックなしで読むときよりも文章をより速く目で追わないといけません。じっくり英文を味わうように読む。単語を一つずつ調べて読むのもいいですが、英語力の強化のためにオーディオブックを使うなら、ぜひ速読の練習をしてみてください。
スピーキング・リスニング力を鍛えられる
こちらは一冊の洋書と同じオーディオブックだけで十分に練習することができます。
1〜4の順を追って取り組むと、より英語力を鍛えられるので、ぜひ頑張ってみましょう。
1. 1章またはキリのいいところまで(数ページ程度)オーディオブックのみで聞いて、どんな話だったかをまとめる。頭で内容を整理してもいいし、簡単にメモをしても良い。
2. ①ですでに聞いたページを洋書とオーディオブック共に使って速読の練習をする。聞き取れなかった箇所や単語があったかどうかを確認する。知らない語彙があれば調べる。
3. ①と②で準備した箇所を目で追いながら、オーディオブックと同時に声に出して読む練習をする。息継ぎの箇所を確認する。できれば同じ箇所を5回以上は練習してほしいです。
*1日5回という意味ではありません。
4. ③で練習した箇所をオーディオブックなしで音読する。
この流れで音読を練習することで、単語の発音やリンキングを学ぶことができます。最初はオーディオブックの英語の速さに圧倒されるかもしれません。しかし何度か音読練習をすると早さに慣れてきます。この”慣れ” が大事で、何度も練習をすると早めの英語を聞き取ることができるようになります。
同じページや章を繰り返し練習するのがコツです。英語を速く、はっきりと発音しながら話す口を鍛えることができるのです。
最後に
わたしがアメリカに留学していた頃、一緒に住んでいたハウスメイト(=英語が母国語ではない)が授業やプレゼンの前にこの洋書とオーディオブックを一緒に使った練習法を実践していました。
時間のある時にこの方法で英語の練習をしてもいいですが、英会話のレッスン前や英語で発表・仕事をするまでに1ページほどオーディオブックと一緒に音読練習をすると、その後にしっかり英語を発音できるようになるのでオススメです。
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